炭酸水メーカーはコスパ悪い?1本あたりの実費と元が取れる期間を検証

炭酸水メーカーを調べていると、コスパが悪い、思ったより安くならなかった、という声が必ず目に入ってきます。カタログには1本20円と書いてあるのに、実際に使った人からは1本30円を超えたという報告も出てきて、どちらを信じればいいのか迷ってしまいます。

結論から言うと、炭酸水メーカーのコスパは飲む量と炭酸の強さで大きく変わります。1日500ml以上飲む人なら、本体代はおおむね1年以内に回収でき、2年目以降は市販のペットボトル炭酸水より年3万円以上安くなります。逆に週に数本しか飲まない人は、置き場所と手間を考えると割に合いません。

この記事では、2026年8月時点の公式価格をもとに、市販のペットボトル・シリンダー式・カートリッジ式の1本あたりの実費を計算し直しました。そのうえで、飲む量別に元が取れるまでの期間を試算し、コスパを上げる具体的なコツと、価格と運用コストで選んだおすすめ10選までまとめています。

なお本文の価格は、ソーダストリームについてはすべて公式サイトのスターターキット価格(税込)で統一しています。本体だけの価格やアウトレット価格と混ざると、初期費用の比較を大きく誤ってしまうためです。

目次

炭酸水メーカーはコスパ悪いと言われる4つの理由

炭酸水メーカーは1本20円前後で作れるとうたわれる一方で、思ったほど安くならなかったという声も見かけます。まずは、コスパが悪いと感じられてしまう理由を4つに分けて確認していきましょう。

カタログの1本18円は標準的な炭酸の強さで出した理論値

炭酸水メーカーの広告でよく見かける1本あたり18円、20円といった数字は、標準的な炭酸の強さで、ガスシリンダーを最後まで使い切ったときの計算値です。ソーダストリームの公式サイトも、500mlあたり約20円という表記の根拠として、60Lのガスシリンダー1本でペットボトル約120本分が作れるという前提を示しています。

実際に計算してみると、交換用の60Lガスシリンダーは1本2,580円(税込)ですので、2,580円÷120本=1本あたり約21.5円になります。ここに水道水の代金(500mlで0.1円未満)が乗るだけですから、前提どおりに使えばカタログの数字はおおむね正しいと言えます。

問題は、この前提が自分の飲み方と一致しているかどうかです。標準的な炭酸というのは、市販でいえばおだやかな炭酸水に近い強さで、強炭酸が好きな人が満足できる濃さではありません。ここに気づかないまま、強炭酸を作り続けて、こんなに減るのはおかしいと感じる人が多いのです。数字が間違っていたのではなく、自分の飲み方に対応する数字を見ていなかった、というのが実態に近い理由です。

強炭酸にするとガスの減りが早く1本あたりの実費が上がる

炭酸水メーカーは、ボタンを押す回数やレバーを引く回数でガスの注入量を決めます。強炭酸にしたければ押す回数を増やすので、当然ながら1本作るのに使うガスの量も増え、シリンダーの持ちは短くなります

ソーダストリームのコストシミュレーションでは、強炭酸で作った場合の目安として500mlあたり約33円という数字が案内されています。標準の約20円と比べると1.6倍です。実際に計量しながら検証したレビューでは、通常の強さで約36円、強炭酸で約47円という報告もあり、飲み方によっては市販のPBブランドの炭酸水と大差なくなる場合もあります。

つまり、コスパが悪いという評価の多くは強炭酸で毎日たっぷり飲む人の実感から出ているということです。ここを理解したうえで、後述する冷水を使う、142Lの大容量シリンダーが使える機種を選ぶといった対策を取れば、強炭酸派でも1本あたりを十分に抑えられます。

本体代とガスシリンダーの初回購入代で初期費用がふくらむ

もうひとつの理由が、はじめにまとまったお金が出ていくことです。ソーダストリームのスターターキットは、いちばん安いGAIAで13,200円(税込)、定番のTERRAで14,850円(税込)。ドリンクメイトも、水以外に使えるシリーズ620で18,568円(税込)です。

さらに、ガスシリンダーには新規購入と交換用の2種類の価格があります。スターターキットには1本目が同梱されているので最初は気になりませんが、2本目を予備として持ちたい場合は新規購入扱いになり、ソーダストリームで4,150円、ドリンクメイトの142Lマグナムなら7,300円かかります。この金額を知らずに買うと、想定外の出費に感じてしまいます。

以下が初期費用の内訳です。買う前に総額を把握しておくと、あとから割高だったと感じにくくなります。

費目 金額の目安(税込) 補足
本体(スターターキット) 9,900円〜33,000円 ガスシリンダー1本・専用ボトル1本が同梱
予備のガスシリンダー(新規) 4,150円〜7,300円 任意。切らしたくない人向け
追加の専用ボトル 2,200円前後/1L 1本 家族で使うなら2本目があると便利
2本目以降のガス(交換用) 2,380円〜3,980円 空容器の返却が前提

シリンダー交換に行く手間や送料が見えない出費になる

ガスシリンダーは高圧ガスの容器なので、家庭ごみとして捨てられません。使い終わったら販売店に持ち込むか、宅配で返却して中身の入ったものと交換します。この交換にかかる時間と交通費、あるいは送料が、価格表には出てこない負担になります。

公式オンラインショップで交換する場合、シリンダー代2,580円に加えて、代金引換手数料330円と送料500円がかかるケースがあります。1本あたり3,410円になると、500mlあたりは約28円まで上がる計算です。一方、公式のお得便のようなまとめ交換の仕組みを使えば手数料と送料が不要になり、家電量販店やスーパーの店頭交換なら2,580円のまま済みます。

つまり、交換の方法を選ぶだけで1本あたりの実費は20円台前半から30円近くまで動きます。買う前に自宅や通勤経路の近くに交換できるお店があるかを調べておくと、この見えない出費を最初から回避できます。

1本あたりの実費で比較|市販ペットボトル炭酸水と炭酸水メーカー

実際のところ、1本あたりいくらかかるのでしょうか。市販のペットボトルと、シリンダー式・カートリッジ式で作った場合の費用を、水代まで含めて並べて比べていきます。

市販の炭酸水は1本あたりいくらかかっているか

比較の土台になるのが、いま買っている市販の炭酸水の単価です。買う場所によって、同じ500mlでも倍以上の差が出ます。

コンビニで1本ずつ買うと、定番のウィルキンソン タンサン 500mlはおおむね100円台。スーパーやドラッグストアのプライベートブランドなら60〜70円台で並ぶこともあります。通販で24本入りのケースを買うと、最安値クラスで1,680円前後、1本あたり約70円という水準です。

この記事では、もっとも現実的な比較対象として1本70円(通販の箱買い)を基準にします。コンビニ中心の人はここが100円になるので、炭酸水メーカーの優位はさらに大きくなると考えてください。

買い方 1本(500ml)あたり 1年間(1日1本) 備考
コンビニで都度買う 約100〜120円 約36,500〜43,800円 持ち帰る手間が毎回かかる
スーパーのPB商品 約60〜70円 約21,900〜25,600円 在庫切れのことがある
通販で24本ケース買い 約70円 約25,600円 保管スペースと受け取りが必要
2Lペットボトル 約25〜30円換算 約9,100〜10,900円 開封後に炭酸が抜けやすい

シリンダー式(60L・142L)で作ったときの1本あたりの費用

シリンダー式は、繰り返し使えるガスボンベを交換しながら使う方式です。1本あたりの実費は、シリンダーの容量と交換価格でほぼ決まります

ソーダストリームの60Lシリンダーは交換用で2,580円。500mlのペットボトル約120本分が作れるので、1本あたり約21.5円です。ドリンクメイトの60Lは交換用2,380円で同じく約120本分、1本あたり約19.8円になります。

大きな差が出るのが、ドリンクメイトが対応する142Lのマグナムシリンダーです。交換用3,980円で142L分、つまり500ml換算で約284本分が作れるため、1本あたり約14円まで下がります。60Lの約20円と比べて3割安く、市販の箱買い(約70円)と比べれば5分の1です。

ガスの種類 交換価格(税込) 作れる量 500ml 1本あたり 対応機種の例
ソーダストリーム 60L 2,580円 約120本 約21.5円 TERRA・GAIA・ART・E-TERRA・DUO
ソーダストリーム 60L(コストコ2本セット) 約2,380円/本 約120本 約19.8円 同上(会員のみ・交換もコストコ限定)
ドリンクメイト 60L 2,380円 約120本 約19.8円 シリーズ580・620・640・650・660
ドリンクメイト 142L(マグナム) 3,980円 約284本 約14円 シリーズ620・640・650・660

なお、この単価は標準的な炭酸の強さで使い切った場合です。強炭酸で作ると注入回数が増えるため、実費はおおむね1.5〜2倍(500mlで30〜45円程度)まで上がると見ておくと、後から落胆せずに済みます。

カートリッジ式は手軽さと引き換えに1本あたりが高め

カートリッジ式は、8g前後の使い切りガスカートリッジを1回ずつ装着して炭酸水を作る方式です。ガスシリンダーの交換や返却が一切いらないのが最大の利点ですが、1本あたりのコストはシリンダー式の2〜3倍になります。

ソーダスパークル マルチスパークル3の場合、カートリッジ24本セットが2,480円前後。カートリッジ1本で1Lの炭酸水を作るので、1Lあたり約103円、72本のまとめ買いなら約96円です。500ml換算では約48〜52円となり、市販の箱買い(1本70円)よりは安いものの、シリンダー式の約14〜21円には遠く及びません。

それでも選ぶ価値があるのは、飲む量が少ない家庭です。シリンダー式は本体代が高いぶん、飲まなければ回収できません。カートリッジ式は本体が1万円以下で、使った分だけ費用が発生するので、週に2〜3本というペースなら、むしろこちらの方が総額は安くなります

水道水とミネラルウォーターで原価はここまで変わる

見落とされがちですが、炭酸水メーカーのコスパを左右するもうひとつの要素が、元にする水を何にするかです。

東京都水道局の料金計算の考え方では、口径20mmで1か月24立方メートルを使った場合、1立方メートルあたりの単価は税込で約147円です。1立方メートルは1,000Lですから、東京都水道局が示す計算方法にあてはめると1Lあたり約0.15円、500mlならわずか0.07円ほどになります。ほぼ無視できる金額です。

