炭酸水メーカーおすすめランキング10選【2026年最新】1本約20円のコスパ最強はどれ?

毎日炭酸水を飲む人ほど、ペットボトルの買い出しと空き容器の処理はじわじわ効いてきます。炭酸水メーカーを使えば、500mlあたり約20円で好きなだけ炭酸水が作れます。市販の炭酸水が1本70円前後だと考えると、1本ごとに約50円が浮く計算です。

とはいえ、本体価格は1万円前後から3万円台まで幅があり、シリンダー式とカートリッジ式で1本あたりの単価もまるで違います。本当にコスパが良いのはどれなのか、飲む量によって答えが変わるのが炭酸水メーカー選びの難しいところです。

この記事では、2026年8月時点で購入できる炭酸水メーカー10機種を、スターターキットの価格・1本あたりの単価・元が取れるまでの期間という3つの数字で比較しました。価格はすべて税込で、ソーダストリームは公式が販売するスターターキットの価格に統一しています。飲む量別のシミュレーションも用意したので、自分の生活に当てはめて読み進めてください。

目次

炭酸水メーカーのコスパは本当に最強?市販の炭酸水と価格を比べてみた

まずは、炭酸水メーカーで作った炭酸水が実際いくらになるのかを整理します。ここを押さえておくと、本体価格の差を見ても迷わなくなります。

シリンダー式なら500mlあたり約20円で作れる

炭酸水メーカーのランニングコストは、ガスシリンダー1本の価格と、そこから作れる炭酸水の量で決まります。ソーダストリームの交換用ガスシリンダー60Lは1本2,580円(税込)で、名前のとおり約60Lぶんの炭酸水を作れます。

60Lは500mlペットボトルに換算すると120本ぶんです。2,580円 ÷ 120本 = 1本あたり約21.5円。1Lあたりに直すと約43円になります。ここに水道水を使う場合の水道代を足しても、1本あたり数十銭の世界なので、実質的には20円台前半と考えて差し支えありません。

ドリンクメイトの142Lマグナムシリンダーを使うと、この数字はさらに下がります。交換用のマグナムシリンダーは1本3,980円前後で流通しており、142L ÷ 0.5L = 284本ぶん。3,980円 ÷ 284本 = 1本あたり約14円で、1Lあたり約28円という水準です。飲む量が多い家庭ほど、この差は無視できません。

市販のペットボトル炭酸水と1年間でどれだけ差が出るか

比較の相手になる市販の炭酸水は、コンビニで1本110〜130円、スーパーやドラッグストアのまとめ買いで1本60〜80円あたりが相場です。ここでは中間をとって1本70円として計算します。

1日1本(500ml)飲む人なら、年間365本で25,550円。同じ量を炭酸水メーカーで作ると、365本 ÷ 120本 = 約3本のシリンダーが必要なので、2,580円 × 3本 = 7,740円です。1年で約17,800円の差が生まれます。

家族4人で1日合計2L(4本ぶん)飲む家庭なら、市販品は年間102,200円、シリンダー式は約31,000円。年間7万円以上の差になり、初期費用は初年度のうちにあっさり回収できます。しかも重いペットボトルを運ぶ回数がゼロになるので、金額に表れない負担も減ります。

本体代を回収できる目安の本数

元が取れるまでの本数は、単純な引き算で計算できます。市販1本70円 − 自作1本21.5円 = 1本あたり48.5円の節約。この金額でスターターキットの価格を割れば、必要な本数が出ます。

モデル スターターキット価格 元が取れる本数 1日1本ペースでの期間
ドリンクメイト シリーズ580 9,900円 約204本 約7か月
ソーダストリーム GAIA 13,200円 約272本 約9か月
ソーダストリーム TERRA 14,850円 約306本 約10か月
ドリンクメイト シリーズ640 15,900円 約328本 約11か月
ソーダストリーム ART 19,800円 約408本 約1年2か月
ソーダストリーム E-TERRA 24,200円 約499本 約1年5か月
ソーダストリーム DUO 29,700円 約612本 約1年8か月

こうして並べると、1日1本ペースでも1年前後で本体代を回収できることが分かります。1日2本飲むならこの期間は半分、家族で4本飲むなら4分の1です。ドリンクメイト シリーズ660のように142Lシリンダーが使える機種なら、1本あたりの節約額が56円に増えるため、23,900円の本体でも約427本=1日1本で約1年2か月と、価格の割に早く回収できます。飲む量が少ない場合にどこで損益が逆転するかは、炭酸水メーカーはコスパが悪いのかを検証した記事でさらに細かく計算しています。

カートリッジ式は1Lあたり約90円でコスパが変わる

ここで注意したいのが、カートリッジ式との違いです。ガスシリンダーの交換が不要な代わりに、使い切りの小さなガスカートリッジを1回ごとに消費する方式で、単価の考え方がまったく変わります。

