病院・クリニック向けウォーターサーバーおすすめランキング14選|料金と衛生面を比較【2026年最新】

待合室で長く待つ患者さん、薬を飲むための水が欲しい方、夏場に汗をかいて来院した高齢の方。病院やクリニックでは、「すぐに飲める安全な水」を用意しておくことが、患者さんの安心感と院内の印象を大きく左右します。スタッフにとっても、忙しい合間に冷たい水や温かいお茶をさっと用意できる環境は、日々の働きやすさにつながります。

一方で、医療機関に置くウォーターサーバーは、家庭用とは選ぶ基準が少し違います。不特定多数の人が使うので注ぎ口の衛生管理は欠かせませんし、小さな子どもが触れても熱湯が出ないチャイルドロック、来院者数に見合った給水量、契約期間や解約金まで含めた総額も確認しておきたいところです。

この記事では、病院・クリニック向けのウォーターサーバーを「浄水型」と「宅配型」に分けてそれぞれ7機種、計14機種をランキング形式で比較しました。料金や衛生機能の違いはもちろん、来院者数別のコスト目安、診療科・設置場所別のおすすめ、導入後の院内の衛生管理ルールまで、2026年10月時点の公式情報をもとにまとめています。医院の規模や患者層に合う1台を選ぶ参考にしてください。

目次

病院・クリニックにウォーターサーバーが置かれている理由

病院や診療所でウォーターサーバーを見かける機会が増えたのは、単なるサービスの一環ではなく、患者さんの体調管理や服薬、満足度に直結する理由があるからです。まずは医療機関ならではの導入理由を3つ整理します。

待ち時間の水分補給と熱中症・脱水対策

外来の待ち時間は、混雑する時期には30分から1時間を超えることも珍しくありません。発熱や下痢・嘔吐などで来院する患者さんは、もともと体の水分が失われやすい状態にあります。待合室でこまめに水分をとれる環境があるだけで、脱水の悪化を防ぐ助けになります。

特に注意したいのが夏場の高齢者です。高齢になると喉の渇きを感じにくくなり、自分では気づかないうちに水分が不足しがちです。厚生労働省の熱中症関連情報でも、喉が渇く前のこまめな水分補給が呼びかけられています。暑い中を歩いて来院した方が、受付を済ませてすぐに冷たい水を飲めるのは大きな安心材料です。

ペットボトルの自販機を置く方法もありますが、患者さんに費用負担をかけずに済む点、紙コップ1杯分だけ気軽に飲める点で、ウォーターサーバーのほうが待合室には向いています。冷水だけでなく常温水を出せる機種なら、冷たい水で体を冷やしたくない妊婦さんや高齢の方にも配慮できます。

服薬時に安心して使える水を用意できる

院内で薬を飲んでもらう場面は意外と多いものです。検査前の前処置薬、頓服の解熱鎮痛薬、院内処方の初回分など、その場で服用してもらうときに、清潔な水をすぐに渡せるかどうかは医療機関として大切なポイントです。

一般的に、薬はコップ1杯程度の水かぬるま湯で飲むのが基本とされています。冷たすぎる水は胃腸が弱っている方には負担になることもあるため、常温水が出せるサーバーや、温水と冷水を混ぜてぬるま湯を作りやすいサーバーは服薬用途と相性が良いです。今回のランキングでは、エブリィフレシャス tall・ウォータースタンド ピュアライフ L・ハミングウォーター flows などが常温水に対応しています。

また、浄水型は水道水を活性炭などのフィルターでろ過するため、カルキ臭が抑えられて飲みやすくなります。宅配型のRO水はミネラル分をほとんど除去した純水に近い水で、クセがなく薬の味を邪魔しにくいのが特徴です。いずれの場合も、服薬の可否や水の量に指示がある患者さんには、医師・薬剤師の指示を優先してもらいましょう。

患者調査でも待ち時間への不満がもっとも多い

厚生労働省の令和5(2023)年受療行動調査では、全国489の一般病院を利用する患者さん約10万4千人から回答を得ています。その結果、外来患者さんが病院に対して感じる不満でもっとも多かったのは「診察までの待ち時間」で25.2%でした。診察等までの待ち時間は1時間未満が約7割とされる一方、待ち時間そのものが満足度を下げる最大の要因になっていることがわかります。

待ち時間をゼロにするのは難しくても、待っている時間を少しでも快適にする工夫はすぐに取り入れられます。予約システムや呼び出し通知と並んで、ウォーターサーバーは導入のハードルが低く、効果を実感しやすい設備のひとつです。冷たい水や温かい白湯を自由に飲めるだけで、待合室の居心地はぐっと良くなります。

さらに、口コミサイトやGoogleマップのレビューでは「待合室が清潔」「お水が飲めて助かった」といった細かな配慮が評価につながりやすく、新規患者さんの来院の決め手になることもあります。患者満足度の向上策として、費用対効果の高い一手といえるでしょう。

病院・クリニック向け浄水型ウォーターサーバーおすすめランキングTOP7

まずは水道水を使う浄水型のおすすめ7機種です。浄水型は水の注文や空ボトルの保管が不要で、使う量が増えても月額が変わらない定額制が中心。来院者数が多く、水の消費量が読みにくい医療機関ほどコスト面のメリットが大きくなります。給水タンク式(工事不要)と水道直結式(設置工事あり)の両方を取り上げました。

機種 月額料金(税込) 給水方式 常温水 衛生機能 契約期間・解約時の費用
エブリィフレシャス tall
エブリィフレシャス tall
3,300円 給水タンク式(床置き) あり カートリッジ定期配送・タンク取り外し洗浄 3年/3年未満は40,000円(不課税)
ウォータースタンド ピュアライフL
ウォータースタンド ピュアライフ L
3,300円(契約期間なし)〜2,860円(5年) 給水タンク式(床置き) あり UV-LEDクリーン・コック除菌 契約期間なしプランは解約金0円
クリクラ feel free putio
feel free putio
3,140円(お得プラン)〜 給水タンク式(卓上) あり(ECO冷水) LED(UV)殺菌・1年ごとに本体交換 契約期間中の解約は違約金あり
ハミングウォーター flows
ハミングウォーター flows
3,410円 給水タンク式(床置き) あり 2段階ろ過・フィルター8か月ごと 2年/期間内は引取手数料33,000円
Locca スリムR2
Locca Slim-RⅡ
2,900円 給水タンク式(床置き) なし UV LEDで冷水タンクを2時間おきに照射 5年/契約解除料10,000〜50,000円
ウォータースタンド プライムスタンド
ウォータースタンド プライムスタンド
5,500円(初回設置費9,900円) 水道直結(床置き・合計21.6L) あり 自動UVクリーン(6時間・12時間サイクル) 1年以内の解約は6,600円
楽水 ピュレスト
楽水 ピュレスト(スタンドタイプ)
3,630円(初回設置費13,800円) 水道直結(床置き) 冷水3段階で調整 クリーン機能 3年/期間内は残月額の60%+撤去費

1位 エブリィフレシャス tall|常温水も出せて服薬用の水にもそのまま使える

エブリィフレシャス tall

月額料金 3,300円(税込・定額/配送料・カートリッジ代込み)
タイプ 浄水型(給水タンク式)・床置き
温度設定 常温・冷水5〜10℃・ECO冷水・温水80〜85℃・ECO温水・高温約90℃の6種類
タンク容量 総容量8.7L
浄水性能 除去対象50種類
安全機能 チャイルドロック
電気代の目安 月約401円〜(省エネモード使用時)
契約期間・解約金 3年/3年未満の解約は40,000円(不課税)+サーバー返送手数料
支払い方法 クレジットカードのみ

メリット

  • 常温水が出せるので、服薬用の水をそのまま紙コップに注げる
  • 月額3,300円の定額で、来院者が増えても水代が上がらない
  • 総容量8.7Lの大容量タンクで、給水の回数を減らせる
  • 高温約90℃まで出せるので、スタッフのお茶やカップ麺にも使える

デメリット

  • 3年未満で解約すると40,000円の解約金がかかる
  • 支払いはクレジットカードのみで、請求書払いや口座振替は選べない
  • 給水タンク式なので、来院者が多い日は水道水の補充が必要

エブリィフレシャス tallは、宅配水大手のフレシャスが手がける浄水型サーバーです。最大の特徴は、常温・冷水・温水に加えてECO冷水・ECO温水・高温の6種類の温度を使い分けられること。冷たすぎない常温水は、待合室で薬を飲む患者さんや、体を冷やしたくない妊婦さん・高齢の方に渡しやすく、医療機関での使い勝手が抜群です。

月額は3,300円(税込)の定額で、配送料やカートリッジ代も含まれています。上部の給水タンクに水道水を注ぐだけで、総容量8.7Lの大容量タンクに浄水がたまる仕組みです。除去対象は50種類と浄水性能も高く、水道水のカルキ臭が気になる方にも飲みやすい水になります。省エネモードを使えば電気代は月約401円からと、ランニングコストも抑えられます。

注意したいのは、契約期間が3年で、3年未満で解約すると40,000円(不課税)の解約金がかかる点です。開業直後で数年以内の移転を予定している医院は、契約期間の縛りがないプランを選べる機種と比較しておくと安心です。3年以上同じ場所で使う予定のクリニックなら、服薬対応と定額制を両立できる第一候補になります。