これがミネラルウォーターになると話が変わります。2Lのペットボトルが100円前後だとすると、500mlあたり約25円。ガス代の約21.5円を足すと1本あたり46円を超え、市販の箱買い(70円)との差が一気に縮まります。宅配水を使えばさらに上がります。

そのため、コスパを重視するなら水道水か、浄水した水道水を使うのが基本です。水道水の味が気になる場合は、浄水機能のある設備を使うと解決します。飲み水の全体コストを見直したい人は、水道水の浄水型ウォーターサーバーの比較記事もあわせて読むと、月々の総額をイメージしやすくなります。

炭酸水メーカーで元が取れるのはいつ?飲む量別に試算

ここからは、市販の箱買い(1本70円)から乗り換えたとき、本体代を何本で回収できるかを計算します。前提は、シリンダー式が1本あたり約21.5円(ソーダストリーム60L)、142L運用のドリンクメイトが約14円です。

1日500mlを飲む人の場合

1日1本ペースだと、年間365本。1本あたり約48.5円の差が出るので、1年で約17,700円の節約になります。

この条件でGAIA(13,200円)を買った場合、13,200円÷48.5円=約273本、つまり約9か月で本体代を回収できます。TERRA(14,850円)なら約307本で約10か月。1年を待たずに元が取れる計算です。

142Lシリンダーが使えるドリンクメイト シリーズ640(15,900円)なら、1本あたりの差が56円に広がるので約284本、こちらも約9.5か月です。1日500mlというのは、コンビニで毎日1本買っている人の量とほぼ同じですから、多くの人にとって現実的なラインだと言えます。

1日1Lを飲む人の場合

1日2本ペースになると、回収スピードは単純に2倍になります。年間730本で年間約35,400円の節約です。

GAIAなら約4.5か月、TERRAでも約5か月、電動のE-TERRA(24,200円)でも約8.2か月で回収できます。高価格帯のDUO(29,700円)でも約10か月ですので、1日1L飲む人はどの機種を選んでも1年以内に元が取れると考えて差し支えありません。

この量になると、買い出しの負担も見逃せません。1日2本なら1か月で60本、2Lペットボトル換算でも15本を運ぶことになります。金額だけでなく、重い荷物を運ばなくてよくなる価値が上乗せされます。

家族で1日2L以上使う場合

家族4人で炭酸水を飲む、料理やお酒にも使うといった家庭では、1日4本(2L)を超えることも珍しくありません。この場合は年間1,460本、節約額は約70,800円にのぼります。

TERRAなら約2.5か月、最上位のensō級の価格帯でも半年強で回収できる計算です。ここまで来ると、本体代の高さは実質的に判断材料から外れ、使い勝手と手間で選んでよい段階になります。

ただし注意点がひとつ。この量だと60Lシリンダーは1か月ちょっとで空になります。交換の頻度が生活の負担になりやすいので、142Lのマグナムシリンダーに対応したドリンクメイトのシリーズ620・640・650・660を軸に検討するか、ソーダストリームなら予備シリンダーを1本持っておくのが現実的です。

飲む量 年間の本数 年間の節約額 GAIA(13,200円)の回収 TERRA(14,850円)の回収
1日500ml(1本) 365本 約17,700円 約9か月 約10か月
1日1L(2本) 730本 約35,400円 約4.5か月 約5か月
1日2L(4本) 1,460本 約70,800円 約2.3か月 約2.5か月
週3本 156本 約7,600円 約1年9か月 約2年

週に数本しか飲まない人は元が取りにくい

正直にお伝えすると、週に2〜3本というペースでは、シリンダー式の本体代を回収するのに2年前後かかります。専用ボトルの使用期限(ソーダストリームの場合は約3年)とほぼ同じ長さですから、回収し終わるころにボトルの買い替えが来る、という状態になりかねません。

この場合の選択肢は3つあります。ひとつは、初期費用が1万円以下のカートリッジ式にすること。もうひとつは、ドリンクメイト シリーズ580(9,900円)のように本体が安いシリンダー式を選ぶこと。最後は、無理に買わず市販のペットボトルを続けることです。

コスパの良し悪しは製品の性能ではなく、自分の飲む量との相性で決まります。飲む量が少ないと分かっているなら、買わないという判断もまったく間違いではありません。

コスパが悪いと感じてしまう人に共通するつまずき

同じ機種を使っていても、損をしたと感じる人と満足している人に分かれます。その差はたいてい使い方にあり、つまずくポイントもある程度決まっています。

作る回数が月に数回しかなく本体代が回収できない

もっとも多いのが、買った直後は毎日使っていたのに、いつの間にか月に数回になっていたというパターンです。この状態だと、1本あたりの単価がいくら安くても、本体代の割り算の分母が増えないので、いつまでも元が取れません。

原因のほとんどは、置き場所にあります。棚の奥や床置きにしてしまうと、出して、水を入れて、注入して、しまうという工程が面倒になり、冷蔵庫を開けてペットボトルを取る行動に負けてしまいます。キッチンの手が届く場所に出しっぱなしにできるかどうかが、使用頻度を分ける最大の要因です。

対策としては、幅13cm前後のスリムな機種を選ぶ、電源不要のモデルにしてコンセントの位置に縛られないようにする、といった買う前の工夫が効きます。すでに持っている人は、置き場所を変えるだけで使用頻度が戻ることが多いので、まずそこから試してみてください。

毎回ミネラルウォーターで作っていて水代がかさむ

前の章でも触れましたが、ミネラルウォーターで作ると原価は一気に2倍以上になります。500mlあたりガス代21.5円+水代25円で、合計46.5円。市販の箱買いが70円ですから、差は23.5円しかありません。

この状態でTERRA(14,850円)を回収しようとすると約632本、1日1本ペースで1年9か月かかります。安くならないと感じるのも当然です。

解決策は単純で、水道水か浄水した水を使うことです。日本の水道水は水質基準に関する省令で定められた項目をすべて満たすよう管理されており、そのまま飲用できます。においが気になる場合は、汲み置きして冷蔵庫で数時間冷やすだけでも印象が変わりますし、あとで説明するとおりよく冷えた水はガスがよく溶けるので、結果としてガスの節約にもつながります

炭酸が抜けて作り直しになり二度手間になっている

作ったのにすぐ気が抜けてしまい、もう一度注入し直す。この繰り返しも、実費を押し上げる隠れた原因です。作り直しは、そのままガス代の二重払いになります

炭酸が早く抜ける主な理由は3つです。常温の水で作っている、注入後に強く振っている、専用ボトルのキャップをしっかり閉めずに保管している。特に水の温度の影響は大きく、二酸化炭素は冷たい水ほどよく溶けるので、5℃前後まで冷やした水と常温の水では、同じ注入回数でも仕上がりの強さがはっきり変わります

対策は、水を冷蔵庫で十分に冷やしておくこと、作ったらすぐキャップを閉めて冷蔵庫に戻すこと、飲むときは氷を入れずそのまま注ぐことです。この3点を守るだけで、注入回数を1〜2回減らせることも多く、シリンダーの持ちが目に見えて変わります。

シリンダーの交換場所が近くになく交通費や送料がかかる

シリンダーの交換は、家電量販店やホームセンター、スーパーなどの取扱店に空容器を持ち込むのが基本です。ところが近所に取扱店がないと、往復の交通費や宅配の送料が毎回のしかかります

公式オンラインショップで1本ずつ交換すると、シリンダー代2,580円に代金引換手数料330円と送料500円が加わり、実質3,410円。1本あたりに直すと約28円で、店頭交換より6円以上高くなります。年間730本作る家庭なら、この差だけで年4,000円以上の違いになります。

回避策は3つです。公式のお得便のような2本以上のまとめ交換を使って手数料と送料をなくす。買い物のついでに寄れる取扱店を1軒決めておく。あるいは、142Lのマグナムシリンダーが使える機種にして交換の回数そのものを半分以下に減らす。買う前に、自宅から通える範囲に交換できる店があるかを地図で確認しておくことを強くおすすめします。

炭酸水メーカーのコスパを上げる5つのコツ

炭酸水メーカーにかかる費用は、機種の選び方と使い方しだいで大きく下げられます。ここでは、今日から実践できる5つのコツを紹介します。

142Lの大容量ガスシリンダーが使える機種を選ぶ

1本あたりの実費をもっとも大きく下げられるのが、142Lのマグナムシリンダーに対応した機種を選ぶことです。対応するのはドリンクメイトのシリーズ620・640・650・660で、ソーダストリームの現行モデルは60Lのみの対応です。

数字で見ると差は明確です。60Lの交換用が2,380円で約120本分(1本あたり約19.8円)に対し、142Lは3,980円で約284本分(1本あたり約14円)。約3割の削減で、年間730本作る家庭なら年間約4,200円の差になります。

さらに効くのが交換回数の削減です。1日2L使う家庭だと60Lシリンダーは約1か月で空になりますが、142Lなら約2.4か月持ちます。年12回だった交換が年5回で済むので、店頭に運ぶ手間も送料も半分以下です。ただし142Lのシリンダーは高さも重さもかなりのものになりますので、保管場所の確保だけは先に考えておいてください。

交換用シリンダーは店頭交換やまとめ買いで安くする

同じシリンダーでも、買い方次第で1本2,380円から3,410円まで、1,000円以上の幅があります。これは1本あたりに直すと約19.8円と約28円の差ですから、無視できません。

安く抑えられるのはコストコの2本セット(1本あたり2,380円前後)ですが、コストコで買ったシリンダーはコストコでしか交換できないため、通える人限定の選択肢です。現実的なのは家電量販店やスーパーの店頭交換で2,580円、ポイント還元が10%付く店なら実質2,322円まで下がります。公式サイトのお得便のようなまとめ交換も、代金引換手数料330円と送料500円が不要になるため店頭と同水準です。ソーダストリームの案内では、60Lを2本ずつ交換するお得便を使うと、その都度2本ずつ購入する場合と比べて3回コース(計6本)で2,490円、5回コース(計10本)で4,150円安くなります。