グリーンハウスのツイスパソーダは、純正カートリッジ100本セットが8,980円前後。1本で水950mlぶんを作れるので、1Lあたり約94円という計算になります。ソーダスパークルのカートリッジは72本セットが7,440円前後で1本1Lぶん、1Lあたり約103円です。

シリンダー式の1Lあたり約43円と比べると2倍以上ですが、市販のペットボトル炭酸水(1Lあたり約140円)よりはまだ安い水準です。本体が5,000〜10,000円と安く、ガスシリンダーの交換や返却が一切ないのが最大の利点なので、飲む量が少ない人にとってはむしろ合理的な選択になります。判断の分かれ目は次の章で具体的に示します。

飲む量別シミュレーション|炭酸水メーカーの元が取れるまでの期間

同じ機種でも、飲む量が違えば結論は変わります。ここでは4つの生活パターンで、実際にいくら浮くのかを計算しました。市販の炭酸水は1本70円、シリンダー式は1本21.5円という前提で統一しています。

1日1本飲む一人暮らしの場合

1日1本=月30本ペースだと、市販品なら月2,100円、シリンダー式なら月645円。月あたり約1,455円、年間で約17,500円の節約になります。

このペースなら、シリンダー1本(120本ぶん)は約4か月もつので、ガスの交換は年3回程度。交換の手間が生活の負担になることはほとんどありません。本体は13,200円のソーダストリーム GAIAか、9,900円のドリンクメイト シリーズ580のように初期費用が軽いモデルを選ぶと、7〜9か月で回収できます。

一人暮らしで気をつけたいのは置き場所です。本体の高さは42cm前後あるものが多く、吊り戸棚の下に収まらないことがあります。幅12cm前後のスリムな機種を選ぶと、シンク横の狭いスペースにも置けます。冷蔵庫のスペースが限られる一人暮らしなら、一人暮らし向けウォーターサーバーの比較もあわせて読むと、飲み物まわりの置き場所を一度に整理できます。

ハイボールや炭酸割りで1日2〜3本飲む場合

晩酌でハイボールや酎ハイを作る人は、1日2〜3本(平均2.5本)になりやすいパターンです。月75本として、市販品なら月5,250円、シリンダー式なら月1,613円。月あたり約3,600円、年間で約43,700円の差が出ます。

この量だとソーダストリーム TERRAでも約4か月で本体代を回収できます。シリンダーは1本あたり約1か月半でなくなるので、年間8本前後。2本セットでまとめて交換すると割安になるうえ、切らして困ることも減ります。

お酒好きの方には、水以外にも直接炭酸を注入できるドリンクメイトも選択肢に入ります。ワインやジュースをそのまま微発泡にできるのはソーダストリームにはない機能で、家飲みのバリエーションが一気に広がります。ただし注入後は毎回ノズルまわりの洗浄が必要になる点は覚えておいてください。

家族4人で毎日飲む場合

家族4人で1日合計2L(4本ぶん)を消費する家庭では、市販品なら月8,400円、シリンダー式なら月2,580円。月あたり約5,800円、年間で約69,900円の節約という大きな差になります。

この規模になると、ソーダストリーム TERRAなら約2.5か月、E-TERRAのような2万円台のモデルでも約4か月で元が取れます。むしろ検討すべきは本体価格ではなく、シリンダーの交換頻度です。60Lシリンダーだと1か月に1本のペースで消える計算になるため、交換に行く手間が地味に効いてきます。

そこで有力なのが、142Lマグナムシリンダーに対応したドリンクメイト シリーズ660やシリーズ640です。1本で284本ぶん作れるので、交換は年に約5回で済み、単価も1本約14円まで下がります。家族4人・年1,460本なら、シリンダー式より年間で1万円以上さらに安くなる計算です。

週末だけ飲む人はカートリッジ式のほうが安く済む

週末に2日で4本ほど飲む、というライトな使い方の場合は結論が変わります。年間で約208本なので、シリンダー式にした場合の節約額は年間約10,000円。2万円を超える本体を選ぶと、回収に2年以上かかってしまいます

このペースなら、本体5,000〜10,000円のカートリッジ式が現実的です。ツイスパソーダ SODACKなら本体は5,000円前後で、1Lあたり約94円。シリンダー式との単価差(1本あたり約25円)を考えても、本体価格の差9,000円以上を埋めるには約380本=2年近くかかるため、週末派には逆転しにくい計算になります。

さらにカートリッジ式は、ガスシリンダーの返却や取扱店探しが一切いらないという利点があります。ガスが余ったまま何か月も放置する心配もありません。飲む量が読めない、まずは試したいという段階なら、ここから入るのが失敗の少ない選び方です。