2位 ウォータースタンド ピュアライフ L|UV-LEDクリーンとコック除菌で待合室でも衛生的

ウォータースタンド ピュアライフL

月額料金 契約期間なしプラン3,300円/3年プラン3,080円/5年プラン2,860円(いずれも税込)
タイプ 浄水型(給水タンク式)・床置き
温度設定 冷水4〜8℃・常温水・温水約92℃
衛生機能 UV-LEDクリーン機能+コック除菌
安全機能 温水は自動ロック・全操作ロック可
サイズ 幅26cm×奥行37cm×高さ120.4cm
電気代の目安 月約462円(節電モード使用時)
契約期間・解約金 契約期間なしプランは解約金0円(3年・5年プランは期間内の解約金あり)

メリット

  • UV-LEDクリーンとコック除菌で、不特定多数が使う待合室でも衛生管理しやすい
  • 契約期間なしプランなら解約金0円で、試験導入しやすい
  • 温水は自動でロックされ、子どもが誤って熱湯を出しにくい
  • 常温水に対応し、服薬用の水も用意しやすい

デメリット

  • 解約金0円で使えるのは月3,300円の契約期間なしプランのみ
  • 給水タンク式なので、利用者が多いと補充の手間がかかる

ウォータースタンド ピュアライフ Lは、浄水型サーバーの専業メーカーであるウォータースタンドの床置き給水タイプです。サーバー内部をUV-LEDで照射するクリーン機能と、注ぎ口のコック除菌を備えており、多くの人が手を触れる待合室でも衛生状態を保ちやすい設計になっています。温水は自動ロックがかかるため、小児科や家族連れが多いクリニックでも安心して置けます。

料金プランは3種類あり、契約期間なしプランは月3,300円で解約金がかかりません。「まずは待合室に1台置いて、患者さんの反応を見てから台数を増やしたい」という医院には、この縛りのないプランが向いています。長く使うと決まっていれば、3年プランで月3,080円、5年プランで月2,860円まで下げられます。

ウォータースタンドは水道直結型のラインナップも豊富で、来院者が増えて給水が追いつかなくなったときに、同じメーカー内で直結型へ切り替えやすいのも利点です。衛生機能を重視しつつ、小さく始めて様子を見たいクリニックにおすすめです。

3位 feel free putio|卓上置きで受付カウンターや診察室にも置ける

クリクラ feel free putio

月額料金 お得プラン3,140円/スタンダードプラン3,440円/ライトプラン3,760円(各レンタル料+あんしんサポートパック460円・税込)
タイプ 浄水型(給水タンク式)・卓上
サイズ・重さ 幅24cm×奥行36.2cm×高さ41.5cm・8.0kg
温度設定 冷水約5〜10℃(ECO時14〜20℃)・温水約80〜85℃・再加熱約85〜87℃
タンク容量 合計5.0L(給水タンク3.0L)
衛生機能 LED(UV)殺菌・フィルター半年ごと交換・1年ごとに本体まるごと交換
初期費用 無料(設置工事不要)
契約期間・解約金 契約期間中の解約は解約違約金あり(期間はプランにより異なる)

メリット

  • 幅24cmの卓上サイズで、受付カウンターや処置室の隅にも置ける
  • 1年ごとにサーバー本体をまるごと交換するので、内部の汚れが気になりにくい
  • 初期費用無料・工事不要で、届いたその日から使える
  • お得プランとスタンダードプランは月額3か月半額の特典がある

デメリット

  • タンクは合計5.0Lと小さめで、大人数の待合室では給水回数が増える
  • 本体交換のときに水抜きと返送の手間がかかる

feel free putio(プティオ)は、宅配水のクリクラが展開する浄水型ブランド「feel free」の卓上モデルです。幅24cm・設置面はA4サイズほどのコンパクトさで、床に置くスペースがない受付カウンターや診察室、処置室の作業台の隅にも収まります。床置き型を置くと動線をふさいでしまう小規模なクリニックにとって、貴重な選択肢です。

衛生面の安心感も大きな魅力です。取水口の直前にLED(UV)殺菌を備えているうえ、フィルターは半年ごと、サーバー本体は1年ごとにまるごと新品と交換されます。内部の分解清掃をスタッフが行う必要がないため、衛生管理の負担を減らしたい医院に向いています。

料金はレンタル料とあんしんサポートパック460円を合わせた定額制で、お得プランなら月3,140円です。一方でタンク容量は合計5.0Lと小さいため、1日に多くの患者さんが利用する待合室のメイン機というより、スタッフ用やサブ機、患者数が少なめのクリニックに向いた1台といえます。

4位 ハミングウォーター flows|水の使用量を気にせず使える定額制

ハミングウォーター flows

月額料金 3,410円(税込・定額/北海道3,630円・沖縄3,740円)
タイプ 浄水型(給水タンク式)・床置き
温度設定 冷水6〜10℃・温水80〜90℃・常温水(再加熱機能あり)
ろ過方式 高密度圧縮活性炭+中空糸膜の2段階ろ過(除去対象31項目)
使用量の目安 1日約7.5L・フィルターは約8か月ごとに定期配送
安全機能 温水ロック・完全ロック・ロックフリーの3モード
初期費用 出荷手数料2,200円(北海道・沖縄は3,300円)
契約期間・解約金 2年/期間内の解約はサーバー引取手数料33,000円

メリット

  • 月額3,410円の定額で、水の使用量を気にせず使える
  • 常温水が出せて、服薬や白湯づくりに使いやすい
  • ロックのかけ方を3モードから選べて、設置場所に合わせやすい
  • 初回設置から1か月間は月額料金が0円

デメリット

  • 2年以内に解約するとサーバー引取手数料33,000円がかかる
  • 1日の使用量の目安は約7.5Lで、来院者が多い病院には容量が足りない
  • 初回に出荷手数料2,200円がかかる

ハミングウォーター flowsは、月額3,410円の定額で水道水を何度でもろ過して使える浄水型サーバーです。高密度圧縮活性炭と中空糸膜の2段階ろ過で、公式サイトによると除去対象は31項目。近年話題になっているPFOS・PFOAなどの有機フッ素化合物にも対応しています。

医療機関で使いやすいのは、チャイルドロックのモードを選べる点です。温水だけロックする標準モードのほか、全操作をロックする完全ロック、ロックをかけないロックフリーの3種類から選べます。子どもが多い小児科の待合室では完全ロック、高齢の患者さんが多い内科では温水ロックのみなど、患者層に合わせて設定を変えられます。常温水も出せるため、冷たい水が苦手な方にも配慮できます。

ただし1日の使用量の目安は約7.5Lです。紙コップ1杯を150mlとすると50杯分ほどなので、1日の来院者が数十人規模のクリニック向けといえます。初回の出荷手数料と2年の規定利用期間も含めて、総額で比較しておきましょう。

5位 Locca Slim-RⅡ|フィルターが自動で届き管理の手間が少ない

Locca スリムR2

月額料金 2,900円(税込・Locca基本プラン/2026年4月1日以降の新規契約分)
タイプ 浄水型(給水タンク式)・床置き
温度設定 冷水約6℃・温水約80℃・再加熱約90℃(常温水なし)
カートリッジ 約9か月に1回定期配送(月額料金に込み)
衛生機能 UV LEDが2時間おきに冷水タンクを照射
安全機能 温水チャイルドロック・ALL LOCK
初期費用 初回登録事務手数料3,300円
契約期間・解約金 5年/5年未満の解約は契約解除料10,000〜50,000円
支払い方法 クレジットカード・後払い(口座振替)、法人は請求書払いも可

メリット

  • 月額2,900円と、今回紹介する浄水型の中でもっとも安い
  • カートリッジが約9か月ごとに自動で届き、交換時期を管理しなくてよい
  • UV LEDが2時間おきに冷水タンクを照射して衛生を保つ
  • 法人は請求書払いに対応しており、医療法人の経理処理がしやすい

デメリット

  • 最低利用期間が5年と長く、途中解約は最大50,000円の契約解除料がかかる
  • 常温水が出せない
  • 初回登録事務手数料3,300円がかかる

Locca Slim-RⅡは、天然水大手のプレミアムウォーターが展開する浄水型ブランド「Locca」の床置きモデルです。月額は2,900円(税込)で、今回の浄水型7機種の中でもっとも月額が安いのが魅力。交換用カートリッジは約9か月に1回定期的に届き、費用も月額に含まれているので、スタッフが交換時期を記録して発注する手間がかかりません。

冷水タンクには2時間おきにUV LEDを照射する機能があり、温水のチャイルドロックに加えて全ボタンを止めるALL LOCKも備えています。支払いはクレジットカードのほか後払い(口座振替)に対応し、法人契約なら請求書払いも選べるため、クレジットカード決済を避けたい医療法人にも導入しやすい機種です。

一方で、最低利用期間は5年と長めです。5年未満で解約すると10,000〜50,000円の契約解除料がかかるため、テナントの契約更新や移転の予定と照らし合わせて検討しましょう。常温水が出ない点も、服薬用途を重視する場合は確認しておきたいポイントです。