避けたいのは、1本ずつ都度オンラインで交換することです。手数料と送料が毎回加算されます。なお、ネットオークションやフリマアプリで安いシリンダーを見かけることがありますが、高圧ガス保安協会もインターネットでの高圧ガス取引について注意を呼びかけています正規の販売店以外での購入は安全面のリスクがあるため避けてください

よく冷やした水を使ってガスの使用量を減らす

お金をかけずにできて、効果がはっきり出るのがこれです。二酸化炭素は水温が低いほどよく溶けるため、冷えた水を使うと少ない注入回数で強い炭酸が作れます

目安として、冷蔵庫でしっかり冷やした5℃前後の水と、常温の20℃前後の水では、同じ注入回数でも仕上がりの強さが体感でわかるほど違います。強炭酸を求めて押す回数を増やしていた人が、冷水に変えるだけで1〜2回減らせるケースは珍しくありません。押す回数が3回から2回になれば、それだけでガス代は3分の1減ります。

運用としては、専用ボトルに水を入れて冷蔵庫に常備しておき、作るときに取り出す形がおすすめです。前日の夜に入れておけば朝には十分冷えています。ボトルをもう1本追加(1L 2,200円前後)して、冷やす用と使う用を回すと、待ち時間がなくなって使用頻度も上がります。

キャッシュバックや満足保証のキャンペーン時期に買う

本体の初期費用は、買う時期でかなり変わります。ソーダストリームは春と夏を中心にキャッシュバックキャンペーンを実施しており、2026年夏のキャンペーンでは先着1万名を対象に、ensōで10,000円、TERRA・ART・E-TERRA・DUOなどの対象モデルで2,000円のキャッシュバックが案内されています(2026年9月23日までの購入分、レシート発行日の翌日から14日以内の応募)。

2,000円のキャッシュバックはTERRAの本体価格の13%にあたり、回収期間を1か月以上短縮できる計算です。またGAIAのように、公式ショップで期間限定価格として大きく下がるモデルもあります。急ぎでなければ、キャンペーンの実施状況を確認してから買うだけで数千円変わります

もうひとつ、2026年は満足保証キャンペーンも並行して実施されています。2026年5月18日から10月25日までに正規販売店で対象のスターターキット(ensō・DUO・E-TERRA・Source POWER・ART・TERRA・GAIA)を購入し、満足できなかった場合は、購入日の翌日から45日以内の応募でマシンの購入代金が返金されます(応募は1人1回まで)。合わなければ返せる仕組みですので、続けられるか不安でレンタルを探している人は、この期間に買ってしまう方が結果的に安く済むことが多くなります。

保証面の特典も見逃せません。ソーダストリームは全モデルに2年保証が付き、クイックコネクト対応モデルはブランドサイトで会員登録すると合計4年保証になります。長く使うほどコスパは良くなりますので、購入後の会員登録はその場で済ませておきましょう。

レンタルや型落ちモデルで本体の初期費用を下げる

続けられるか不安な人は、いきなり買わずに試す方法もあります。ソーダストリーム公式の月額レンタル(マンスリープラン)は2023年2月末で新規受付を終了していますが、家電レンタルのモールや短期レンタルのサービスでは、いまも炭酸水メーカーを借りられます。月額1,000円台から、週単位のレンタルまで選択肢があります。

もうひとつが型落ちモデルです。ソーダストリームのSPIRITのように、現行ラインナップから外れてアウトレット在庫のみになった機種は9,900円前後で手に入ることがあります。ただし旧方式のねじ込み式シリンダーにしか対応しない場合があり、将来的にガスの入手性が落ちるリスクがあります。長く使う前提なら、現行のクイックコネクト対応モデルを選ぶ方が安心です。

なお、レンタルは月額を払い続けると購入額を超えます。1年以上使う見込みがあるなら、最初から買った方が総額は安く済みます。レンタルはあくまで、生活に合うかどうかを見極める1〜2か月のお試しとして使うのが賢い使い方です。

コスパ重視で選ぶ炭酸水メーカーの選び方

本体価格の安さだけで選ぶと、あとからガス代や消耗品でかえって高くつくことがあります。年間の総額で見て失敗しないための、5つのチェックポイントを押さえておきましょう。

シリンダー式かカートリッジ式かで年間コストが変わる

最初に決めるべきは方式です。シリンダー式は本体が高くランニングコストが安い、カートリッジ式は本体が安くランニングコストが高いという、きれいな逆の関係になっています。

年間365本(1日1本)作る場合で計算すると、シリンダー式は本体14,850円+ガス代約7,800円で初年度22,650円、2年目以降は約7,800円。カートリッジ式は本体約9,980円+カートリッジ代約18,250円で初年度28,230円、2年目以降は約18,250円です。1年目からシリンダー式が有利で、差は年を追うごとに広がります

逆に週3本(年156本)なら、シリンダー式は初年度18,200円、カートリッジ式は約17,780円とほぼ互角で、2年目以降もカートリッジ式の負担は年7,800円程度に収まります。1日1本以上飲むならシリンダー式、それ未満ならカートリッジ式が、コスト面での分かれ目だと考えてください。

手動式か電動式かは使う頻度で決める

手動式はボタンやレバーを押して自分でガスを注入するタイプ、電動式はボタンひとつで設定した強さまで自動で注入するタイプです。価格差はおおむね1万円前後で、TERRA(14,850円)とE-TERRA(24,200円)の関係がその典型です。

コスパだけで見れば手動式が有利です。ただし、電動式には毎回同じ強さに仕上がるという再現性があります。押しすぎてガスを無駄にする、足りなくて作り直すといった失敗が減るので、実際のガス消費は安定します。家族で共用する場合、誰が使っても同じ味になるのは想像以上に大きな利点です。

判断の目安としては、自分ひとりで使い、炭酸の強さも自分で決めたいなら手動式。家族で共用する、子どもや年配の方も使う、毎回きっちり強炭酸にしたいなら電動式です。なお電動式でも消費電力は小さく、1回の注入は数十秒で終わるため、電気代は月に数円程度と考えて差し支えありません。

水専用か水以外にも注入できるかを確認する

意外と見落とされるのがここです。ソーダストリームの現行モデルはすべて水専用で、ジュースやお酒に直接炭酸を入れることはできません。一方、ドリンクメイトのシリーズ620・640・650・660は水以外への注入に対応しています(シリーズ580は水専用です)。

コスパの観点では、水以外に使えると1台で作れる飲みものの幅が広がり、本体代の回収が実質的に早くなります。市販の炭酸ジュースやスパークリングワインを買う頻度が減るからです。オレンジジュースをそのままスパークリングにする、ワインを微発泡にするといった使い方は、シリンダー式ならではの楽しみでもあります。

ただし注意点もあります。水以外に使ったあとはノズルまわりの洗浄が必要で、手入れの手間が確実に増えます。実際に使うかどうかを冷静に見極めて、水しか入れないと分かっているなら、洗いやすい水専用モデルを選ぶ方が結果的に長続きします。

シリンダーの交換方法(店頭・宅配)で選ぶ

ガスシリンダーは高圧ガス容器なので、家庭ごみに出せず、必ず販売店に返却して交換します。交換の経路が生活動線の中にあるかどうかで、続けやすさが決まります

ソーダストリームは取扱店が全国に非常に多く、家電量販店・ホームセンター・スーパー・ドラッグストアなど、日常の買い物のついでに寄れる店で交換できるのが強みです。ドリンクメイトも全国の量販店に加えて、公式オンラインや大手通販の公式ショップで交換でき、返却は岐阜県土岐市の返却センターへ元払いで送る方法も用意されています。

選ぶときは、自宅から徒歩や車で行ける取扱店の有無を先に調べるのが確実です。近くにないなら、宅配交換の手数料と送料が毎回かかる前提でコストを見積もるか、142Lシリンダーで交換回数を減らせる機種にしましょう。

本体保証とボトルの買い替え費用もチェックする

長く使うほどコスパは良くなりますから、壊れたときにどうなるかも購入前の確認事項です。ソーダストリームは全モデル2年保証で、クイックコネクト対応モデルは会員登録で合計4年まで延長されます。これは本体代を4年で割れるという意味でもあり、実質的なコスト削減につながります。

もうひとつがボトルの買い替えです。専用ボトルには使用期限があり、ソーダストリームの場合は約3年。1LのDWSボトルは1本2,200円ですので、3年ごとに2,200円、1年あたりに直すと約730円です。作る本数が多いほど、この負担は相対的に小さくなります。

なお、ソーダストリームのDWSボトルは70℃以下の食洗機に対応しています。手洗いの手間が減ることは、使用頻度を保つうえで地味に効いてきます。ボトルを追加購入するときも、対応温度と使用期限の表示を確認してから買いましょう。

コスパで選ぶ炭酸水メーカーおすすめ10選

ここからは、2026年8月時点で購入できる炭酸水メーカーを10機種紹介します。順位は、スターターキット価格・1本あたりのガス代・元が取れるまでの期間・交換のしやすさ・用途の広さという5つの観点で、コスパ重視の視点から総合評価したものです。カタログ上の単価だけでなく、店頭交換のしやすさや保証の長さといった「払い続ける金額と手間」を重く見て並べています。価格はすべて税込・スターターキット(セット販売品)の金額で統一しています。回収期間は、市販の箱買い1本70円から乗り換え、1日1本ペースで使った場合の目安です。コスパ以外の使い勝手も含めて広く見比べたい方は、炭酸水メーカーのおすすめランキングもあわせて参考にしてください。