コスパ最強の炭酸水メーカーを選ぶ5つのポイント

価格表だけを見て選ぶと、後から使いづらさに気づくことがあります。ここでは購入前に必ず確認したい5つの観点を整理します。

シリンダー式かカートリッジ式かで単価が大きく変わる

最初の分岐点がここです。シリンダー式は1Lあたり約43円、カートリッジ式は1Lあたり約90〜100円と、ランニングコストが2倍以上違います。毎日飲むならシリンダー式一択と言い切ってよいでしょう。

一方でシリンダー式には、空になったシリンダーを返却して新しいものと交換するという運用が付いてまわります。取扱店に持ち込むか、宅配で交換するかを選ぶ形で、どちらにしても数分の手間と、宅配なら送料がかかります。

カートリッジ式は使い切りなので返却が不要です。本体も5,000〜10,000円と安く、幅8cm程度と小さいため、キャンプや旅行にも持っていけます。月に10本も飲まない、置き場所が本当にない、という条件ならカートリッジ式のほうが生活に合います。判断基準は「月30本を超えるかどうか」と覚えておくと分かりやすいです。

ガスシリンダーの容量(60L・142L)で1本あたりの値段を下げる

シリンダー式を選ぶなら、次に見るのがシリンダーの容量です。ソーダストリームは60L、ドリンクメイトは60Lと142Lマグナムの2種類があり、142Lに対応している機種は1本あたりの単価をさらに下げられます。

60Lなら1本2,580円で500ml換算120本ぶん=1本約21.5円。142Lなら1本3,980円前後で284本ぶん=1本約14円です。1本あたり7円以上の差は、年間1,000本飲む家庭なら7,000円以上の違いになります。

ただし142Lシリンダーは高さも重さも増すため、保管場所と交換時の扱いには気を配る必要があります。142L対応はドリンクメイトのシリーズ620・630・640・650・660に限られる(シリーズ580・601・602は60Lのみ)ので、大容量狙いなら機種選びの段階で確認してください。142Lマグナムシリンダーは交換用が3,980円、空き容器を持っていない場合の予備用(新規購入用)は7,300円です。なお炭酸ガスのシリンダーは高圧ガス保安法の対象になる容器です。自己判断で詰め替えたり、車内に長時間放置したりしないようにしましょう。

炭酸の強さ(ガスボリューム)と濃さの調節機能

強炭酸が好きな人ほど気になるのが炭酸の強さです。正直にお伝えすると、各社ともモデルごとのガスボリューム値(GV)を公式に数値として公表していません。数値を掲げている記事もありますが、出典が明確でないものが多いため、この記事では推論で順位を付けることはしません。

実用的な目安になるのは調整方式です。手動式はボタンやレバーを操作する回数で強さを決められるため、上限は自分次第で伸ばせます。ソーダストリームのTERRA・ART・GAIA・DUOはこのタイプで、注入回数を1〜2回増やせば好みの強さに寄せられます。

電動式は弱・中・強といった段階から選ぶ形で、最大値は機械側で固定されます。そのかわり誰が作っても毎回まったく同じ濃さになるのが強みです。ドリンクメイト シリーズ660は6段階と細かく、飲み物ごとに炭酸感を変えたい人に向きます。「上限の強さ」を取るなら手動、「安定性」を取るなら電動、と整理してください。

水だけか、ジュースやお酒にも使えるか

見落とされがちですが、生活の楽しさに直結するポイントです。ソーダストリームは水専用で、ジュースやお酒に直接炭酸を入れることはできません(作った炭酸水に後からシロップを加える使い方が前提です)。

これに対してドリンクメイトのシリーズ620・630・640・650・660は、インフューザーという部品を介してジュース・お茶・お酒に直接炭酸を注入できます。オレンジジュースをそのままスパークリングにする、白ワインを微発泡にする、といった使い方が可能です。ツイスパソーダやソーダスパークルなどのカートリッジ式も、水以外に対応しています。

注意点は手入れの手間です。糖分を含む飲み物に使うとノズルやボトルがベタつくため、使用のたびに分解して洗う必要があります。水しか作らないと決めているなら、水専用機のほうがむしろ楽です。なお同じドリンクメイトでも、シリーズ580は水専用モデルなので混同しないようにしてください。

手動式と電動式、置き場所と電源の有無

最後は設置環境です。手動式は電源が不要なので、コンセントの位置に縛られず好きな場所に置けます。停電時やアウトドアでも使えるのは、地味ですが確かな利点です。

電動式はボタンを押すだけで注入が完了し、力もいりません。握力に自信がない方や、家族みんなで使う家庭では電動のほうが結果的によく使われる傾向があります。消費電力は10W台と小さいので、電気代を心配する必要はほとんどありません。ドリンクメイト シリーズ660のように充電式でコードレスに使えるモデルもあります。

サイズは高さ42cm前後、幅12〜16cmが一般的です。吊り戸棚の下に置く予定なら、高さ45cm以上の余裕があるか事前に測っておくと失敗しません。ボトルを差し込む・持ち上げる動作があるため、天井までの余白は本体の高さ+10cm程度みておくと安心です。