6位 ウォータースタンド プライムスタンド|法人向けの水道直結型で来院者が多い病院でも水切れなし

ウォータースタンド プライムスタンド

月額料金 5,500円(税込)
初回設置費 9,900円(税込/設置・設定・部材・廃材処理を含む)
タイプ 浄水型(水道直結)・床置き・法人向け
タンク容量 合計21.6L(冷水8.5L・常温水9.5L・温水3.6L)
温度設定 冷水5℃・常温水・温水約93℃(通常モード)
衛生機能 自動UVクリーン機能(6時間・12時間サイクル)
安全機能 温水ロック+全操作ロック
サイズ 幅32cm×奥行49cm×高さ126cm
解約金 1年以内の解約は6,600円

メリット

  • 水道直結で給水の手間がなく、来院者が多い日でも水切れしない
  • 合計21.6Lの大容量タンクで、連続して注いでも冷水・温水が追いつきやすい
  • 自動UVクリーン機能が定期的に作動し、衛生管理を自動化できる
  • 解約金は1年以内でも6,600円と、水道直結型としては負担が小さい

デメリット

  • 月額5,500円と、給水タンク式より高め
  • 水道管に接続する設置工事が必要で、設置場所が水回りの近くに限られる
  • 奥行49cmと大きく、狭い待合室では置き場所を選ぶ

ウォータースタンド プライムスタンドは、オフィスや公共施設向けに設計された大容量の水道直結型サーバーです。水道管から直接給水するため、タンクに水を注ぐ手間もボトル交換もありません。冷水8.5L・常温水9.5L・温水3.6Lの合計21.6Lを蓄えられるので、外来のピーク時に患者さんが続けて利用しても、冷たい水が出なくなる心配がほとんどありません。

衛生面では、6時間・12時間のサイクルで自動的に作動するUVクリーン機能を搭載しています。温水ロックと全操作ロックの2段構えで、子どもが多い時間帯にも対応できます。月額は5,500円(税込)で、初回のみ設置費9,900円がかかりますが、1年以内に解約しても解約金は6,600円にとどまります。

1日に100人以上が来院する病院や、待合室が広い総合クリニックのメイン機として最適な1台です。設置には水道の分岐工事が必要なため、給湯室や手洗い場の近くに置けるかを事前に確認しておきましょう。

7位 楽水 ピュレスト(スタンドタイプ)|病院への設置実績がある水道直結型

楽水 ピュレスト

月額料金 3,630円(税込・定額)
初回設置費 13,800円(税込)
タイプ 浄水型(水道直結)・床置き(卓上タイプ・大容量タイプもあり)
温度設定 冷水約5/8/12℃の3段階・温水約90/95℃
機能 タッチパネル・ECO機能・クリーン機能・チャイルドロック
フィルター・送料 レンタル期間中は無料(月額に込み)
契約期間 3年(以降は同額で自動継続)
解約時の費用 解約手数料3,300円/3年以内は残りの月数×月額の60%+撤去費用11,000円(税込)

メリット

  • 病院・クリニックへの設置事例が公式サイトで多数紹介されている
  • 月額3,630円の定額で、水道直結型としては割安
  • 冷水は3段階で調整でき、冷たすぎない水も出せる
  • スタンド・卓上・大容量から設置場所に合わせて選べる

デメリット

  • 初回設置費13,800円がかかる
  • 3年以内の解約は残りの月額の60%と撤去費用の負担が大きい

楽水 ピュレストは、オフィスコーヒーや衛生用品のレンタルで知られるダイオーズの浄水機「ピュレスト」を扱う水道直結型サーバーです。公式サイトの設置事例には、鹿児島市の病院をはじめ、奈良市や東京都足立区のクリニック、群馬県渋川市の病院など、医療機関への設置例が数多く掲載されています。待合室とスタッフ休憩室にそれぞれ1台ずつ置いた事例もあり、導入時のイメージをつかみやすいのが魅力です。

月額3,630円(税込)の定額で、フィルター代や送料もレンタル期間中は無料。水道直結型の中では月額が抑えめで、水道直結の便利さとコストのバランスを取りたい中規模クリニックに向いています。冷水は約5・8・12℃の3段階、温水は約90・95℃から選べるので、冷たすぎる水を避けたい場合は12℃に設定するといった調整も可能です。

注意点は解約時の費用です。どの時点でも解約手数料3,300円がかかり、3年以内の解約では残りの月数×月額料金の60%と撤去費用11,000円が必要です。初回設置費13,800円とあわせ、3年以上使う前提で導入しましょう。

病院・クリニック向け宅配型ウォーターサーバーおすすめランキングTOP7

続いて、ボトルやパックで水が届く宅配型のおすすめ7機種です。宅配型は水道工事が不要で、天然水やRO水など水の種類を選べるのが特徴。停電・断水時にボトルの水を使えるため、災害時の備えを兼ねたい医療機関にも向いています。一方で使った分だけ水代がかかるので、来院者数が多い場合は月額が膨らみやすい点に注意しましょう。

機種 水の種類 月額の目安(税込) ボトル交換 衛生機能 契約・注意点
コスモウォーター smartプラス NEXT
コスモウォーター smartプラスNext
天然水 約4,320円(12L×2本)※安心サービス料440円は任意 足元(12L) Wクリーン 3年(期間内の解約は引取手数料あり)
フレシャス dewo
フレシャス dewoⅱ
天然水 約4,990円〜(7.2L×4パック) 上部(7.2L軽量パック) UV-LED 前月2箱未満はレンタル料月550円
クリクラFit(フィット)
クリクラFit
RO水(ミネラル配合) 約3,700円(12L×2本+サポートパック460円) 上部(12L) 毎年サーバー本体を交換 5年(1年未満解約17,000円〜4年以上8,000円)
ワンウェイウォーター smartプラス
ワンウェイウォーター smartプラス
天然水 約2,700円(プラスプレミアム12L×2本) 足元(使い捨てボトル) Wクリーン 2年(期間内の解約は9,900円)
プレミアムウォーター スリムサーバー4
プレミアムウォーター スリムサーバー4
天然水 約4,190円(12L×2本・もっとPREMIUMプラン) 上部(12L) 記載なし 5年または3年
アクアクララ アクアレグノ
アクアクララ アクアレグノ
RO水(ミネラル添加) 約4,890円(12L×2本+サポート料・2年割) 上部(12L) 冷水タンクUVクリーン 2年割プランは2年
アルピナウォーター エコサーバー
アルピナウォーター エコサーバー
RO水 約3,972円(関東・12L×2本+レンタル料) 上部(12L) 週1回の自動クリーニング 1年(1年未満の解約は解約金あり)

1位 コスモウォーター smartプラスNext|足元ボトル交換でスタッフの負担が軽い

コスモウォーター smartプラス NEXT

水の種類 天然水(非加熱処理・全国4か所の採水地)
水代 12Lボトル1本2,160円(税込)/12L×2本で約4,320円
レンタル料 無料(任意加入の安心サービス料は月440円)
ボトル交換 足元・下置き(12Lボトル)
温度設定 温水3段階(80〜90℃/70〜80℃/60〜70℃)・冷水3段階
衛生機能 Wクリーン機能
安全機能 チャイルドロック(常時ロック/常時フリー/ボタン操作時のみの3モード)
停電時 非常用電源ユニットの接続で常温水を利用可
初期費用・契約 出荷手数料2,200円/規定利用期間3年(期間内の解約はサーバー引取手数料あり)

メリット

  • 重い12Lボトルを足元でセットでき、持ち上げる負担がない
  • 非加熱処理の天然水で、患者さんへのおもてなしにも使える
  • 温水・冷水とも3段階で、白湯に近い温度も作りやすい
  • 停電時も非常用電源ユニットで常温水を使える

デメリット

  • 水の使用量に比例して水代が増え、来院者が多いと割高になる
  • 3年未満で解約するとサーバー引取手数料がかかる
  • 12Lボトルの在庫を置くスペースが必要

コスモウォーター smartプラスNextは、重い12Lボトルを足元にセットできる下置き設計の天然水サーバーです。宅配型を医療機関に置くときに意外と負担になるのが、ボトル交換を担当するスタッフの腰への負担。12Lボトルは約12kgあり、上部まで持ち上げるのは受付や看護助手のスタッフにとって大きな負担です。足元交換なら、ボトルを床から滑らせるようにセットするだけで済みます。

水は全国4か所の採水地から届く非加熱処理の天然水で、まろやかな口当たりが特徴です。温水は3段階で調整でき、弱モードの60〜70℃なら熱すぎず、白湯として患者さんに出しやすい温度になります。チャイルドロックも3モードから選べ、小児科では常時ロック、スタッフルームでは常時フリーといった使い分けが可能です。

料金は12Lボトル1本2,160円(税込・1回2本から)で、サーバーレンタル料は無料です。故障時の保証などを手厚くしたい場合は、月440円の安心サービスに任意で加入できます。ただし水代は使った分だけかかるため、1日の来院者が多い医院では月額が膨らみやすくなります。1日の来院者が20〜30人程度までのクリニックや、天然水にこだわりたい医院に向いています。

2位 フレシャス dewoⅱ|7.2Lの軽量パックで女性スタッフでも交換しやすい

フレシャス dewo

水の種類 天然水(富士・朝霧高原・木曽から選択)
水代 富士7.2Lパック1個1,248円(税込)/7.2L×4パックで約4,990円
レンタル料 月2箱以上の注文で無料(未達の月は550円)
ボトル交換 7.2L軽量パックを上部にセット
温度設定 常温水・冷水・温水80〜85℃・エコ温水70〜75℃・高温約90℃(再加熱)
衛生機能 UV-LED自動クリーニング
安全機能 チャイルドロック(操作ボタンを上部に配置)
支払い方法 クレジットカード・代金引換