機種 価格(税込) 1本あたりのガス代 回収の目安 電源 水以外への注入 こんな人におすすめ
ソーダストリーム GAIA(ガイア)ソーダストリーム GAIA 13,200円 約21.5円(60L) 約9か月 不要 不可 初期費用を最小にしたい人
ソーダストリーム TERRA(テラ)ソーダストリーム TERRA 14,850円 約21.5円(60L) 約10か月 不要 不可 迷ったらこれ。交換のしやすさ重視
ソーダストリーム ART(アート)ソーダストリーム ART 19,800円 約21.5円(60L) 約13.5か月 不要 不可 強さを自分の手加減で決めたい人
ドリンクメイト シリーズ620ドリンクメイト シリーズ620 18,568円 約14円(142L) 約11か月 不要 可能 単価を最優先で下げたい人
ドリンクメイト シリーズ640ドリンクメイト シリーズ640 15,900円 約14円(142L) 約9.5か月 不要 可能 安さと大容量ガスを両立したい人
ドリンクメイト シリーズ650ドリンクメイト シリーズ650 19,800円 約14円(142L) 約12か月 不要 可能 ジュースやお酒にも使いたい人
ドリンクメイト シリーズ660ドリンクメイト シリーズ660 23,900円 約14円(142L) 約14か月 充電式 可能 ガス残量を把握して使い切りたい人
ソーダストリーム E-TERRA(E-テラ)ソーダストリーム E-TERRA 24,200円 約21.5円(60L) 約16.5か月 必要 不可 毎回同じ強さで作りたい家族世帯
ソーダストリーム DUO(デュオ)ソーダストリーム DUO 29,700円 約21.5円(60L) 約20か月 不要 不可 食卓に出して使いたい人
aarke Carbonator 3(アールケ カーボネーター3)アールケ カーボネーター3 29,700円+ガス別売 約21.5円(60L) 約23か月 不要 不可 買い替えずに長く使いたい人

1位 ソーダストリーム GAIA|現行で最も安いスターターキットで初期費用を最小にできる

ソーダストリーム GAIA(ガイア)

スターターキット価格 13,200円(税込)/公式ショップで期間限定価格になることあり
キットの内容 本体1台/60L用ガスシリンダー1本/DWSボトル1L 1本/ユーザーガイド・保証書
ボトル DWSボトル(70℃以下の食洗機対応)
電源 不要(手動)
炭酸の強さ調整 ボタンを押す回数で微炭酸から強炭酸まで
ガスシリンダー 60L クイックコネクト(ピンク)
1本(500ml)あたりのガス代 約21.5円(店頭交換の場合)
本体サイズ 約W13.5×D21.7×H43.0cm/約1,050g
回収の目安 1日1本で約9か月/1日2本で約4.5か月

メリット

  • スターターキット13,200円と、ソーダストリーム現行モデルで最も始めやすい
  • 回収の目安が約9か月と、本記事の10機種で最短クラス
  • 約1,050gと軽く、使うときだけ出す運用でも負担が小さい
  • 付属のDWSボトルは70℃以下の食洗機に対応し、洗いものの手間が増えない
  • 公式ショップでは期間限定でさらに価格が下がることがある

デメリット

  • 60Lシリンダーのみの対応で、142L運用のような単価の引き下げはできない
  • 強さの調整はボタンを押す回数のみで、目盛りや表示はない
  • 水専用でジュースやお酒への直接注入はできない

GAIAは初期費用をとにかく抑えたい人のための入口にあたるモデルです。13,200円というスターターキット価格は、ソーダストリームの現行ラインナップでいちばん低く、それでいてクイックコネクトのシリンダーもDWSボトルもきちんと付いてきます。1位にしたのは、回収までの期間が本記事で最短クラスでありながら、交換できる店舗がもっとも多いソーダストリームの安心感をそのまま受け取れるからです。

コスパの観点で効いてくるのが、この初期費用の低さです。1本あたりの差額48.5円で割ると約273本、1日1本ペースなら約9か月で本体代を回収できます。飲む量がそこまで多くない家庭ほど、本体の安さが回収期間に直結するので、この数字は大きな安心材料になります。

まず試してみて、続きそうなら上位機に買い替えるという入り方にも向いています。約1,050gと軽いので、使わない時期はしまっておく、という運用もしやすい1台です。

2位 ソーダストリーム TERRA|交換できる店舗が多くシリンダー代と手間が安定する

ソーダストリーム TERRA(テラ)

スターターキット価格 14,850円(税込)
キットの内容 本体1台/60L用ガスシリンダー1本/DWSボトル(キャップ付)1L 1本
ボトル DWSボトル(70℃以下の食洗機対応)/満水1,010ml・適正840ml
電源 不要(手動)
炭酸の強さ調整 ボタンを押す回数で調整
ガスシリンダー 60L クイックコネクト(ピンク)/約2秒で着脱
1本(500ml)あたりのガス代 約21.5円(店頭交換)/コストコ利用で約19.8円
本体サイズ 約W13.5×D19.5×H42.5cm
保証 基本2年/会員登録で最長4年

メリット

  • 取扱店が非常に多く、買い物のついでに店頭交換できるので送料がかからない
  • クイックコネクト方式でシリンダー装着は約2秒。ねじ込む手間がない
  • コストコの2本セットを使えば1本あたり約19.8円まで下げられる
  • 会員登録で最長4年保証となり、本体代を長い期間で割れる
  • 付属のDWSボトルは70℃以下の食洗機に対応している

デメリット

  • 60Lシリンダーのみの対応で、1本あたりの単価はドリンクメイトの142L運用に劣る
  • 強さは押した回数で決まるため、慣れるまで仕上がりにばらつきが出る
  • 水専用でジュースやお酒への直接注入はできない

TERRAは、コストを安定して低く保てるという意味で優秀な定番機です。単価そのものはドリンクメイトの142L運用に譲りますが、ソーダストリームは取扱店の数が圧倒的に多く、日常の買い物のついでに店頭交換できるため、送料や手数料が発生しにくいという強みがあります。

計算上の単価が安くても、交換のたびに830円の手数料と送料が乗れば意味がありません。実際に払う金額を低いまま維持しやすいのが、TERRAを選ぶ理由です。コストコ会員なら2本セットで1本あたり2,380円前後、500mlあたり約19.8円まで下がります。ただしコストコで買ったシリンダーはコストコでのみ交換できる点には注意してください。

クイックコネクト方式のシリンダーは差し込むだけで約2秒。交換が面倒という不満を、機構そのもので解決しています。2026年夏のキャッシュバックキャンペーンでは対象モデルとして2,000円が案内されており、実質12,850円で始められる計算です。

3位 ソーダストリーム ART|レバー式で毎日使いやすく続けやすい

ソーダストリーム ART(アート)

スターターキット価格 19,800円(税込)
キットの内容 本体1台/60L用ガスシリンダー1本/DWSボトル(キャップ付)1L 1本
ボトル DWSボトル(70℃以下の食洗機対応)
電源 不要(手動)
炭酸の強さ調整 レバーを押し下げる回数と加減で調整
ガスシリンダー 60L クイックコネクト(ピンク)/片手でセット可能
1本(500ml)あたりのガス代 約21.5円(店頭交換)
本体サイズ 約W15.5×D24.5×H42.5cm
回収の目安 1日1本で約13.5か月/1日2本で約6.8か月

メリット

  • レバーの引き加減で強さを決められるため、入れすぎによるガスの無駄が出にくい
  • スナップ・ロック機能でボトル着脱がワンタッチ。毎日の手間が小さい
  • 木目調のレバーを備えた意匠で、出しっぱなしでも様になり使用頻度が下がりにくい
  • 電源不要で、ダイニングテーブルの上でも使える
  • DWSボトル付属で、食洗機での洗浄に対応している

デメリット

  • 19,800円とGAIAの1.5倍の価格で、回収まで約13.5か月かかる
  • 幅15.5cm・奥行24.5cmと、TERRAより一回り大きい
  • レバー操作にはある程度の力が必要で、力の弱い方には扱いにくいことも

ARTは操作を楽しめるかどうかが、そのまま続けやすさに効いてくるという視点で選びたい1台です。ソーダストリーム唯一のレバー式で、押し下げる感触が手に伝わるため、あと少しだけ強くしたいという微調整が直感的にできます。

コスパの面では、この微調整が効きます。ボタンを押す回数で決める方式だと、足りないか入れすぎかの二択になりがちですが、レバー式なら必要な分だけ注入できます。入れすぎを減らせれば、そのままシリンダーの持ちが延びます

もうひとつは、置きっぱなしにできるデザインです。使わなくなる最大の原因はしまい込みですから、キッチンに出しておきたくなる見た目は、回収期間を短くする実利につながります。

4位 ドリンクメイト シリーズ620|142Lシリンダー対応で1本あたりを最安クラスまで下げられる

ドリンクメイト シリーズ620

スターターセット価格 18,568円(税込)
セット内容 本体1台/60Lガスシリンダー1本/専用1Lボトル1本/インフューザー
電源 不要(オートマチックモデル)
炭酸の強さ調整 4段階(微炭酸から強炭酸まで)
対応ガスシリンダー 60L/142L マグナムの両対応
1本(500ml)あたりのガス代 約14円(142L運用時)/約19.8円(60L運用時)
水以外への注入 可能(ジュース・お茶・お酒・スポーツドリンクなど)
本体サイズ 約W13.5×D23.0×H42.5cm
回収の目安 1日1本で約11か月/1日2本で約5.5か月

メリット

  • 142Lマグナムシリンダーに対応し、1本あたり約14円と本記事で最安クラス
  • 交換の回数が60L運用の半分以下になり、手間も送料も減らせる
  • 電源不要なので、コンセントの位置に縛られず置き場所を選べる
  • ジュースやお酒にも直接注入でき、1台で使い道が広がる
  • 幅13.5cmとドリンクメイトの上位機より小さく、カウンターに収まりやすい

デメリット

  • 142Lシリンダーは大きく重いため、保管場所と交換時の扱いに注意が必要
  • ジュースに使ったあとはノズルまわりの洗浄が必要で手間が増える
  • 本体価格18,568円はGAIAより5,000円以上高い
  • ボトルやシリンダーの着脱がねじ込み式で、ワンタッチ装着の640・650・660よりひと手間かかる

シリーズ620の武器は、ランニングコストの下げ幅がもっとも大きいことです。142Lのマグナムシリンダーは交換用3,980円で約284本分。1本あたり約14円は、ソーダストリームの60L運用(約21.5円)より3割以上安く、市販の箱買い(70円)の5分の1です。

年間730本作る家庭で計算すると、ガス代は142L運用で約10,220円、60L運用では約15,695円。年間5,000円以上の差が出るので、本体価格が5,000円ほど高くても、1年で逆転します。しかも交換回数は年12回から年5回へ。金額と手間の両方が同時に軽くなるのが、この機種の本当の価値です。

電源不要でボタン1つ、強さは4段階から選べます。水以外にも直接注入できるので、炭酸ジュースやハイボールを家で作る頻度が高い家庭ほど、1台あたりの元は早く取れます。