炭酸水メーカーおすすめランキング10選|コスパ最強モデルを徹底比較

ここからは2026年8月時点で購入できる10機種を、スターターキットの価格・1本あたりの単価・使い勝手・入手のしやすさを総合して順位づけして紹介します。価格はすべて税込・スターターキット(セット販売品)の金額に統一しています。機種名をタップすると、それぞれの詳しい紹介に移動できます。

なお、ソーダストリームには最上位モデルのensō(エンソウ/スターターキット33,000円)もありますが、1本あたりの単価は他のシリンダー式と同じ約21.5円で変わらないため、コスパを軸にした今回のランキングでは対象外としました。ソーダストリームの全機種比較では、ensōを含めたモデルごとの違いを整理しています。

機種 スターターキット価格 1本(500ml)あたり 電源 炭酸の強さ調整 水以外への注入 ガスの種類 本体サイズ(幅×奥行×高さ)
ソーダストリーム TERRA(テラ)
ソーダストリーム TERRA
14,850円 約21.5円 不要 ボタンを押す回数 不可 60L クイックコネクト 約13.5×19.5×42.5cm
ソーダストリーム GAIA(ガイア)
ソーダストリーム GAIA
13,200円 約21.5円 不要 ボタンを押す回数 不可 60L クイックコネクト 約13.5×21.7×43.0cm
ソーダストリーム ART(アート)
ソーダストリーム ART
19,800円 約21.5円 不要 レバーを下ろす回数 不可 60L クイックコネクト 約15.5×24.5×42.5cm
ドリンクメイト シリーズ660
ドリンクメイト シリーズ660
23,900円 約14円(142L使用時) 充電式 6段階 可能 60L/142Lマグナム 約16.0×28.0×44.4cm
ドリンクメイト シリーズ640
ドリンクメイト シリーズ640
15,900円 約14円(142L使用時) 不要 自動注入+追い炭酸 可能 60L/142Lマグナム 約16.0×28.0×44.4cm
ソーダストリーム E-TERRA(E-テラ)
ソーダストリーム E-TERRA
24,200円 約21.5円 必要 弱・中・強の3段階 不可 60L クイックコネクト 約13.0×19.6×42.7cm
aarke Carbonator 3(アールケ カーボネーター3)
aarke Carbonator 3
29,700円(ガス別売) 約21.5円 不要 レバーを下ろす回数 不可 60L スタンダード(別売) 約15.3×25.8×41.4cm
ソーダストリーム DUO(デュオ)
ソーダストリーム DUO
29,700円 約21.5円 不要 ボタンを押す回数 不可 60L クイックコネクト 約16.0×27.5×43.7cm
ドリンクメイト シリーズ580
ドリンクメイト シリーズ580
9,900円 約21.5円 不要 手動(押す回数) 不可(水専用) 60Lのみ 約12.0×22.0×41.7cm
ソーダスパークル マルチスパークル3
ソーダスパークル マルチスパークル3
9,980円 約52円(1L約103円) 不要 カートリッジ1本で固定 可能 使い切りカートリッジ 約8.0×8.0×38.8cm

1位 ソーダストリーム TERRA|1本約20円台で作れる王道のコスパモデル

ソーダストリーム TERRA(テラ)

スターターキット価格 14,850円(税込・公式ショップ価格/メーカー通常価格16,500円)
セット内容 本体1台/60L用ガスシリンダー1本/DWSボトル1L(キャップ付)1本
1本(500ml)あたり 約21.5円(交換用60Lシリンダー2,580円で計算)
注入方式 手動(ボタンを押した回数で調整)
ガスシリンダー クイックコネクト(ピンク)/約2秒で装着
ボトル DWSボトル1L(70℃以下の食洗機対応)
ボトル着脱 スナップロック(差し込んで押すだけ)
サイズ・重さ 約幅13.5×奥行19.5×高さ42.5cm/約1,300g
電源 不要
カラー ホワイト/ブラック/レッド
保証 ブランドサイトの会員登録で最長4年

メリット

  • シリンダーは差し込んで押すだけ、ボトルもワンタッチでねじる動作がない
  • スターターキット14,850円と、現行の主力モデルでは手が届きやすい
  • 1本約21.5円で、1日1本ペースなら約10か月で本体代を回収できる
  • 約1,300gと軽量で幅13.5cm。シンク横の狭いスペースにも置ける
  • 付属のDWSボトルは70℃以下の食洗機で洗える

デメリット

  • 旧型の青いねじ込み式シリンダーは使用できない
  • ガス抜きは手動なので、注入後に排気音が鳴る
  • 水専用のため、ジュースやお酒に直接炭酸は入れられない

TERRAは、ソーダストリームが長年抱えていた2つの面倒――ガスシリンダーをくるくる回して交換する手間と、ボトルをねじ込む手間――を同時に解消したモデルです。シリンダーは差し込んで押すだけで約2秒、ボトルもスナップロックでワンタッチ。毎日使うものだけに、この2点の差は想像以上に効いてきます。