メリット

  • 7.2Lの軽量パックで、上部セットでも交換の負担が小さい
  • 使用済みパックは小さくたためて、院内のゴミ置き場を圧迫しにくい
  • 常温水と再加熱モードに対応し、服薬にもスタッフのお茶にも使える
  • UV-LEDで自動クリーニングされる

デメリット

  • 月2箱未満だとレンタル料550円がかかる
  • パックが小さいぶん、来院者が多いと交換の回数が増える
  • 水代は宅配型の中でも高めの部類

フレシャス dewoⅱは、ボトルではなく7.2Lの軽量パックを使う天然水サーバーです。12Lボトルより約5kg軽いので、上部セット式でも交換がラク。小柄なスタッフが多いクリニックや、交換担当を決めずに誰でも対応できるようにしたい医院に向いています。使い終わったパックはくしゃっとたためるので、空ボトルを保管・回収に出す手間もありません。

機能面では、常温水と再加熱モード、UV-LEDによる自動クリーニングを備えています。チャイルドロックは操作ボタンを上部に配置する設計で、小さな子どもの手が届きにくくなっています。水は富士・朝霧高原・木曽の3種類から選べ、いずれもクセの少ない軟水です。

ただし7.2Lパックは1個あたりの量が少ないため、利用者が多いと交換の頻度が上がります。月の水代も宅配型の中では高めなので、1日の来院者が少なめで、天然水のおいしさと交換のしやすさを優先したいクリニックにおすすめです。

3位 クリクラFit|全国の産院で使われているRO水

クリクラFit(フィット)

水の種類 RO水(不純物を除去した純水にミネラルを配合)
水代 12Lボトル1,620円〜(税込)
月額の内訳 水代+あんしんサポートパック月460円(税込)
レンタル料 無料(3か月で6本未満の場合は月1,100円)
ボトル交換 上部セット(12Lボトル・ボトルカバーで隠せる)
温度設定 温水約80〜90℃(再加熱で最大93℃)・冷水
衛生機能 毎年サーバー本体を交換・コックや差込口に抗菌加工
安全機能 温水チャイルドロック(冷水コックにも取り付け可)
停電時 電気を使わずに常温水を出せる
契約期間 5年(超お得プラン・自動更新)

メリット

  • 公式サイトによると全国約600の産院で利用されている
  • 冷水コックにもチャイルドロックを付けられ、小児科でも使いやすい
  • 毎年サーバー本体を交換してくれるので、内部の衛生状態を保ちやすい
  • 12Lボトル1,620円と水代が安く、停電時も電気を使わず常温水が出せる

デメリット

  • 3か月で6本未満だとレンタル料が月1,100円かかる
  • ボトルを上部にセットするため、持ち上げる力が必要

クリクラFitは、宅配水の老舗クリクラの現行スタンダード機です。公式サイトによると、クリクラの水は全国約600の産院でも利用されています。水はROフィルターで不純物を取り除いた純水にミネラルを配合した軟水で、赤ちゃんのミルクづくりにも使いやすいのが特徴です。産婦人科や小児科のように、妊婦さんや乳幼児が利用する医療機関では安心材料になります。

安全面では、温水コックだけでなく冷水コックにもチャイルドロックを取り付けられるのが大きなポイント。子どもが冷水を出しっぱなしにして床が濡れ、転倒の原因になるといったトラブルを防げます。さらに、毎年サーバー本体を新しいものと交換してくれるため、内部の汚れが蓄積しにくく、衛生管理の負担も抑えられます。

あんしんサポートパックは月460円(税込)と手頃ですが、もっとも安い「超お得プラン」は契約期間5年の自動更新制で、期間内の解約には17,000円(1年未満)〜8,000円(4年以上5年未満)の違約金がかかります。契約期間の縛りがないベーシックプランもありますが、12Lボトルは1,750円とやや高くなります。さらに3か月で6本未満の注文だとレンタル料が月1,100円かかるため、ある程度コンスタントに水を使う産婦人科・小児科に向いています。なお、卓上型のクリクラYoriは2026年8月24日から新規受付と出荷を一時停止しているため、現在申し込めるのは床置きのFitが中心です。

4位 ワンウェイウォーター smartプラス|使い捨てボトルで回収の手間がない

ワンウェイウォーター smartプラス

水の種類 天然水(プラスプレミアム・富士の銘水「彩」など)
水代 プラスプレミアム12L 1,350円/富士の銘水「彩」12L 2,052円(いずれも税込)
レンタル料・配送料 無料
ボトル交換 足元交換(使い捨てボトル)
温度設定 冷水6〜10℃・温水80〜90℃
衛生機能 Wクリーン機能(クリーンエア・クリーンサイクル)
安全機能 温水・冷水チャイルドロック
初期費用 出荷手数料1,100円(税込)
契約期間・解約金 2年/期間内の解約はサーバー引取手数料9,900円(税込)

メリット

  • プラスプレミアムなら12L 1,350円と、天然水の中でも水代が安い
  • 使い捨てボトルなので、空ボトルの保管や回収の手間がない
  • 足元交換で、重いボトルを持ち上げなくてよい
  • 温水・冷水の両方にチャイルドロックがある

デメリット

  • 支払いはクレジットカードのみ
  • 使い捨てボトルのゴミが出るので、院内の分別ルールを確認する必要がある
  • 常温水の出水には対応していない

ワンウェイウォーター smartプラスは、使い捨てボトル(ワンウェイ方式)と足元交換を組み合わせた天然水サーバーです。回収式のガロンボトルと違い、空き容器を保管しておいて配送員に返す必要がありません。バックヤードの狭いクリニックでも、空ボトルが積み上がって通路をふさぐ心配がないのは大きなメリットです。

水代の安さも魅力で、プラスプレミアムなら12Lボトル1本1,350円(税込)、2本で2,700円と、天然水を扱う宅配型としては割安な水準です。サーバーレンタル料と配送料は無料で、初回に出荷手数料1,100円がかかります。温水・冷水の両方にチャイルドロックが付いており、クリーンエアとクリーンサイクルのWクリーン機能で内部の衛生にも配慮されています。

規定利用期間は2年で、期間内に解約するとサーバー引取手数料9,900円(税込)がかかります。公式サイトではプラスプレミアムは月3本以上の契約が前提と案内されているため、ある程度の量を毎月使う中規模クリニックで、水代を抑えつつ天然水を出したい場合に向いています。

5位 プレミアムウォーター スリムサーバー4|天然水で患者さんへのおもてなしに

プレミアムウォーター スリムサーバー4

水の種類 天然水(非加熱処理・複数の採水地)
月額の目安 約4,190円(12L×2本・もっとPREMIUMプラン)/約4,298円(ずっとPREMIUMプラン)
レンタル料 無料
ボトル交換 上部セット(12Lボトル)
タイプ 床置き(ロングタイプ)/卓上(ショートタイプ)
温度設定 冷水・温水約85℃(常温水なし)
安全機能 温水チャイルドロック
停電時 非常用コック付属
契約期間 もっとPREMIUMプラン5年/ずっとPREMIUMプラン3年

メリット

  • 非加熱処理の天然水で、患者さんに出すお水の印象が良い
  • 床置きのロングと卓上のショートから設置場所に合わせて選べる
  • 非常用コックが付属し、停電時にもボトルの水を使える
  • 契約者数が多く、サポート体制が整っている

デメリット

  • ボトルを上部にセットするため、持ち上げが必要
  • 安いもっとPREMIUMプランは最低利用期間が5年と長い
  • 常温水が出せない

プレミアムウォーター スリムサーバー4は、2025年に登場した宅配型の定番機です。非加熱処理の天然水は雑味が少なく、美容クリニックや自費診療中心の医院など、待合室の居心地やおもてなしの質を大切にしたい医療機関と相性が良いでしょう。床置きのロングタイプと卓上のショートタイプがあり、ショートタイプなら受付カウンターにも置けます。

料金は12Lボトル2本で、もっとPREMIUMプランなら月約4,190円から。最低利用期間はもっとPREMIUMプランが5年、ずっとPREMIUMプランが3年なので、開業からの見通しに合わせて選びます。非常用コックが付属しており、停電時にもボトルの水を取り出せる点は災害時の備えとして心強いポイントです。

一方でボトルは上部セット式で、常温水は出せません。服薬用の常温水を重視する場合や、ボトル交換を高齢のスタッフが担当する場合は、足元交換や常温水に対応した機種と比べて選びましょう。

6位 アクアクララ アクアレグノ|冷水タンクUVクリーンと全操作ロックで小児科にも安心

アクアクララ アクアレグノ

水の種類 RO水(不純物を除去した純水にミネラルを添加)
あんしんサポート料 2年割プラン月1,650円/通常プラン月1,980円(税込)
水代 12Lボトル1,620円(2年割プラン)/1,728円(通常プラン)
月額の目安 約4,890円(2年割プラン・12L×2本+サポート料)
温度設定 冷水5〜12℃・温水80〜90℃(省エネ時70〜75℃/再加熱で94℃)
衛生機能 冷水タンクUVクリーン・SIAA認証の抗菌素材の給水口
安全機能 全操作ロック(JDSA「乳幼児の火傷事故防止対策に関する指針」に適合)
サイズ 幅27cm×奥行31cm×高さ99cm