5位 ドリンクメイト シリーズ640|1万円台前半の本体価格で元を取るまでが早い

ドリンクメイト シリーズ640

スターターセット価格 15,900円(税込)
セット内容 本体1台/60Lガスシリンダー1本/専用1Lボトル1本/インフューザー
電源 不要
炭酸の強さ調整 自動(ボタン操作で一定量を注入)
対応ガスシリンダー 60L/142L マグナムの両対応
1本(500ml)あたりのガス代 約14円(142L運用時)
水以外への注入 可能
本体サイズ 約W16.0×D28.0×H44.4cm
回収の目安 1日1本で約9.5か月/1日2本で約4.7か月

メリット

  • 142L対応機の中で最安の15,900円で、回収期間が約9.5か月と短い
  • 強さの調整が自動なので、押しすぎてガスを無駄にする失敗が起きにくい
  • 水以外への注入に対応し、上位機と同じ用途の広さを持つ
  • 電源不要で、注入のたびにコンセントを気にする必要がない
  • 1本あたり約14円のランニングコストを、この価格帯で手に入れられる
  • ボトルとガスシリンダーはワンタッチ装着で、交換のたびにねじ込む手間がない

デメリット

  • 幅16.0cm・奥行28.0cmと大きめで、設置スペースを確保する必要がある
  • 強さが自動のため、微炭酸から強炭酸まで細かく振り分ける使い方には不向き
  • ジュースに使ったあとの洗浄の手間は上位機と同じくかかる

シリーズ640は、142L対応の機種としてもっとも安く手に入る1台です。15,900円という価格は、水専用のソーダストリームTERRA(14,850円)とほぼ同じ。それでいて1本あたりのガス代は約14円と、TERRAの約21.5円より3割以上安くなります。

回収期間で見ても優秀です。1日1本ペースで約9.5か月、1日2本なら約4.7か月。本体が安く、ランニングコストも安いという、コスパ面では最も素直な選択肢と言えます。

弱点はサイズです。幅16.0cm・奥行28.0cmは、上位機の650・660と共通の大きめボディ。設置スペースに余裕がある家庭向きで、狭いカウンターに置きたいならシリーズ620を選ぶ方が確実です。

6位 ドリンクメイト シリーズ650|ジュースやお酒にも注入できて1台で何役もこなす

ドリンクメイト シリーズ650

スターターセット価格 19,800円(税込)
セット内容 本体1台/60Lガスシリンダー1本/専用1Lボトル1本/インフューザー
電源 不要
炭酸の強さ調整 4段階
対応ガスシリンダー 60L/142L マグナムの両対応
1本(500ml)あたりのガス代 約14円(142L運用時)
水以外への注入 可能(ジュース・お茶・お酒・スポーツドリンクなど)
本体サイズ 約W16.0×D28.0×H44.4cm
回収の目安 1日1本で約12か月/1日2本で約6か月

メリット

  • 4段階の強さ調整で、飲みものごとに炭酸の濃さを使い分けられる
  • 水以外に直接注入できるため、市販の炭酸飲料を買う頻度そのものを減らせる
  • 142L対応で1本あたり約14円と、ランニングコストは最安クラス
  • 電源不要なので、置き場所の自由度が高い
  • インフューザー付属で、泡立ちやすい飲みものにも対応しやすい

デメリット

  • 19,800円と、同じ142L対応の640より3,900円高い
  • 幅16.0cm・奥行28.0cmと大きく、設置場所を選ぶ
  • 水以外に使ったあとの洗浄が必要で、手入れの手間は増える

シリーズ650は、炭酸水以外にも使ってこそ元が取れるタイプです。強さを4段階で選べるので、水は強炭酸、ジュースは微炭酸、といった使い分けができます。

コスパを飲料費全体で見ると、この機種の評価は上がります。市販の炭酸ジュースを1本150円で週3本買っていた家庭なら、年間で約23,400円。これを果汁や紅茶に自分で注入する形に置き換えれば、本体代は1年かからず回収できる計算です。炭酸水だけで元を取ろうとすると約12か月ですが、用途を広げれば実質的な回収はもっと早くなります

自動注入の640との差額3,900円は、4段階の強さ調整に対する対価です。飲みものによって濃さを変えたい人にとっては、払う価値のある差額と言えます。

7位 ドリンクメイト シリーズ660|ガス残量が見える電動モデルで最後まで使い切れる

ドリンクメイト シリーズ660

スターターセット価格 23,900円(税込)
セット内容 本体1台/60Lガスシリンダー1本/専用1Lボトル1本/インフューザー/充電コード
電源 充電式(コードレスで使用可能)
炭酸の強さ調整 6段階
ガス残量表示 あり(100%から10%まで5%刻みで表示)
対応ガスシリンダー 60L/142L マグナムの両対応
1本(500ml)あたりのガス代 約14円(142L運用時)
本体サイズ 約W16.0×D28.0×H44.4cm
回収の目安 1日1本で約14か月/1日2本で約7か月

メリット

  • ガス残量が100%から10%まで5%刻みで表示され、シリンダーを最後まで無駄なく使い切れる
  • 6段階の細かい調整で、必要以上にガスを入れる無駄が減る
  • 充電式でコードレス。キッチンからテーブルへ持ち運んで使える
  • 142L対応で1本あたり約14円のランニングコストを実現
  • 水以外への直接注入に対応し、用途が広い

デメリット

  • 23,900円と本体価格が高く、回収まで約14か月かかる
  • 充電が切れると使えないため、こまめな充電が前提になる
  • 大きめのボディで、設置スペースの確保が必要

シリーズ660の価値は、ガス残量表示という、コスパに直結する機能にあります。残量が見えないシリンダーは、炭酸が弱くなったところで交換してしまいがちですが、実際にはまだガスが残っていることが多く、その分は捨てているのと同じです。

100%から10%まで5%刻みの表示があれば、本当に空になるまで使い切れます。1本のシリンダーから作れる本数が1割増えるだけでも、年間730本作る家庭なら1,000円前後の差になります。6段階の細かい調整も、入れすぎによる無駄を減らす方向に働きます

充電式でコードレスという特徴も、使う頻度を保つうえで効いてきます。回収の目安は約14か月と長めですが、機能面での納得感は高い1台です。

8位 ソーダストリーム E-TERRA|ワンタッチの電動でガスの入れすぎを防げる

ソーダストリーム E-TERRA(E-テラ)

スターターキット価格 24,200円(税込)
キットの内容 本体1台/60L用ガスシリンダー1本/DWSボトル(キャップ付)1L 1本/電源アダプター・取扱説明書・保証書
ボトル DWSボトル(70℃以下の食洗機対応)/満水1,010ml・適正840ml
電源 必要(電源アダプター使用)
炭酸の強さ調整 弱・中・強の3段階をワンタッチで選択
ガスシリンダー 60L クイックコネクト(ピンク)
1本(500ml)あたりのガス代 約21.5円(店頭交換)
本体サイズ 約W13.0×D19.6×H42.7cm/約1,800g
回収の目安 1日1本で約16.5か月/1日2本で約8.2か月

メリット

  • 弱・中・強をボタンで選ぶだけなので、押しすぎによるガスの無駄が起きない
  • 誰が作っても同じ強さになり、作り直しによる二重の出費を防げる
  • 注入後のガス抜きまで自動で行われ、扱いに気を使わなくてよい
  • 幅13.0cmとシリーズ内でもスリムで、設置しやすい
  • 会員登録で最長4年保証となり、長く使うほど1年あたりの負担が下がる

デメリット

  • 24,200円と手動モデルより約1万円高く、回収まで約16.5か月かかる
  • 電源が必要なので、コンセント近くにしか置けない
  • 強さは3段階固定で、その中間を狙う微調整はできない

E-TERRAは、ガスの使い方を安定させることで、結果的に無駄を減らすタイプです。手動モデルでありがちな、今日は弱かった、押しすぎた、といったブレがなくなるため、作り直しによるガスの二重消費が起きません。

特に価値が高いのは、家族で共用する場面です。子どもや年配の方でもボタンを押すだけで作れますし、注入後のガス抜きが自動なので大きな音に驚くこともありません。1日2本以上使う家庭なら回収は約8か月ですので、価格差は十分に取り戻せます

電源が必要な点だけは、置き場所の制約になります。コンセントの位置とキッチンの動線が合うかどうか、購入前に確認しておきましょう。

9位 ソーダストリーム DUO|ガラスカラフェ対応で来客用のドリンクにも使える

ソーダストリーム DUO(デュオ)

スターターキット価格 29,700円(税込)
キットの内容 本体1台/60L用ガスシリンダー1本/DWSボトル(キャップ付)1L 1本/グランドカラフェ(ガラス製)1L 1本
ボトル DWSボトル(70℃以下の食洗機対応)+ガラスカラフェの2種類
電源 不要(手動)
炭酸の強さ調整 ボタンを押す回数で調整
ガスシリンダー 60L クイックコネクト(ピンク)/約2秒で着脱
1本(500ml)あたりのガス代 約21.5円(店頭交換)
本体サイズ 約W16.0×D27.5×H43.7cm/約2,700g
回収の目安 1日1本で約20か月/1日2本で約10か月

メリット

  • ガラスカラフェとDWSボトルの2本が最初から付属し、別途買い足す費用がかからない
  • ガラスカラフェはそのまま食卓に出せて、来客時の飲みもの代を抑えられる
  • 付属のDWSボトルは70℃以下の食洗機に対応し、日常使いは手間なし
  • クイックコネクトで約2秒装着、ボトル着脱もワンタッチ
  • キャッシュバックキャンペーンの対象モデルに含まれることがある

デメリット

  • 29,700円と初期費用が高く、1日1本ペースだと回収に約20か月かかる
  • 幅16.0cm・奥行27.5cmと大きく、設置場所を選ぶ
  • 約2,700gと重く、頻繁に移動させる使い方には不向き

DUOは、ガラスカラフェが最初から付いてくる点をどう評価するかで判断が分かれる機種です。ガラス製のカラフェを単体で買うと数千円しますので、2本セットと考えれば本体価格の見え方は変わります。

コスパの観点で意味があるのは、来客時や食事のときに炭酸水を出す機会が多い家庭です。市販の1L炭酸水を来客用に買っていた分がそのまま置き換わるので、回収の速度は計算上の20か月より実際には早くなります