コスパの面でも中心に据えやすい1台です。スターターキットは14,850円で、60Lシリンダー1本とDWSボトル1Lが付属するので、届いたその日から作れます。1本あたり約21.5円という単価はシリンダー式の標準的な水準で、1日1本なら約10か月、家族で1日4本なら約2.5か月で元が取れる計算です。価格・サイズ・使い勝手のバランスがもっとも良く、迷ったらこれで大きく外しません。

2位 ソーダストリーム GAIA|1万円台前半で始められる最安の入門機

ソーダストリーム GAIA(ガイア)

スターターキット価格 13,200円(税込)
セット内容 本体1台/60L用ガスシリンダー1本/DWSボトル1L(キャップ付)1本
1本(500ml)あたり 約21.5円
注入方式 手動(ボタンを押した回数で調整)
ガスシリンダー クイックコネクト(ピンク)/約2秒で装着
ボトル DWSボトル1L(70℃以下の食洗機対応)
ボトル着脱 ねじ込み式(回して固定)
サイズ・重さ 約幅13.5×奥行21.7×高さ43.0cm/約1,050g
電源 不要
保証 ブランドサイトの会員登録で最長4年

メリット

  • スターターキット13,200円と、ソーダストリームでもっとも始めやすい価格
  • 1日1本ペースなら約9か月で本体代を回収できる
  • 約1,050gとシリーズ最軽量クラスで扱いやすい
  • 入門機ながらクイックコネクト対応で、シリンダー交換に困らない
  • 付属ボトルはDWSボトルで、70℃以下の食洗機に対応

デメリット

  • ボトルはねじ込み式で、TERRAのようなワンタッチ着脱はできない
  • メタル式ノズルや自動ガス抜きといった上位機の装備はない
  • 付属ボトルは1本のみで、冷蔵庫に常備したいなら買い足しが必要

GAIAは、ソーダストリームのベーシックモデルとして用意された1台です。注目したいのは、13,200円という価格でありながら、シリンダーは最新のクイックコネクト、ボトルは70℃以下の食洗機で洗えるDWSボトルという現行仕様をきちんと押さえている点。価格を抑えた分の割り切りは、ボトルの着脱がねじ込み式であることにほぼ集約されています。

「炭酸水メーカーは気になるけれど、続くか分からない」という段階の方にとって、最初のリスクを小さくできるのがGAIAの価値です。1日1本ペースなら約9か月、1日2本なら4〜5か月で本体代を回収できます。使ってみて生活に定着したら上位機に買い替えても、クイックコネクトのシリンダーはそのまま使い回せます。

3位 ソーダストリーム ART|レバー操作と木目調デザインでキッチンに映える

ソーダストリーム ART(アート)

スターターキット価格 19,800円前後(税込・実売価格/メーカー通常価格22,000円)
セット内容 本体1台/60L用ガスシリンダー1本/DWSボトル1L(キャップ付)1本
1本(500ml)あたり 約21.5円
注入方式 手動(シリーズ唯一のレバー式)
ガスシリンダー クイックコネクト(ピンク)
ボトル DWSボトル1L(70℃以下の食洗機対応)
ボトル着脱 スナップロック
サイズ・重さ 約幅15.5×奥行24.5×高さ42.5cm/約1,700g
電源 不要
注入ノズル メタル式

メリット

  • レバーを下ろす動作なので、ボタンを押し込むより力が入れやすい
  • 木目調のレバーとレトロな造形で、出しっぱなしでも様になる
  • クイックコネクトとスナップロックの両対応で操作は最新仕様
  • 強さはレバーを下ろす回数で決められ、強炭酸にも寄せられる
  • 付属のDWSボトルは70℃以下の食洗機に対応

デメリット

  • 幅15.5cm・奥行24.5cmとTERRAより一回り大きい
  • レバーを動かすため、本体の手前にも操作スペースが必要
  • TERRAより4,950円高く、回収までの期間は約4か月延びる

ARTはシリーズで唯一のレバータイプで、レバーをゆっくり下ろすと炭酸が注入されます。ボタンを何度も押し込む方式と比べて腕全体で力を伝えられるため、注入時の負担が体感で軽くなるのが特長です。強さの調整はレバーを下ろす回数で行うので、手動式の自由度もそのまま残っています。

コスパ面でも見どころがあります。レバー式は必要な分だけ注入を止められるため、押しすぎでガスを無駄にする失敗が起きにくく、シリンダー1本の持ちがそのまま延びます。加えて、キッチンに出しっぱなしにする家電は、見た目の満足度がそのまま使用頻度につながります。中身の仕組みはTERRAとほぼ共通で、クイックコネクト・スナップロック・DWSボトル(70℃以下の食洗機対応)という現行仕様を押さえているので、デザインで選んでも使い勝手で後悔しにくい1台です。