メリット

  • 全操作ロックが業界団体の火傷事故防止指針に適合しており、小児科でも安心
  • 冷水タンクのUVクリーンと抗菌素材の給水口で衛生面に配慮
  • 定期メンテナンスや故障対応があんしんサポート料に含まれる
  • 省エネモードで消費電力を約31%削減できる

デメリット

  • 水代とは別にあんしんサポート料が月1,650円〜かかる
  • ボトルは上部セットで、持ち上げる力が必要

アクアクララ アクアレグノは、RO水の宅配で長い実績を持つアクアクララの新しい機種です。注目したいのは安全・衛生の作り込みで、全操作ロックは日本宅配水&サーバー協会(JDSA)の「乳幼児の火傷事故防止対策に関する指針」に適合しています。冷水タンクにはUVクリーン機能、給水口にはSIAA認証を取得した抗菌素材が使われており、子どもが多く出入りする小児科の待合室でも安心して置けます。

料金は水代とあんしんサポート料の2本立てです。2年割プランならサポート料月1,650円、12Lボトル1本1,620円で、2本使った場合の月額は約4,890円(税込)。サポート料に定期メンテナンスや故障時の対応が含まれるため、衛生管理や機器トラブルの対応を業者に任せたい医療機関に向いています。

水受け皿は2段階に高さを調整でき、小さめのコップから大きめの容器まで注ぎやすいのも使いやすいポイントです。サポート料が毎月かかる分、水の使用量が少ない医院では割高に感じることもあるため、月の本数を見積もってから選びましょう。

7位 アルピナウォーター エコサーバー|RO水のピュアウォーターで水代を安く抑えられる

アルピナウォーター エコサーバー

水の種類 RO水(北アルプスの水をRO膜でろ過したピュアウォーター)
水代 12L 1,436円(関東・2026年10月1日注文分から)/1,350円(北関東・関西・東海)
レンタル料 月1,100円(税込)
温度設定 冷水約5〜10℃・温水約80〜85℃(ECOモード時は約70℃)
衛生機能 温水循環による自動クリーニング(1週間に1回)
安全機能 ダブルチャイルドロック
省エネ ECOモードで最大42%の省エネ
サイズ 幅31cm×奥行33cm×高さ100.5cm(ボトル装着時125cm)
注文ノルマ なし

メリット

  • 12L 1,436円(関東)と水代が安く、使用量が多い医院ほど割安
  • 週1回の自動クリーニングでサーバー内部を清潔に保てる
  • ダブルチャイルドロックで小さな子どもの誤操作を防げる
  • 注文ノルマがなく、季節による使用量の変動に合わせやすい

デメリット

  • サーバーレンタル料が月1,100円かかる
  • 天然水ではないため、味の好みが分かれることがある
  • ボトルは上部セットで持ち上げが必要

アルピナウォーター エコサーバーは、北アルプスの水をRO膜でろ過したピュアウォーターを届ける宅配型サーバーです。最大の魅力は水代の安さで、12Lボトルは関東エリアで1本1,436円(税込・2026年10月1日注文分から改定)、北関東・関西・東海エリアでは1,350円です。注文ノルマもないため、患者さんが増える冬場はまとめて頼み、落ち着く時期は減らすといった調整がしやすくなっています。

エコサーバーは、温水を循環させて1週間に1回サーバー内部を自動でクリーニングする機能を備えています。チャイルドロックはボタンと操作パネルの2重構造で、小さな子どもが触っても熱湯が出にくい設計です。ECOモードを使えば最大42%の省エネになり、電気代の負担も抑えられます。

サーバーレンタル料は月1,100円かかりますが、12L×2本と合わせても関東で月約3,972円です。宅配型を選びたいけれど水代はできるだけ安くしたいという医院や、RO水のクセのなさを好む医院に向いています。

病院向けウォーターサーバーの種類と違い

ウォーターサーバーは大きく「浄水型」と「宅配型」に分かれ、さらに浄水型は給水の方法によって2種類に分かれます。医療機関では、来院者数や設置場所、衛生管理の体制によって向き不向きがはっきり分かれるので、それぞれの特徴を押さえておきましょう。

水道水を使う浄水型(給水型・水道直結型)

浄水型は、水道水をサーバー内のフィルターでろ過して使うタイプです。月額が定額で、どれだけ使っても料金が変わらないのが最大の特徴で、来院者数によって水の使用量が大きく変わる医療機関とは相性が良いといえます。水の注文や空ボトルの保管も不要です。

給水の方法は2種類あります。1つ目は、上部のタンクに水道水を注いで使う給水タンク式(給水型)。工事不要でコンセントさえあれば置けるので、テナント入居のクリニックでも導入しやすく、月額は2,900〜3,410円程度が中心です。ただしタンク容量は5〜9L程度のため、利用者が多い日はスタッフがこまめに水を補充する必要があります。

2つ目は、水道管から直接給水する水道直結型です。給水の手間が一切なく、大容量タンクを備えた機種なら外来のピーク時でも水切れしません。一方で設置工事が必要で、月額は3,630〜5,500円程度と給水型より高めです。賃貸物件の場合は、分岐工事が可能かを事前に貸主や管理会社に確認しておきましょう。なお、浄水型の元になる水道水は、水道法にもとづく水質基準を満たして各家庭や施設に届けられています。

ボトルが届く宅配型(天然水・RO水)

宅配型は、メーカーから水の入ったボトルやパックが定期的に届くタイプです。水の種類は大きく2つあり、採水地の地下水を使う天然水と、RO膜(逆浸透膜)で不純物を取り除いたRO水に分かれます。天然水はミネラルによるまろやかな味わいが特徴で、RO水は純水に近くクセがないのが特徴です。

宅配型のメリットは、水道工事が不要で置き場所の自由度が高いこと、そして停電・断水時にもボトルの水を飲料水として使えることです。災害時に患者さんやスタッフの飲み水を確保する手段としても役立ちます。

デメリットは、水代が使用量に比例して増えることと、ボトル交換・在庫保管の手間がかかることです。12Lボトルは約12kgあり、上部に持ち上げる機種ではスタッフの負担になります。医療機関で宅配型を選ぶなら、足元交換の機種や軽量パックの機種を選ぶと運用がラクになります。

紙コップ式とボトルレス式の衛生面の違い

待合室での提供方法としては、サーバー横に紙コップを置いて自由に使ってもらう紙コップ式が一般的です。1人1杯ずつ使い捨てるため、コップを介した感染リスクを抑えられます。紙コップはディスペンサーに入れて1個ずつ取り出せるようにし、手で触れる部分を最小限にするのが衛生的です。

一方で、注ぎ口(コック)や受け皿は不特定多数の人が触れる場所です。サーバーの内部がどれだけ清潔でも、注ぎ口に手や紙コップの縁が触れれば、外側から汚れが入り込む可能性があります。UVクリーンやコック除菌などの機能はサーバー内部や注ぎ口周りの衛生を保つ助けになりますが、外側の拭き取り清掃は人の手で行う必要があります。

また、浄水型の「ボトルレス」は、宅配型のように外気が入り込むボトル交換がないため、交換時に雑菌が入るリスクが小さいのが利点です。宅配型でも、空気に触れにくい構造のパックや使い捨てボトルを使う機種なら、交換時の衛生面の不安を減らせます。

病院・クリニックにウォーターサーバーを置くメリット

ウォーターサーバーの導入は、患者さんへのサービス向上だけでなく、スタッフの働きやすさや経理面、災害対策にもつながります。主なメリットを4つ紹介します。

患者満足度と医院の印象アップにつながる

先に紹介した厚生労働省の受療行動調査でも、外来患者さんの不満でもっとも多いのは診察までの待ち時間でした。待ち時間そのものを短くするには予約システムの導入や人員配置の見直しが必要ですが、ウォーターサーバーなら月数千円の投資で待合室の居心地を手軽に改善できます。

清潔なウォーターサーバーが置かれている待合室は、「患者さんのことを考えてくれている医院」という印象を与えます。とくに初診の患者さんは、診療内容だけでなく受付や待合室の雰囲気から医院を評価しがちです。こうした小さな配慮が、再診や口コミでの紹介につながることも少なくありません。

ただし、汚れたまま放置されたサーバーはかえって逆効果です。受け皿に水がたまっていたり、注ぎ口が汚れていたりすると、医院全体の衛生管理に不安を持たれかねません。導入するなら、後述する清掃ルールとセットで運用することが大切です。

スタッフの福利厚生になる

医師や看護師、受付スタッフは、外来の合間に水分補給をする時間も限られています。スタッフルームや医局にウォーターサーバーがあれば、冷たい水や温かいお茶をすぐに用意でき、休憩時間を有効に使えます。電気ポットでお湯を沸かして保温しておく手間や、給湯室の湯沸かし器を使う順番待ちも減らせます。

スタッフが各自ペットボトルを買っている場合、1人1日1本150円としても、10人の職場なら月約3万円の出費になります。ウォーターサーバーを共用すれば、スタッフの負担を減らせるうえ、ペットボトルのゴミも削減できます。夏場の熱中症予防や、冬場の乾燥した院内での水分補給にも役立ち、働きやすい職場づくりの一環として求人でアピールできるポイントにもなります。