一方、自分ひとりでコストを下げたいだけなら、この価格差は正当化しにくいのも事実です。飲みものを人に出す機会の多さで判断してください。

10位 アールケ カーボネーター3|ステンレス製で長く使えて買い替え費用がかからない

aarke Carbonator 3(アールケ カーボネーター3)

価格 29,700円(税込・カラーにより30,400円)/ガスシリンダーは別売
セット内容 本体1台/BPAフリーPETボトル/ステンレス製ドリップトレイカバー/予備ガスケット/取扱説明書/クリーニングクロス
ガスシリンダー 付属なし。ソーダストリームの410g/60Lスタンダードタイプを別途購入(新規4,150円前後)
電源 不要(コードレス)
炭酸の強さ調整 レバーの引き加減
1本(500ml)あたりのガス代 約21.5円(60L交換用)
素材 ステンレススチール(スウェーデン・ストックホルムでデザイン)
回収の目安 1日1本で約23か月(シリンダー新規購入分を含む)

メリット

  • 本体全体がステンレススチールで、経年での劣化が少なく買い替えの必要が生じにくい
  • 電源不要のコードレス設計で、置き場所を選ばない
  • ソーダストリームの60Lスタンダードシリンダーが使え、ガスの入手先に困らない
  • レバー式で必要な分だけ注入でき、入れすぎの無駄が出にくい
  • 飽きのこない意匠で、長期間キッチンに置いておける

デメリット

  • ガスシリンダーが付属せず、新規購入で4,150円前後が別途かかる
  • クイックコネクト(ピンク)シリンダーには非対応で、スタンダードタイプを選ぶ必要がある
  • 実質の初期費用が約33,850円となり、回収まで約23か月と長い

カーボネーター3は、短期の回収ではなく、長く使うことで元を取る考え方の機種です。プラスチック外装の機種は数年で見た目が古びますが、ステンレスの本体は経年での劣化が少なく、買い替えという出費が生じにくくなります。

計算上の回収は約23か月と長めですが、5年、10年と使い続ける前提なら、1年あたりの本体負担は3,000円台まで下がります。ガスはソーダストリームのスタンダードタイプが使えるので、供給が途絶える心配もありません

購入時の注意点はひとつだけ。クイックコネクトのピンクシリンダーは使えませんので、必ず410g/60Lのスタンダードタイプを選んでください。ここを間違えると使えません。

まずは安く試したい人向けの炭酸水メーカー3選

続けられるか分からないので、まずは小さく始めたい。そんな人に向けて、本体1万円以下で手に入る3機種を紹介します。それぞれ回収の考え方が違うので、自分の飲む量に近い方を選んでください。

ドリンクメイト シリーズ580|1万円以下の手動モデルで気軽に始められる

ドリンクメイト シリーズ580

スターターセット価格 9,900円(税込)
セット内容 本体1台/60Lガスシリンダー1本/専用1Lボトル1本
電源 不要(手動)
炭酸の強さ調整 手動(レバーを押す時間と回数で調整)
対応ガスシリンダー 60Lのみ(142Lマグナムには非対応)
1本(500ml)あたりのガス代 約19.8円
水以外への注入 不可(水専用)
本体サイズ 約W12.0×D22.0×H41.7cm
回収の目安 1日1本で約6.5か月/週3本でも約1年3か月

メリット

  • スターターセット9,900円と、シリンダー式では最安クラスの初期費用
  • 1本あたり約19.8円と、カートリッジ式の半分以下のランニングコスト
  • 回収の目安が約6.5か月と本記事で最短。飲む量が少なめでも元が取りやすい
  • 幅12.0cmとスリムで、一人暮らしのキッチンにも置きやすい
  • 電源不要のシンプルな構造で、故障のリスクとなる部分が少ない

デメリット

  • 142Lマグナムシリンダーに非対応で、単価をこれ以上下げられない
  • 水専用のため、ジュースやお酒に直接注入する使い方はできない
  • 手動での調整になるため、毎回同じ強さに仕上げるにはコツがいる

シリーズ580は、シリンダー式の安さを1万円以下で体験できる入門機です。9,900円という価格ながら、1本あたりのガス代は約19.8円と本格派と変わりません。差額50.2円で割ると約198本、1日1本ペースなら約6.5か月で回収できます。

飲む量が読めない人にとって、この回収の速さは大きな安心材料です。週3本というゆるやかなペースでも約1年3か月で元が取れるので、失敗したときの損失が小さく済みます。

幅12.0cmというスリムさも、一人暮らしの狭いキッチンでは効いてきます。飲料まわりの費用を全体で見直したい方は、一人暮らし向けウォーターサーバーの比較記事もあわせて確認すると、月々の総額を把握しやすくなります。

ソーダスパークル マルチスパークル3|シリンダー不要で置き場所に困らない

ソーダスパークル マルチスパークル3

価格 7,289円〜9,980円前後(税込・ガスカートリッジ付きセット)
セット内容 ボトル1本/専用キャップ1個/チャージユニット1個/ノズルユニット1個/ガスカートリッジ5本
ガス 使い切りガスカートリッジ(8g)
電源 不要
炭酸の強さ調整 カートリッジ1本で1L分を注入(強さは基本固定)
1本(500ml)あたりのガス代 約48〜52円(24本2,480円/72本まとめ買い時)
ボトル容量 水は1L(ジュース・白ワインは650ml)/ボトルのみ食洗機の低温モードに対応
本体サイズ 約φ8.6×H38.5cm/約436g
回収の目安 1日1本で約16.5か月/週3本なら市販より年約3,100円お得

メリット

  • ガスシリンダーの交換・返却が一切不要で、交通費も送料もかからない
  • 本体が1万円以下と軽く、続かなかったときの損失が小さい
  • 直径約8.6cm・重さ約436gと非常にコンパクトで、置き場所の確保に困らない
  • 電源不要で、キャンプや旅行先にも持っていける
  • 使った分だけ費用が発生するので、飲まない月の負担がゼロになる

デメリット

  • 1本あたり約48〜52円と、シリンダー式の2〜3倍のランニングコスト
  • カートリッジは使い切りなので、作るたびにゴミが出る
  • 炭酸の強さを細かく調整する使い方には向かない

マルチスパークル3は、ガスシリンダーの交換という仕組みそのものを避けたい人のための選択肢です。8gの使い切りカートリッジ1本で1L分の炭酸水を作る方式で、返却も交換も必要ありません。

1本あたり約48〜52円はシリンダー式に大きく劣りますが、飲む量が少ない人にとってはむしろ有利です。週3本(年156本)なら年間のカートリッジ代は約7,800円で、市販の箱買い(約10,900円)より安く、本体代も1万円以下。シリンダー式のように、飲まない月も本体代の回収が止まるという心配がありません。

交換場所を探さなくてよい、置き場所を取らない、という2点は、都市部の狭い住まいでは金額以上の価値になります。

グリーンハウス ツイスパソーダ|カートリッジ式で本体が軽く在庫があれば安く始められる

グリーンハウス ツイスパソーダ

価格 オープンプライス(スターターキット SODABK・流通在庫のみ)
販売状況 本体は2021年9月下旬に販売終息。カートリッジは現在も流通
セット内容 ノズル1個/ボトル1個/ボトルキャップ1個/炭酸カートリッジ6本/レシピブック
ガス 使い切りガスカートリッジ
電源 不要
1本(500ml)あたりのガス代 約45円(カートリッジ100本8,980円で計算)
ボトル容量 950ml(ジュース・アルコールは720ml以下)
本体サイズ 約W8.4×D8.4×H38.4cm/約450g
水以外への注入 可能(ジュース・お酒にも使える)

メリット

  • カートリッジ式の中では1本あたり約45円と、ランニングコストが低めに収まる
  • 本体約450gと非常に軽く、出し入れの負担がほとんどない
  • ガスシリンダーの交換・返却が不要で、追加の手間や送料がかからない
  • 水以外にも使えるため、カートリッジ式としては用途が広い
  • 幅8.4cmと小さく、一人暮らしのキッチンでも場所を取らない

デメリット

  • 本体は2021年9月下旬で販売終息しており、新品の入手は流通在庫に限られる
  • 耐熱50℃・耐冷1℃と、扱える温度の幅が狭い
  • シリンダー式と比べると1本あたりのコストは2倍以上になる

ツイスパソーダは、カートリッジ式の中では単価が低めで、本体が約450gと圧倒的に軽いのが特徴です。カートリッジ100本セットが8,980円で、1本で950mlを作れるため、500ml換算で約45円。同じカートリッジ式のマルチスパークル3より1割ほど安く収まります。

ただし正直にお伝えしておくと、本体のスターターキット(SODABK)はメーカーの製品ページで2021年9月下旬に販売終息と案内されています。新品を買う場合は流通在庫を探すことになりますので、価格が高騰していないかは必ず確認してください。カートリッジ自体は現在も各通販で入手できます。

これから新しく始めるなら、同じカートリッジ式のマルチスパークル3か、シリンダー式のドリンクメイト シリーズ580を選ぶ方が、供給面での不安がありません。すでにツイスパソーダを持っている人にとっては、カートリッジが手に入る限り使い続けられるというのが現実的な結論です。

炭酸水メーカーのメリット

炭酸水メーカーの魅力は、節約だけにとどまりません。ここでは、使ってみるとあらためて実感しやすい4つのメリットを紹介します。

好きなときに作れて買い置きがいらない

炭酸水メーカーのいちばんの価値は、飲みたいときに、作りたてが手に入ることです。冷蔵庫に冷やした水を入れておけば、30秒ほどで1L分ができあがります。

買い置きが不要になるという点も見逃せません。24本入りのケースは、置き場所として押し入れやパントリーを一角占領します。集合住宅では玄関前に段ボールが積み上がることもあり、この状態から解放されるのは実利です。在庫を切らして買いに走る、という時間の損失もなくなります

災害への備えという観点では注意も必要です。停電時でも手動式なら使えますが、断水すると元になる水がありません。備蓄としてのペットボトルは別途用意しておくのが安心です。

炭酸の強さを好みに合わせて調整できる

市販の炭酸水は、強炭酸か通常か、メーカーが決めた2択しかありません。炭酸水メーカーなら、ボタンを押す回数やレバーの引き加減で、自分の好みぴったりに仕上げられます

これは家族がいる家庭ほど効いてきます。強い炭酸が苦手な人には控えめに、しっかりした刺激が欲しい人には多めにと、同じ1台で作り分けられるからです。料理に使うときは弱め、ハイボールには強めといった使い分けもできます。