4位 ドリンクメイト シリーズ660|142Lシリンダー対応でランニングコスト最安クラス

ドリンクメイト シリーズ660

スターターセット価格 23,900円(税込)
セット内容 本体1台/60Lガスシリンダー1本/専用Lボトル/インフューザー/充電コード/取扱説明書・保証書
1本(500ml)あたり 約14円(142Lマグナムシリンダー3,980円前後で計算)
電源 充電式(コードレスで使用可能)
炭酸の強さ調整 6段階
水以外への注入 可能(ジュース・お茶・お酒・スポーツドリンクなど)
ガスシリンダー 60L/142Lマグナムの両対応
ガス残量表示 あり
ボトル 専用Lボトル(耐熱40℃・手洗い/食洗機不可)
サイズ 約幅16.0×奥行28.0×高さ44.4cm

メリット

  • 142Lマグナムシリンダーが使え、1本あたり約14円と単価が最安クラス
  • 水以外の飲みものに直接炭酸を注入できる数少ない機種
  • 6段階の細かい強さ調整で、飲みものごとに炭酸感を変えられる
  • ガス残量が表示され、切れる前に交換の準備ができる
  • 充電式でコードレスに使えるため、置き場所の自由度が高い

デメリット

  • 23,900円と、ソーダストリーム TERRAより約9,000円高い
  • ジュースなどに注入したあとはノズルまわりの洗浄が必要
  • 専用ボトルは耐熱40℃で、食洗機は使用できない
  • 幅16cm・高さ44.4cmと大きめで、設置スペースを選ぶ

シリーズ660は、ドリンクメイトの中でもっとも機能が充実した最上位モデルです。最大の武器は142Lマグナムシリンダーへの対応で、1本あたりの単価を約14円まで下げられます。TERRAとの本体価格差9,050円は、1本あたり7.5円の差で計算すると約1,200本=家族4人・1日4本ペースなら10か月ほどで逆転します。

もうひとつの強みが、水以外の飲みものへの直接注入です。オレンジジュースをそのままスパークリングにする、白ワインを微発泡にするといった使い方ができるのはソーダストリームにはない魅力。6段階の調整と残量表示も備えており、消費量が多い家庭ほど価格差以上の価値が返ってくる1台です。

5位 ドリンクメイト シリーズ640|ジュースやお酒にも直接炭酸を入れられる

ドリンクメイト シリーズ640

スターターセット価格 15,900円(税込)
セット内容 本体1台/60Lガスシリンダー1本/専用Lボトル/インフューザー/取扱説明書・保証書
1本(500ml)あたり 約14円(142Lマグナムシリンダー使用時)
電源 不要(非電動のオートマチックモデル)
炭酸の強さ調整 レバー式。既定量を自動注入し、手動で追い炭酸もできる
水以外への注入 可能(ジュース・紅茶・お酒・スポーツドリンクなど)
ガスシリンダー 60L/142Lマグナムの両対応
ボトル 専用Lボトル(耐熱40℃・手洗い/食洗機不可)
サイズ 約幅16.0×奥行28.0×高さ44.4cm

メリット

  • 15,900円と、水以外対応モデルとしては手が届きやすい価格
  • 142Lマグナム対応で、1本あたり約14円まで単価を下げられる
  • 電源不要なので、コンセントの位置に置き場所を縛られない
  • レバーを下げるだけで既定量が自動注入され、操作に迷わない
  • ジュース・お茶・お酒に直接炭酸を入れられる

デメリット

  • 炭酸の強さは既定量の自動注入が基本で、660の6段階ほど細かくは決められない
  • ジュースに使ったあとの洗浄が必要で、水専用機より手入れの手間がある
  • 142Lシリンダーは大きく重いため、保管スペースの確保が必要

シリーズ640は、コストを抑えつつ水以外にも使いたいというニーズに応えるバランス型です。電源不要の非電動モデルながら、レバーを下げれば既定量のガスが自動で注入されるため、力加減を覚える必要がありません。炭酸を強くしたいときは、そのあと手動で追い炭酸をすれば済みます。

魅力は142Lマグナムシリンダーへの対応です。60Lの2倍以上の容量があるため、家族で毎日たくさん飲む家庭では交換回数が半分以下になります。本体15,900円で1本あたり約14円という組み合わせは、ランニングコスト重視の人にとって非常に強い選択肢。1日2本ペースなら、市販品との差額(1本あたり56円)で約9か月で回収できる計算です。

6位 ソーダストリーム E-TERRA|電動で強炭酸を毎回同じ濃さに作れる

ソーダストリーム E-TERRA(E-テラ)