経費として計上できる

医療機関が事業のために支払うウォーターサーバーのレンタル料や水代は、原則として経費として計上できます。国税庁のタックスアンサー(No.2210 必要経費の知識)でも、事業所得の必要経費は売上原価や販売費・管理費など業務上必要な費用とされています。個人開業医の場合、待合室で患者さんに提供する水は業務に必要な費用として扱えます。

勘定科目は、患者さん向けであれば「消耗品費」や「雑費」、スタッフ向けであれば「福利厚生費」として処理するのが一般的です。ただし、院長の自宅兼診療所で家族も使っている場合などは、事業で使った分だけを按分して計上する必要があります。実際の処理方法は顧問税理士に確認しておくと安心です。

災害時の備蓄水として役立つ

地震や台風などの災害時、医療機関には地域の患者さんが集まることもあります。首相官邸の「災害が起きる前にできること」では、飲料水の備蓄の目安を1人1日3リットル、最低3日分としています。

宅配型のウォーターサーバーを使っていれば、ストックしているボトルの水をそのまま備蓄水として活用できます。普段から使いながら補充していく「ローリングストック」になるため、賞味期限切れの心配もありません。停電時でも、コスモウォーター smartプラスNextのように非常用電源ユニットで常温水を出せる機種、クリクラFitのように電気を使わず常温水が出せる機種、プレミアムウォーター スリムサーバー4のように非常用コックが付属する機種なら、ボトルの水を取り出せます。

一方で浄水型は、断水すると水道水そのものが使えないため、備蓄水としての役割は期待できません。浄水型を導入する場合は、別途ペットボトルの備蓄を用意しておきましょう。

病院・クリニックにウォーターサーバーを置くデメリット

メリットが多い一方で、導入前に知っておきたいデメリットもあります。費用・手間・衛生管理の3つの観点から確認しておきましょう。

月々のレンタル代・水代・電気代がかかる

ウォーターサーバーには、月額料金や水代のほかに電気代もかかります。今回紹介した機種の電気代は、省エネモード使用時で月400〜700円程度が目安です。浄水型なら月額2,900〜5,500円程度、宅配型なら12L×2本で月3,000〜5,000円程度が中心で、電気代を含めると1台あたり月4,000〜6,000円前後を見込んでおくとよいでしょう。

見落としがちなのが、契約期間と解約時の費用です。たとえばエブリィフレシャス tallは3年未満の解約で40,000円、Locca Slim-RⅡは5年未満で最大50,000円かかります。国民生活センターにも、ウォーターサーバーの契約内容や解約時の費用をめぐる相談が寄せられています。移転や改装の予定がある医院は、解約金のない・少ないプランを選ぶのが無難です。

宅配型はボトルの交換と保管が負担になる

宅配型の12Lボトルは約12kgあり、上部セット式のサーバーではこれを胸の高さまで持ち上げる必要があります。外来が忙しい時間帯に水が切れると、受付スタッフや看護助手が業務を中断して交換しなければなりません。ボトル交換が腰痛の原因になったり、交換中に水をこぼして床が濡れたりするリスクもあります。

また、未使用のボトルの在庫と、回収式の場合は空ボトルの保管場所も必要です。12Lボトルを数本ストックすると、段ボール箱で1畳近いスペースを占めることもあり、バックヤードの狭いクリニックでは負担になります。宅配型を選ぶなら、足元交換の機種や軽量パック、使い捨てボトルの機種を選ぶと負担を減らせます。

注ぎ口や受け皿の衛生管理に手間がかかる

サーバー内部はUVクリーンや自動クリーニング機能で清潔に保てても、注ぎ口や受け皿、操作ボタンなど外側は人が拭き取るしかありません。不特定多数の患者さんが触れる場所なので、家庭以上にこまめな清掃が求められます。受け皿にたまった水を放置すると、ぬめりやカビの原因にもなります。

清掃の頻度や担当者を決めておかないと、「誰かがやっているだろう」と放置されがちです。導入する前に、後半で紹介する清掃チェックリストを参考に、院内の運用ルールを決めておきましょう。

病院・クリニック向けウォーターサーバーの選び方

ここからは、医療機関がウォーターサーバーを選ぶときにチェックしたい5つのポイントを解説します。患者層や来院者数、設置場所によって優先すべきポイントは変わるので、自院の状況に当てはめながら確認してください。

水の硬度と種類で選ぶ(RO水・軟水・浄水)

水の硬度は、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量で決まります。日本の水道水や国産の天然水の多くは硬度が低い軟水で、クセがなく飲みやすいのが特徴です。医療機関で幅広い患者さんに提供するなら、軟水を選んでおけば大きな問題はありません。

小児科や産婦人科で赤ちゃんのミルクづくりにも使う可能性があるなら、ミネラルの少ないRO水や軟水が向いています。粉ミルクは水のミネラルを考慮せずに栄養設計されているため、硬水を使うと赤ちゃんの腎臓に負担をかけるおそれがあるといわれています。

浄水型は水道水をろ過するため、硬度は地域の水道水とほぼ同じです。カルキ臭やトリハロメタンなどはフィルターで除去されますが、ミネラル分はある程度残ります。味のクセがなく、薬を飲む水としても使いやすい選択肢です。

チャイルドロックなど安全機能で選ぶ

医療機関では、子どもや高齢の患者さんが自分でサーバーを操作する場面があります。もっとも注意したいのは温水による火傷です。温水は80〜90℃前後と高温なので、子どもが誤って出してしまうと重い火傷につながりかねません。

最低限、温水にチャイルドロックがかかる機種を選びましょう。小児科や家族連れが多いクリニックでは、温水だけでなく冷水や全操作をロックできる機種がより安心です。今回の機種では、アクアクララ アクアレグノの全操作ロックが業界団体の火傷事故防止指針に適合しているほか、クリクラFitは冷水コックにもロックを取り付けられます。

一方で、ロックが複雑すぎると高齢の患者さんが使えなくなることもあります。ハミングウォーター flowsやコスモウォーター smartプラスNextのように、ロックのモードを切り替えられる機種なら、患者層や時間帯に合わせて調整できます。

セルフクリーン機能など衛生性で選ぶ

不特定多数が使う医療機関では、サーバー内部を自動で清潔に保つ機能があると安心です。主な機能には、UVライトでタンク内を照射するUVクリーン、温水を循環させて内部を殺菌する自動クリーニング、注ぎ口を除菌するコック除菌などがあります。

たとえばウォータースタンド プライムスタンドは6時間・12時間サイクルの自動UVクリーン、Locca Slim-RⅡは2時間おきのUV LED照射、アルピナウォーター エコサーバーは週1回の温水循環クリーニングを備えています。また、feel free putioやクリクラFitのように1年ごとにサーバー本体を交換してくれるサービスも、内部の衛生を保つうえで有効です。

来院者数に合った容量と給水方式で選ぶ

医療機関でもっとも失敗しやすいのが、来院者数に対してサーバーの容量が足りないケースです。紙コップ1杯を150mlとすると、1日50人が1杯ずつ飲めば7.5L、スタッフの分を加えると10Lを超えることもあります。

給水タンク式の浄水型はタンク容量が5〜9L程度なので、1日30人程度までのクリニック向けです。それ以上の来院者がある場合は、合計21.6Lの大容量タンクを持つウォータースタンド プライムスタンドのような水道直結型を選ぶと、補充の手間も水切れの心配もなくなります。

宅配型は使用量に比例して水代がかかるため、来院者が多いほど月額が膨らみます。来院者数が多い医院で宅配型を選ぶなら、アルピナウォーター エコサーバーやワンウェイウォーター smartプラスのように水代が安い機種を検討しましょう。

月額料金と契約期間・解約金で選ぶ

月額料金だけで比べると、契約期間や解約金の違いを見落としがちです。安いプランほど契約期間が長い傾向があり、たとえばLocca Slim-RⅡは月額2,900円と安い一方で最低利用期間は5年です。

医療機関の場合、テナントの契約更新や移転、改装によってサーバーを撤去する可能性があります。開業から数年以内で将来の見通しが立ちにくい場合は、ウォータースタンド ピュアライフ Lの契約期間なしプランのように縛りのないサービスを選ぶと安心です。逆に、同じ場所で長く使う予定なら、長期プランで月額を抑えるのが合理的です。

病院・クリニック向けウォーターサーバーの料金比較

ここでは、今回紹介した14機種の料金を浄水型・宅配型に分けて比較し、来院者数別のコスト目安もまとめました。金額はいずれも2026年10月時点の公式情報をもとにした税込の目安です。

病院・クリニック向けウォーターサーバーの料金比較

浄水型の月額料金比較

浄水型は月額料金が定額なので、使用量にかかわらず毎月の費用がほぼ一定です。初期費用と契約期間もあわせて比較しましょう。

機種 月額料金 初期費用 契約期間 3年間の総額目安
Locca Slim-RⅡ 2,900円 初回登録事務手数料3,300円 5年 約107,700円
feel free putio 3,140円(お得プラン) 無料 プランにより異なる 約113,040円
ウォータースタンド ピュアライフ L 3,080円(3年プラン)/3,300円(期間なし) プランにより異なる なし/3年/5年 約110,880円(3年プラン)
エブリィフレシャス tall 3,300円 無料 3年 約118,800円
ハミングウォーター flows 3,410円 出荷手数料2,200円 2年 約121,550円(初月0円を反映)
楽水 ピュレスト(スタンドタイプ) 3,630円 設置費13,800円 3年 約144,480円
ウォータースタンド プライムスタンド 5,500円 設置費9,900円 1年以内の解約は6,600円 約207,900円