コスト面でも意味があります。強い炭酸が必要ない場面で注入回数を減らせば、そのままガスの節約になります。全部を強炭酸にする必要はない、という気づきが、そのまま実費の削減につながります。

ペットボトルのゴミと買い出しの手間が減る

1日1本のペースで市販の炭酸水を買っていると、年間365本のペットボトルが出ます。これを繰り返し使える専用ボトル1本に置き換えられるのが、炭酸水メーカーの大きな利点です。

日本のペットボトルは回収・リサイクルの仕組みがよく整っており、環境省のプラスチック・スマートで紹介されているデータでも、リサイクル率は世界的に高い水準にあります。それでも、洗って、ラベルをはがして、分別して、指定日に出すという家庭内の作業は毎週発生します。この手間そのものがなくなる価値は小さくありません。

買い出しの負担も同様です。1日1L飲む家庭なら、月に60本、重さにして30kg分を運んでいる計算になります。これが月1回のガスシリンダー交換だけで済むようになります

ハイボールやレモンサワー、料理にも使える

炭酸水の使い道は、そのまま飲むだけではありません。ハイボール、レモンサワー、自家製のフレーバーソーダ、料理の下ごしらえまで、幅広く使えます

外で飲むハイボールが1杯500円だとして、家で作れば炭酸水代は約20円とウイスキー代だけ。週に2杯を家飲みに置き換えるだけで、年間で数万円の差が出ます。お酒を飲む家庭では、炭酸水そのものの節約額より、こちらの効果の方が大きくなることもあります

料理では、天ぷらの衣に使うとサクッと揚がる、ホットケーキの生地をふんわりさせる、といった使い方が知られています。パンやスイーツと合わせる飲みものとしても、甘くない炭酸水は相性が良く、食卓の選択肢が広がります。

炭酸水メーカーのデメリット

導入する前に、弱点も正しく知っておきたいところです。費用や手間、置き場所など、購入後に気になりやすい5つのポイントを確認しておきましょう。

本体とシリンダーの初期費用がまとまってかかる

最大のハードルは、やはり最初にかかるお金です。スターターキットで9,900円から33,000円、予備のシリンダーを持つならさらに4,150円以上。市販のペットボトルなら1本70円から始められることを考えると、心理的な差は小さくありません。

しかもこの支出は、飲む量が少ない人ほど重くのしかかります。週3本のペースでは回収に2年前後かかるため、途中で使わなくなれば丸ごと損失です。買う前に、自分が本当に毎日飲むかどうかを冷静に見積もることが、いちばんの節約になります

対策としては、GAIA(13,200円)やドリンクメイト シリーズ580(9,900円)のような低価格モデルから入る、キャッシュバックキャンペーンの時期を狙う、レンタルで1〜2か月試してから買う、といった方法があります。

ガスシリンダーの交換が定期的に発生する

60Lシリンダーで作れるのは500ml換算で約120本分。1日1本のペースなら約4か月、1日2本なら約2か月で空になります。家族で1日4本使うなら1か月ちょっとです。

交換は、空容器を販売店に持ち込むか、宅配で返却する形になります。高圧ガスの容器なので家庭ごみには出せませんし、中身だけを詰め替えることもできません。この定期作業を負担に感じるかどうかが、続けられるかの分かれ目です。

負担を減らすなら、142Lのマグナムシリンダーが使えるドリンクメイトのシリーズ620・640・650・660を選んで交換回数を半分以下にする、あるいは予備を1本持っておいて切らさない運用にするのが有効です。

キッチンに置き場所を取る

炭酸水メーカーの高さは、おおむね41〜45cm。これに加えて、ボトルを抜き差しする上方向の余裕が必要です。吊り戸棚の下に置くつもりなら、必ず高さを測ってください。

幅は機種差が大きく、ドリンクメイト シリーズ580の12.0cmから、シリーズ650・660の16.0cmまで4cmの開きがあります。奥行きも19.5cmから28.0cmまで幅があり、カウンターの奥行きによっては置けない機種も出てきます

さらに、シリンダーの保管場所も必要です。予備を持つなら、直射日光と高温を避けた場所を確保しておきましょう。142Lのマグナムシリンダーは60Lよりかなり大きいので、置き場所は事前に決めておくと安心です。

ボトルには使用期限があり買い替えが必要

専用ボトルは消耗品です。ソーダストリームの場合、使用期限はおおむね3年で、1LのDWSボトルは1本2,200円。3年ごとの買い替えなら1年あたり約730円の負担です。

期限が設けられているのは安全のためです。国民生活センターは過去に、別メーカーの炭酸水製造機でボトルが破裂し手に大けがを負う事故が起きたとして注意喚起を公表しており、その中でボトルの肉厚が薄い箇所や傷によって強度が不足すると、内圧に耐えられず裂ける可能性があると説明されています。同じような製品事故やリコールが出ていないかは、製品評価技術基盤機構(NITE)の製品事故情報・リコール情報で確認できます。期限を過ぎたボトルや、傷・変形のあるボトルは使わないでください

なお、ソーダストリームのDWSボトルは70℃以下の食洗機に対応しているため、日常の洗浄はそれほど手間になりません。買い替えの費用も、年間で見れば大きな金額ではないと考えてよいでしょう。

故障したときの修理・買い替えリスクがある

機械である以上、故障の可能性はゼロにできません。特に電動モデルは電気系統の故障リスクがあるため、手動モデルより部品点数が多いぶん、不具合の起きる箇所も増えます。

ここで効いてくるのが保証期間です。ソーダストリームは全モデル2年保証で、クイックコネクト対応モデルはブランドサイトで会員登録すると合計4年保証になります。4年間の保証があれば、本体代を4年で割って考えられるので、実質的なコストは下がります。購入したらその日のうちに会員登録を済ませておきましょう。

長く使う前提であれば、アールケ カーボネーター3のようなステンレス製の機種や、構造がシンプルな手動モデルを選ぶという考え方もあります。買い替えが発生しなければ、それ自体が最大の節約です。

ペットボトル・宅配の炭酸水・炭酸水メーカーを1年間で比べる

炭酸水の入手方法は、市販のペットボトル、宅配、そして自分で作る炭酸水メーカーの3つに分けられます。1年間という単位で、お金と手間の両面から比べてみましょう。

1年間で支払う金額の差

ここでは、1日1L(500ml換算で2本)を1年間飲むという条件で、支払う金額を並べてみます。年間730本です。

コンビニで都度買うと約73,000円、通販の箱買いでも約51,100円。これに対して炭酸水メーカーは、シリンダー式(1本21.5円)で年間約15,700円、ドリンクメイトの142L運用(1本14円)なら約10,200円です。初年度は本体代が乗りますが、それでも通販の箱買いより安くなります

買い方 初年度の総額 2年目以降(年) 3年間の合計 箱買いとの差(3年)
コンビニで都度買う 約73,000円 約73,000円 約219,000円 +約65,700円
通販で24本ケース買い 約51,100円 約51,100円 約153,300円 基準
ソーダストリーム TERRA 約30,600円 約15,700円 約62,000円 −約91,300円
ドリンクメイト シリーズ620(142L) 約28,800円 約10,200円 約49,200円 −約104,100円
カートリッジ式(マルチスパークル3) 約46,500円 約36,500円 約119,500円 −約33,800円

3年間で見ると、通販の箱買いとドリンクメイト シリーズ620の差は約104,000円。これは1日1Lという前提での話ですが、飲む量が多い家庭ほど差が広がるという構造がはっきり分かります。家庭の飲みもの全体のコストを見直したい方は、安いウォーターサーバーの料金比較記事も参考にすると、月々の総額を組み立てやすくなります。

買い出しとゴミ出しにかかる時間の差

お金以上に差が出るのが時間です。1日1Lのペースで市販のペットボトルを買う場合、月に60本、重さにして30kgを運ぶことになります。24本入りのケースなら月に2〜3箱です。

通販に切り替えれば運ぶ手間は減りますが、今度は受け取りと開梱、段ボールの処分が発生します。ペットボトルは洗って、ラベルをはがして、つぶして、指定日に出すという工程が毎週。1回10分としても、月に40分以上を費やしている計算です。

炭酸水メーカーなら、この作業が2〜4か月に1回のシリンダー交換だけになります。買い物のついでに店頭で交換すれば、追加でかかる時間は数分。日々の細かい作業から解放される価値は、金額に換算しにくいぶん、実際に使い始めてから実感する人が多い部分です。

保管スペースと災害時の備蓄のしやすさ

24本入りのケースは、およそ幅40cm×奥行27cm×高さ23cm。2ケース買い置きすると、押し入れの一段分が埋まります。都市部の集合住宅では、この場所の確保が難しいという声も少なくありません。

炭酸水メーカーなら、必要なのは本体を置く幅12〜16cmのスペースと、シリンダー1〜2本の保管場所だけです。空間効率という意味では圧倒的に有利です。

ただし、災害への備えという観点では市販のペットボトルに軍配が上がります。断水すれば炭酸水メーカーは使えませんし、シリンダーの交換もできなくなります。飲料水の備蓄は、1人1日3L×3日分が目安とされていますので、炭酸水メーカーとは別に用意しておきましょう。日常の飲みものは炭酸水メーカー、非常用はペットボトルという住み分けが現実的です。

暮らし方別に見たおすすめの選び方

ここまでの数字を、暮らし方に当てはめて整理します。判断の軸は、1日にどれくらい飲むか、交換に行けるか、置き場所があるかの3つです。

一人暮らしで1日1本前後なら、本体1万円台前半のシリンダー式が最適解です。回収は約9〜10か月、幅13cm前後の機種を選べば置き場所も問題になりません。逆に週に数本という人は、本体1万円以下のカートリッジ式にして、使った分だけ払う形にする方が損をしません。

共働きで買い出しの時間が惜しい家庭は、142Lシリンダー対応機で交換回数を年5回程度まで減らすのが効果的です。家族4人で1日2L以上使うなら、金額の回収は2〜3か月で終わりますので、電動式や強さ調整の細かいモデルを選んで、使い勝手を優先して構いません。来客が多い家庭なら、食卓にそのまま出せるガラスカラフェ付きのモデルも選択肢に入ります。