スターターキット価格 24,200円(税込)
セット内容 本体1台/60L用ガスシリンダー1本/DWSボトル1L(キャップ付)1本
1本(500ml)あたり 約21.5円
注入方式 電動(弱・中・強の3段階/自動ガス抜き)
ガスシリンダー クイックコネクト(ピンク)
ボトル DWSボトル1L(70℃以下の食洗機対応)
ボトル着脱 スナップロック
サイズ・重さ 約幅13.0×奥行19.6×高さ42.7cm/約1,800g
電源・消費電力 ACアダプター/12W
注入ノズル ドライアイスができにくいメタル式
保証 ブランドサイトの会員登録で最長4年

メリット

  • ボタン1回で設定した強さまで自動注入、誰が作っても同じ濃さになる
  • 自動ガス抜きで排気音が抑えられ、早朝や夜でも使いやすい
  • 握力が弱い方や子ども、高齢の家族でも扱いやすい
  • 消費電力12Wと小さく、電気代はほぼ気にならない水準
  • 付属のDWSボトルは70℃以下の食洗機に対応

デメリット

  • 24,200円とTERRAより9,350円高く、初期費用のハードルが上がる
  • コンセントが必要なため置き場所の自由度が下がる
  • 炭酸の強さは3段階固定で、それ以上の追い足しはできない

E-TERRAは、TERRAの使い勝手をそのままに押す力とガス抜きの音という2つのストレスを機械側が引き受けたモデルです。強さは弱・中・強の3段階から選ぶだけなので、家族それぞれの好みで濃さが変わってしまうという手動式にありがちな悩みが起きません。

コスパの観点では、24,200円という価格を1日何本飲むかで判断するのが正解です。1日1本なら約1年5か月かかりますが、家族4人で1日4本なら約4か月で回収できます。消費電力は12Wと小さく、1回の注入は十数秒なので電気代は家計に響きません。むしろ操作が軽いぶん「面倒だから作らない」日が減り、結果的にペットボトルを買う回数が減るという実利のほうが大きいでしょう。

7位 aarke Carbonator 3|ステンレス製で電源不要、長く使える一台

aarke Carbonator 3(アールケ カーボネーター3)

本体価格 29,700円(税込・スチールシルバー)
セット内容 本体1台/PETウォーターボトル1L/ステンレス製ドリップトレイカバー/予備ガスケット/取扱説明書/クリーニングクロス
ガスシリンダー 付属なし。ソーダストリームの410g/60Lスタンダードタイプを別途購入
1本(500ml)あたり 約21.5円(60Lシリンダー使用時)
電源 不要(コードレス)
炭酸の強さ調整 レバーを下ろす回数(1回で弱炭酸、2回で普通、3回で強炭酸が目安)
サイズ・重さ 約41.4×15.3×25.8cm/約1.68kg
素材 ステンレススチール(スウェーデン・ストックホルムでデザイン)
カラー スチールシルバー/マットブラック/マットホワイト/バーガンディ ほか

メリット

  • 本体全体がステンレススチールで、家電というより道具としての質感がある
  • 電源不要のコードレス設計で、置き場所を選ばない
  • ソーダストリームの60Lスタンダードシリンダーが使え、ガスの入手先に困らない
  • レバー式で炭酸の強さを自分の感覚で決められる
  • カラー展開が豊富で、キッチンの雰囲気に合わせて選べる

デメリット

  • ガスシリンダーが付属せず、別途購入が必要(新規購入は4,000円台)
  • クイックコネクト(ピンク)シリンダーには非対応で、スタンダードタイプを選ぶ必要がある
  • 29,700円+シリンダー代と、実質の初期費用は最も高い部類

Carbonator 3は、スウェーデン・ストックホルム発のデザインを最優先に選ぶ人のための1台です。ステンレススチールのボディとレバーは、キッチンに置いたときの空気を変えてくれます。プラスチック部品が少ないぶん、年数が経っても質感が落ちにくいのも長く使ううえでの利点です。

実用面では、ソーダストリームの410g/60Lスタンダードシリンダーが使えるのが大きな安心材料です。ガスの入手経路が確保されているので、海外製でも運用に不安がありません。ただしクイックコネクトのピンクシリンダーは使えないため、購入時にスタンダードタイプを指定してください。ここを間違えると届いても使えない、という事態になります。単価自体は他のシリンダー式と同じ約21.5円なので、差額はあくまでデザインへの投資と考えるのが正しい理解です。

8位 ソーダストリーム DUO|ガラスカラフェ付きで来客時の食卓にも使える

ソーダストリーム DUO(デュオ)

スターターキット価格 29,700円(税込)
セット内容 本体1台/60L用ガスシリンダー1本/DWSボトル1L(キャップ付)1本/グランドカラフェ(ガラス)1L 1本
1本(500ml)あたり 約21.5円
注入方式 手動(天面ボタンを押した回数で調整)
ガスシリンダー クイックコネクト(ピンク)
ボトル DWSボトル1Lとグランドカラフェ1L(どちらも70℃以下の食洗機対応)
サイズ・重さ 約幅16.0×奥行27.5×高さ43.7cm/約2,700g
電源 不要