3年間の総額で見ると、給水タンク式はおおむね11万〜12万円台に収まります。水道直結型は月額と設置費がかかる分、3年で14万〜21万円程度と高めですが、給水作業の人件費や水切れによる機会損失まで考えると、来院者が多い医院ではむしろ合理的な選択です。電気代は別途、月400〜700円程度を見込んでおきましょう。

宅配型の水代・レンタル料比較

宅配型は水代が使用量に比例し、機種によってレンタル料やサポート料がかかります。12L×2本(24L)を使った場合の月額で比較しました。

機種 水代(1本あたり) レンタル料・サポート料 24L使用時の月額目安 48L使用時の月額目安
ワンウェイウォーター smartプラス 12L 1,350円(プラスプレミアム) 無料 約2,700円 約5,400円
アルピナウォーター エコサーバー 12L 1,436円(関東) レンタル料1,100円 約3,972円 約6,844円
プレミアムウォーター スリムサーバー4 プランにより異なる 無料 約4,190円(もっとPREMIUM) 約8,380円
コスモウォーター smartプラスNext 12L 2,160円 安心サービス料440円(任意・加入時) 約4,760円 約9,080円
アクアクララ アクアレグノ 12L 1,620円(2年割) サポート料1,650円(2年割) 約4,890円 約8,130円
フレシャス dewoⅱ 7.2L 1,248円(富士) 月2箱以上で無料 約4,990円(28.8L) 約8,736円(50.4L)
クリクラFit 12L 1,620円〜 あんしんサポートパック460円 約3,700円 約6,940円

24L程度の使用量なら各社の差は1,000〜2,000円ほどですが、48Lになると最大で4,000円近い差が開きます。使用量が多い医院ほど、水代の安いワンウェイウォーター smartプラスやアルピナウォーター エコサーバーが有利です。一方、天然水の味や足元交換、軽量パックなどの使い勝手を重視するなら、多少の水代の差は許容してもよいでしょう。

来院者数別の月額コスト目安

医療機関では、来院者数によって水の使用量が大きく変わります。ここでは、患者さん1人あたり紙コップ1杯(約150ml)、スタッフ1人あたり1日1L、月22日診療と仮定して、規模別のコストを試算しました。

規模 月の使用量の目安 浄水型(給水タンク式) 浄水型(水道直結) 宅配型(水代が安い機種)
1日20人・スタッフ3人 約130L 月2,900〜3,410円(1日約6Lで補充が必要) 月3,630〜5,500円 月約15,000円前後(12L×11本)
1日50人・スタッフ6人 約300L 1台では給水が追いつきにくい 月3,630〜5,500円 月約34,000円前後(12L×25本)
1日100人以上・スタッフ10人以上 約550L以上 不向き 月5,500円〜(複数台で月11,000円〜) 月6万円以上

試算のとおり、来院者数が多くなるほど浄水型、とくに水道直結型のコストメリットが際立ちます。宅配型は少人数のクリニックや、天然水を出したいおもてなし重視の医院、災害時の備蓄を兼ねたい医院に向いています。実際には全員が水を飲むわけではないので、まずは1台導入して実際の消費量を確認し、必要に応じて増設や機種変更を検討するのが現実的です。

診療科・設置場所別のおすすめウォーターサーバー

同じ医療機関でも、診療科や設置場所によって重視すべきポイントは変わります。ここでは代表的な4つのケースについて、おすすめの機種を紹介します。

小児科・産婦人科はチャイルドロックとRO水を重視

クリクラFit(フィット)

おすすめ機種 クリクラFit
おすすめの理由 冷水コックにもチャイルドロックを付けられ、ミネラル配合のRO水は調乳にも使いやすい
水の種類 RO水(ミネラル配合の軟水)
安全機能 温水チャイルドロック(冷水コックにも取り付け可)
月額の内訳 水代+あんしんサポートパック月460円
利用実績 公式サイトによると全国約600の産院で利用

メリット

  • 温水・冷水の両方をロックでき、子どもの誤操作や水の出しっぱなしを防げる
  • 産院での利用実績があり、妊婦さんや保護者に安心感を与えやすい
  • 毎年の本体交換で、乳幼児が使うサーバーの衛生を保ちやすい

デメリット

  • 3か月で6本未満だとレンタル料が月1,100円かかる
  • ボトルの上部セットはスタッフの負担になる

小児科や産婦人科では、子どもの火傷や水の出しっぱなしによる転倒を防ぐことが最優先です。クリクラFitは温水だけでなく冷水コックにもチャイルドロックを付けられるため、待合室で子どもが遊んでしまっても安心です。全操作ロックを重視する場合は、火傷事故防止の指針に適合したアクアクララ アクアレグノも候補になります。

授乳室や母子の待合スペースでミルクを作る場合は、ミネラルの少ない軟水が向いています。厚生労働省の「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」では、調乳には70℃以上のお湯を使うことが示されています。温水が80℃以上で出るサーバーなら、この条件を満たしやすいでしょう。ただし調乳方法は粉ミルクのメーカーの案内もあわせて確認してください。

高齢者が多い内科・整形外科の待合室は操作のわかりやすさを重視

ハミングウォーター flows

おすすめ機種 ハミングウォーター flows
おすすめの理由 常温水が出せて、ロックのモードを温水のみに設定できるので高齢の方でも使いやすい
温度設定 冷水・温水・常温水
安全機能 温水ロック・完全ロック・ロックフリーの3モード
月額料金 3,410円(税込・定額)
使用量の目安 1日約7.5L

メリット

  • 常温水が出せて、冷たい水が苦手な高齢の方や服薬にも使いやすい
  • 冷水はロックなしで出せるので、操作に迷いにくい
  • 定額制で、利用者が多い日も水代を気にしなくてよい

デメリット

  • 1日の使用量の目安は約7.5Lで、大規模な待合室には容量が足りない
  • 2年以内の解約はサーバー引取手数料33,000円がかかる

高齢の患者さんが多い内科や整形外科では、操作のわかりやすさが大切です。チャイルドロックが複雑だと、「水が出ない」と受付に聞きに来る方が増え、スタッフの手間も増えてしまいます。ハミングウォーター flowsはロックのモードを選べるため、温水だけロックして冷水と常温水はボタン1つで出せる設定にできます。

冷たい水で体を冷やしたくない方や、薬を飲む方には常温水が役立ちます。サーバーの横に「常温」「冷水」と大きく書いた案内を貼っておくと、さらに迷わず使えるでしょう。整形外科で杖や車いすの方が多い場合は、注ぎ口の高さや紙コップの取りやすさも確認しておくと安心です。来院者が多い場合は、楽水 ピュレストのように冷水の温度を12℃程度に調整できる水道直結型も検討しましょう。

歯科医院・薬局は省スペースな卓上型を重視

クリクラ feel free putio

おすすめ機種 feel free putio
おすすめの理由 設置面がA4サイズほどの卓上型で、受付カウンターや待合の棚に置ける
サイズ 幅24cm×奥行36.2cm×高さ41.5cm
月額料金 3,140円〜(レンタル料+あんしんサポートパック460円)
衛生機能 LED(UV)殺菌・1年ごとに本体交換
初期費用 無料(設置工事不要)

メリット

  • 床置きスペースがない小規模な歯科医院や薬局にも置ける
  • 本体が毎年新品になるので、清掃の負担が少ない
  • 工事不要で、移転時の撤去もかんたん

デメリット

  • タンク容量が合計5.0Lと小さく、利用者が多いと補充が必要
  • 本体交換時に水抜きと返送の手間がかかる

歯科医院は予約制で待ち時間が比較的短く、待合室もコンパクトなことが多いため、床置き型より卓上型のほうが置き場所に困りません。feel free putioなら受付カウンターの端や待合の棚の上に置けて、うがい後に口をさっぱりさせたい患者さんにも水を提供できます。

薬局では、処方薬をその場で飲みたい患者さんに水を渡す機会があります。卓上型なら投薬カウンターの近くに置けて、薬剤師がすぐに紙コップで水を用意できます。毎年本体ごと交換されるので、少人数のスタッフで運営する店舗でも衛生管理の負担を抑えられます。

スタッフルーム・医局は温水も使える定額制を重視

Locca スリムR2

おすすめ機種 Locca Slim-RⅡ
おすすめの理由 月額2,900円の定額で、再加熱で約90℃のお湯も使え、法人は請求書払いに対応
温度設定 冷水約6℃・温水約80℃・再加熱約90℃
月額料金 2,900円(税込・Locca基本プラン)
カートリッジ 約9か月に1回定期配送(月額に込み)
契約期間 5年(初回登録事務手数料3,300円)

メリット

  • 月額2,900円の定額で、スタッフが何杯使っても料金が変わらない
  • 再加熱で約90℃のお湯が使え、お茶やインスタント食品にも便利
  • 法人は請求書払いができ、経理処理がしやすい

デメリット

  • 最低利用期間が5年と長い
  • 常温水が出せない

スタッフルームや医局では、冷たい水だけでなくお茶やコーヒー、カップスープなどに使える熱いお湯の需要が高くなります。Locca Slim-RⅡは通常約80℃の温水に加えて、再加熱で約90℃まで温度を上げられるので、電気ポットの代わりとして使えます。