使わなくなった炭酸水メーカーを手放す前に試したいこと

買ったものの出番が減ってしまった場合でも、手放す前に試せることがあります。まずは使わなくなった原因を整理して、もう一度活かす方法から見ていきましょう。

使う回数が減った原因は置き場所と洗い物にあることが多い

使わなくなったから手放そう、と考える前に、なぜ使わなくなったのかを一度だけ振り返ってみてください。多くの場合、原因は製品の性能ではなく、動線にあります。

いちばん多いのが、置き場所です。棚の中や床置きにすると、出す、水を入れる、注入する、しまうという工程が面倒になり、冷蔵庫のペットボトルに手が伸びます。キッチンの手が届く高さに出しっぱなしにするだけで、使用頻度が戻るケースは非常に多いです。

次に多いのが洗い物です。ボトルを毎回手洗いするのが負担になっている場合、ソーダストリームのDWSボトルなら70℃以下の食洗機に対応していますので、食洗機のある家庭は洗浄を任せてしまいましょう。ボトルをもう1本増やして、冷やす用と使う用を回すのも効果的です。

炭酸水以外の使い道を増やして1台あたりの元を取る

炭酸水として飲む量が減ったなら、別の使い道で回収するという考え方もあります。

家飲みのハイボールやレモンサワーは、その代表格です。外で1杯500円のハイボールを家で作れば、炭酸水代は約20円。週2杯を置き換えるだけで年間5万円近い差になります。料理では、天ぷらの衣に使うとサクッと揚がりますし、ホットケーキの生地に混ぜるとふんわり仕上がります。

ドリンクメイトのシリーズ620・640・650・660のように水以外に注入できる機種なら、ジュースをそのままスパークリングにする、ワインを微発泡にするといった使い方もできます。用途が増えれば作る回数が増え、1台あたりの元は自然に取れていきます。

残ったガスシリンダーは返却・引き取りに出す

手放すと決めたら、ガスシリンダーの処理だけは必ず正しく行ってください。中身が残っていても空でも、家庭ごみとして捨てることはできません。

高圧ガスは高圧ガス保安法で規制されており、経済産業省の高圧ガス保安に関する案内でも、容器の管理には販売事業者だけでなく消費者側の注意が求められています。シリンダーは中身だけを購入している扱いで、容器そのものは販売元の資産であることがほとんどです。

処理の方法は2つ。ひとつは取扱店に持ち込んで引き取ってもらう方法、もうひとつはメーカーの返却窓口へ送る方法です。ドリンクメイトの場合、岐阜県土岐市の返却センターへ元払いで送る仕組みが用意されています。フリマアプリなどで個人間で譲渡するのは避けてください

フリマや買取に出すときの相場と注意点

本体を手放す場合、フリマアプリや買取店に出すという選択肢があります。人気モデルの美品なら、購入価格の3〜5割程度で取引されることが多いようです。TERRAやART、アールケ カーボネーター3のようにデザイン評価の高い機種は、比較的値が落ちにくい傾向があります。

出品するときの注意点は3つです。まず、ガスシリンダーは同梱しないこと。高圧ガスの容器は多くのフリマアプリで出品禁止物に指定されており、輸送中の事故リスクもあります。次に、専用ボトルの使用期限を明記すること。期限切れのボトルは使えませんので、トラブルの原因になります。最後に、付属品の欠品と本体の傷を正直に記載することです。

なお、中古で買う側に回るときも同じ注意が必要です。ボトルの期限、対応するシリンダーの種類(クイックコネクトかスタンダードか)、保証の有無を必ず確認してください。安く買えたつもりが、シリンダーが合わずに使えなかった、という失敗が起きやすいポイントです。

炭酸水メーカーのコスパに関するよくある質問

最後に、炭酸水メーカーの費用まわりでよく寄せられる質問をまとめました。購入前に残った細かい疑問は、ここで解消しておきましょう。

水道水で作っても問題はない?

問題ありません。むしろコスパを重視するなら水道水が基本です。日本の水道水は水質基準に関する省令で定められた項目を満たすよう管理されており、そのまま飲用できます。

コスト面の差は歴然です。水道水なら500mlで0.07円程度、ミネラルウォーターなら約25円。ガス代約21.5円と合わせると、前者は約21.6円、後者は約46.5円と2倍以上の開きが出ます。

味やにおいが気になる場合は、汲み置きして冷蔵庫で数時間冷やすと塩素のにおいが和らぎます。冷やすことで炭酸もよく溶けますので、一石二鳥です。浄水器を通した水を使うのも良い方法ですが、その場合も浄水後は早めに使い切るようにしてください。

ガスシリンダーの交換はどこでできる?

家電量販店、ホームセンター、大型スーパー、ドラッグストアなどの取扱店で交換できます。ソーダストリームは取扱店が非常に多く、日常の買い物のついでに寄れる範囲に見つかることがほとんどです。ドリンクメイトも全国の量販店と公式オンラインショップで交換できます。

価格は、店頭交換でソーダストリーム60Lが2,580円、ドリンクメイト60Lが2,380円、ドリンクメイト142Lが3,980円。コストコの2本セットなら1本あたり2,380円前後まで下がりますが、コストコで購入したシリンダーはコストコでのみ交換できます。

オンライン交換は便利ですが、代金引換手数料330円と送料500円が加算される場合があります。まとめ交換の仕組みを使えば手数料と送料が不要になるので、オンライン中心なら2本以上まとめて交換するのが賢い方法です。

電動タイプの電気代はどのくらいかかる?

気にする必要のない水準です。炭酸の注入にかかる時間は1回あたり数十秒で、待機中もほとんど電力を使いません。1日数回使ったとしても、月あたり数円程度と考えて差し支えありません。

ドリンクメイト シリーズ660のような充電式モデルは、5時間の充電で約3か月使えるとされています。年間の充電回数は4回程度ですから、電気代は年間で数十円という計算になります。

電動タイプを選ぶかどうかは、電気代ではなく置き場所の制約と価格差で判断してください。E-TERRAは電源アダプターが必要なので、コンセントから離れた場所には置けません。この制約が生活動線に合うかどうかの方が、ずっと重要です。

本体はどれくらいの期間使える?

明確な寿命は定められていませんが、保証期間が実質的なひとつの目安になります。ソーダストリームは全モデル2年保証、クイックコネクト対応モデルは会員登録で最長4年です。

手動モデルは電気部品を持たない構造なので、丁寧に扱えば保証期間を大きく超えて使い続けている例も多くあります。アールケ カーボネーター3のようなステンレス製の機種は、外装の劣化が少なく長期使用に向いています

一方、消耗するのは専用ボトルです。ソーダストリームのボトルの使用期限は約3年で、1L 2,200円。本体より先にこちらの買い替えが来ますので、購入時にボトル代も含めて総額を見ておくと計算が狂いません。

ジュースやお酒に直接炭酸を入れてもいい?

機種によります。ソーダストリームの現行モデルはすべて水専用で、ジュースやお酒への直接注入は認められていません。無理に入れると噴きこぼれや故障の原因になります。

水以外に対応しているのは、ドリンクメイトのシリーズ620・640・650・660です(シリーズ580は水専用)。専用のインフューザーが付属しており、ジュース、お茶、お酒、スポーツドリンクなどに直接炭酸を注入できます。

ただし、水以外に使ったあとはノズルまわりの洗浄が必要です。糖分を含む飲みものは残るとべたつきや詰まりの原因になりますので、使うたびに洗う前提で考えてください。水専用機で楽しみたい場合は、先に炭酸水を作ってから、後でシロップや果汁を加える方法が安全です。

レンタルやサブスクで使う方法はある?

ソーダストリーム公式の月額レンタル(マンスリープラン)は2023年2月末で新規受付を終了しています。現在は、家電レンタルのモールや短期レンタルのサービスを通じて借りる形が中心です。

月額1,000円台から利用できるサービスや、週単位で借りられるサービスがあり、対応する機種も限られます。試してみて合わなければ返せる点は魅力ですが、1年以上使うつもりなら、購入した方が総額は確実に安くなります。月額1,350円を1年払えば16,200円で、TERRAのスターターキットが買える金額です。

したがって、レンタルは生活に合うかどうかを1〜2か月見極めるための手段と位置づけるのが賢い使い方です。続けられそうだと分かった時点で、キャッシュバックキャンペーンの時期を狙って購入に切り替えましょう。

まとめ|飲む量が多い人ほど炭酸水メーカーのコスパは良くなる

炭酸水メーカーはコスパが悪い、という評価は半分正解で半分誤解です。正確には、飲む量が少ない人には向かず、多い人ほど圧倒的に得になるというのが実際のところです。

数字でまとめると、市販の箱買い(1本70円)に対して、シリンダー式は1本約21.5円、142L運用のドリンクメイトなら約14円。1日1本のペースでも、GAIA(13,200円)なら約9か月、ドリンクメイト シリーズ580(9,900円)なら約6.5か月で本体代を回収できます。1日1L飲むならどの機種でも1年以内、家族で1日2L使うなら2〜3か月です。

コスパを落とす原因もはっきりしています。ミネラルウォーターで作る、強炭酸で押しすぎる、都度オンラインでシリンダーを交換する、置き場所が悪くて使わなくなる。この4つを避けるだけで、実費はカタログ値に近づきます。水道水を使い、よく冷やしてから作り、店頭交換かまとめ交換を選ぶ。これだけで十分です。

機種選びに迷ったら、初期費用を抑えたいならソーダストリーム GAIA、交換のしやすさと実費の安定を取るならTERRA、毎日の使い心地で続けやすさを買うならARTが軸になります。ソーダストリームのどれにするかで迷う場合は、ソーダストリーム全8種類を比較した記事も判断の助けになります。単価を最優先するならドリンクメイト シリーズ620、価格と単価のバランスならシリーズ640も候補です。まず小さく試したいなら、1万円以下のドリンクメイト シリーズ580かソーダスパークル マルチスパークル3から始めてみてください。

なお、価格やキャンペーンは変更されることがあります。購入の直前には、必ず各公式サイトで最新の金額と実施状況を確認してから決めるようにしましょう。

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