月額2,900円の定額制なので、スタッフが多い医院でも使用量を気にせず利用できます。カートリッジは約9か月ごとに自動で届き、法人なら請求書払いにも対応しているため、事務長や経理担当の管理の手間も最小限です。最低利用期間は5年と長めなので、同じ場所で長く運営する予定の医院に向いています。常温水も使いたい場合は、6種類の温度を出せるエブリィフレシャス tallも候補になります。

導入後に失敗しないための院内の衛生管理ルール

ウォーターサーバーは、置いただけでは清潔さを保てません。とくに医療機関では、患者さんが安心して使えるよう、清掃の頻度や担当者、記録の方法まで決めておくことが大切です。ここでは院内で運用ルールを作るときのポイントを紹介します。

毎日・毎週・毎月の清掃チェックリスト

清掃の頻度は「毎日」「毎週」「毎月」の3段階で決めておくと、抜け漏れを防げます。以下は医療機関向けの一例です。メーカーの取扱説明書で推奨されている方法がある場合は、そちらを優先してください。

ウォーターサーバーの清掃チェックリスト(例)
  • 毎日(診療開始前・終了後):注ぎ口とレバー・ボタンをアルコールで拭く/受け皿の水を捨てて洗う/紙コップの残量を確認する
  • 毎週:サーバー本体の外側と側面を拭く/背面のほこりを取る/給水タンク式はタンクの水を入れ替える
  • 毎月:給水タンクを取り外して洗う(取り外せる機種のみ)/背面の放熱部のほこりを掃除する/フィルター交換時期を確認する
  • 年1回または定期:メーカーのメンテナンスや本体交換の時期を確認する

注ぎ口は患者さんの手や紙コップの縁が触れやすく、もっとも汚れやすい場所です。診療開始前と終了後の1日2回は拭き取るようにしましょう。受け皿は水がたまるとぬめりやカビの原因になるので、毎日水を捨てて乾かします。給水タンク式の浄水型は、タンクの水を長期間入れっぱなしにしないことも大切です。

紙コップの配置と使い捨て運用のポイント

待合室では、1人1杯ずつ使い捨てる紙コップ式が基本です。紙コップは袋や箱から出しっぱなしにせず、1個ずつ取り出せるカップディスペンサーに入れておくと、ほかの人のコップに手が触れるのを防げます。ディスペンサーはサーバーのすぐ横、子どもの手が届きにくい高さに設置するのが理想です。

使用済みの紙コップを捨てるゴミ箱も、サーバーの近くに用意しておきましょう。ふた付きで足踏み式のゴミ箱なら、手を触れずに捨てられて衛生的です。紙コップの補充は、上の清掃チェックリストと同じタイミングで行うと忘れにくくなります。

感染症が流行する時期の運用の見直し方

インフルエンザや感染性胃腸炎が流行する時期は、ウォーターサーバーの周りが感染経路にならないよう運用を見直します。たとえば注ぎ口や操作ボタンの拭き取り回数を増やす、サーバー横に手指消毒用のアルコールを置く、といった対策が効果的です。

ノロウイルスのようにアルコールが効きにくいウイルスもあります。厚生労働省の「ノロウイルスに関するQ&A」では、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が有効とされています。ただしサーバー本体の素材によっては変色や劣化のおそれがあるため、使用前にメーカーへ確認しておくと安心です。

発熱外来や感染症の患者さん専用の待合スペースがある場合は、一般の待合室とはサーバーを分けるか、スタッフが紙コップに注いで手渡しする運用に切り替えるのも一つの方法です。

清掃担当と記録の残し方

清掃ルールを決めても、担当者が決まっていないと「誰かがやっただろう」と抜けが出てしまいます。曜日ごとや時間帯ごとに担当者を決め、清掃したら記録を残す仕組みを作りましょう。

記録はトイレの清掃表のように、サーバーの横や側面に「清掃日時・担当者・チェック項目」を記入するシートを貼っておくのが手軽です。患者さんから見える場所に貼っておけば、清潔に管理されていることが伝わり、安心して使ってもらえます。フィルター交換やメンテナンスの日付も同じシートに書いておくと、交換忘れを防げます。

病院のウォーターサーバーに関するよくある質問

最後に、病院・クリニックでウォーターサーバーを導入するときによくある質問にお答えします。

ウォーターサーバーの費用は経費で落とせる?勘定科目は?

医療機関の業務のために使うウォーターサーバーの費用は、原則として経費に計上できます。患者さん向けなら「消耗品費」や「雑費」、スタッフ向けなら「福利厚生費」で処理するのが一般的です。毎月の支払いなので、科目を一度決めたら継続して同じ科目で処理しましょう。

自宅兼診療所で家族も使っている場合は、業務で使った分だけを按分して計上する必要があります。個別の処理方法は顧問税理士に確認するのが確実です。

腎臓病の患者さんが飲んでも問題ない?

ウォーターサーバーの水は、浄水型なら水道水をろ過したもの、宅配型ならRO水や天然水で、いずれも飲料水として販売・提供されているものです。RO水はミネラルをほとんど除去した純水に近い水なので、一般的にはミネラル分を気にせず飲めます。

ただし、腎臓病の患者さんには水分摂取量やカリウムなどのミネラルについて医師から指示が出ている場合があります。水の種類にかかわらず、飲む量は主治医の指示に従ってもらうことが大切です。透析患者さんが多い医院では、サーバーの近くに「水分制限のある方はスタッフにご相談ください」といった案内を掲示しておくと安心です。

赤ちゃんのミルク作りに使える?

軟水のウォーターサーバーであれば、赤ちゃんのミルク作りに使えます。とくにRO水はミネラルが少なく、粉ミルクの成分バランスを崩しにくいため調乳に向いています。天然水を使う場合は、硬度の低い軟水を選びましょう。

調乳の際は、一度70℃以上のお湯で粉ミルクを溶かし、その後、人肌程度まで冷ましてから与えるのが基本です。温水が80℃以上で出る機種ならそのまま使えますが、ECOモードなどで温度が下がっている場合は再加熱機能を使いましょう。

水道直結型の設置工事は休診日にできる?

多くのメーカーでは、設置工事の日時を相談して決められます。休診日や診療時間外の工事に対応できるかはメーカーや地域の業者によって異なるため、申し込みの段階で休診日の設置を希望すると伝えておくとスムーズです。

工事は水道の分岐とサーバーへの配管が中心で、一般的には1〜2時間程度で終わることが多いようです。賃貸テナントの場合は、事前に貸主や管理会社の許可を取っておきましょう。

複数の院内に設置すると割引はある?

複数台の契約や法人契約で割引や個別見積もりを用意しているメーカーもあります。とくに水道直結型や法人向けの機種は、台数や設置場所に応じて見積もりを出してもらえることが多いので、待合室・スタッフルーム・病棟など複数箇所に置く場合は問い合わせてみましょう。

宅配型では、台数が増えると水の注文本数もまとまるため、ボトル単価の割引や配送スケジュールの調整に応じてもらえる場合があります。分院を含めて複数の拠点で導入する場合は、契約窓口を一本化すると管理もラクになります。

停電や断水のときはどうなる?

停電すると、ほとんどのウォーターサーバーは冷水・温水が使えなくなります。ただし、クリクラFitは電気を使わずに常温水を出せ、コスモウォーター smartプラスNextは非常用電源ユニットの接続で常温水を利用できます。プレミアムウォーター スリムサーバー4には非常用コックが付属しています。

断水時は、浄水型は水道水が止まるため使えません。宅配型ならボトルの水をそのまま使えるので、災害時の備蓄を重視する医院は宅配型を選ぶか、浄水型と別にペットボトルの備蓄を用意しておくと安心です。

まとめ|患者さんとスタッフに合ったウォーターサーバーで快適な院内環境を

病院・クリニックにウォーターサーバーを置くと、待ち時間の水分補給や服薬のサポートができ、患者満足度とスタッフの働きやすさの両方を高められます。選ぶときは、来院者数に合った容量と給水方式、チャイルドロックなどの安全機能、衛生機能、契約期間と解約金をあわせてチェックしましょう。

病院・クリニック向けウォーターサーバー選びのポイント
  • 常温水で服薬にも使いやすく定額制の浄水型なら:エブリィフレシャス tall
  • 衛生機能と縛りのないプランで始めたいなら:ウォータースタンド ピュアライフ L
  • 来院者が多い病院で水切れを防ぎたいなら:ウォータースタンド プライムスタンド
  • ボトル交換の負担を減らしたい宅配型なら:コスモウォーター smartプラスNext
  • 小児科・産婦人科でRO水を使いたいなら:クリクラFit

来院者が多い医院ほど浄水型、とくに水道直結型のコストメリットが大きくなります。一方で、災害時の備蓄や天然水のおもてなしを重視するなら宅配型が向いています。導入後は清掃のルールと担当者を決めて、患者さんが安心して使える状態を保ちましょう。

オフィスとしての導入も検討している方は法人・オフィス向けウォーターサーバーのおすすめランキング、水道直結型の工事や費用をもっと詳しく知りたい方は水道直結ウォーターサーバーの比較記事もあわせて参考にしてください。小児科や産婦人科でミルク作りに使う場合は赤ちゃんのミルク向けウォーターサーバーの比較、家庭用も含めて幅広く比べたい方は人気38機種のウォーターサーバーおすすめランキングも役立ちます。

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