メリット

  • スターターキットにDWSボトルとガラスカラフェが1本ずつ入っている
  • ガラスカラフェは来客時やダイニングでそのまま出せる
  • DWSボトルもグランドカラフェも70℃以下の食洗機で洗える
  • 本体が大きいぶん安定感があり、注入時に動きにくい
  • シリンダーはクイックコネクトで約2秒装着

デメリット

  • 幅16.0cm・奥行27.5cm・約2,700gとシリーズで最も大柄
  • 29,700円と高価で、1日1本ペースだと回収に約1年8か月かかる
  • ガラスカラフェは割れる可能性があり、扱いに気を配る必要がある

DUOはガラスカラフェとプラスチックボトルの2種類を使い分けられるのが最大の特徴です。スターターキットの時点でDWSボトル1Lとグランドカラフェ1Lが1本ずつ入っているため、追加購入なしで両方の使い方を試せます。

普段は軽くて持ち歩けるDWSボトルで作り、食事や来客のときはガラスカラフェに作って食卓へ、という運用ができます。どちらのボトルも70℃以下の食洗機に対応しているので、洗い物の負担も増えません。価格は29,700円と高めですが、炭酸水を家族や来客と一緒に飲む機会が多い家庭なら、カラフェを別途買い足す手間と費用を考えると納得できる構成です。

9位 ドリンクメイト シリーズ580|幅12cmの最小サイズで置き場所に困らない

ドリンクメイト シリーズ580

スターターセット価格 9,900円(税込)
セット内容 本体1台/60Lガスシリンダー1本/専用1Lボトル/取扱説明書・保証書
1本(500ml)あたり 約21.5円
電源 不要(手動)
炭酸の強さ調整 手動(押す回数で微炭酸〜強炭酸)
水以外への注入 不可(水専用モデル)
ガスシリンダー 60Lのみ(142Lマグナムは非対応)
ボトル 専用Lボトル(耐熱40℃・手洗い/食洗機不可)
サイズ・重さ 約幅12.0×奥行22.0×高さ41.7cm/約1.1kg

メリット

  • 9,900円と、シリンダー式でもっとも初期費用が軽い
  • 1日1本ペースでも約7か月で本体代を回収できる
  • 幅12cm・約1.1kgとドリンクメイトで最小・最軽量クラス
  • 電源不要の手動式で、押す回数で強さを自由に決められる
  • 水専用のぶん構造がシンプルで、手入れの手間が少ない

デメリット

  • 水専用モデルなので、ジュースやお酒には使えない
  • 142Lマグナムシリンダーに対応せず、単価を14円まで下げられない
  • 専用ボトルは耐熱40℃で、食洗機は使用できない

シリーズ580は、ドリンクメイトの中でもっともコンパクトで安い水専用モデルです。幅12cm・重さ約1.1kgという数字は、この記事で紹介しているシリンダー式の中で最小クラス。炊飯器やケトルで埋まりがちなキッチンでも、置き場所を新しく作らずに済みます。

コスパ面でも見どころがあります。9,900円という価格は、1日1本ペースなら約7か月、1日2本なら3〜4か月で回収できる水準。ジュースやお酒に使うつもりがないなら、上位機の機能はそもそも不要です。水専用のぶん洗浄も簡単で、毎日の手間が最小になるのは見逃せない利点です。一人暮らしや、まず1台目として試したい方に向いています。

10位 ソーダスパークル マルチスパークル3|電源もシリンダーも不要なカートリッジ式

ソーダスパークル マルチスパークル3

価格 9,980円(税込・税抜9,073円)
セット内容 本体(ボトル・スパークルキャップ)/スペアボトル/ガスカートリッジ/スパークリングスティック5本
1本(500ml)あたり 約52円(カートリッジ72本7,440円前後・1本1Lで計算)
ガス 使い切りガスカートリッジ(返却不要)
電源 不要
炭酸の強さ調整 カートリッジ1本で1L分を注入(強さはほぼ固定)
水以外への注入 可能(紅茶・コーヒーなど)
サイズ 約幅8.0×奥行8.0×高さ38.8cm

メリット

  • ガスシリンダーの交換・返却が一切不要で、使い終わったカートリッジは処分するだけ
  • 本体9,980円と初期費用が軽く、試しに始めやすい
  • 幅8cm・奥行8cmと非常にコンパクトで、置き場所に困らない
  • 電源不要で、キャンプや旅行先にも持っていける
  • 取扱店を探す必要がなく、カートリッジは通販でまとめ買いできる

デメリット

  • 1Lあたり約103円と、シリンダー式(約43円)の2倍以上のランニングコスト
  • カートリッジは使い切りなので、飲むたびにゴミが出る
  • 炭酸の強さを細かく調整する使い方には向かない

マルチスパークル3は、ガスシリンダーの交換という仕組みそのものを避けたい人のための選択肢です。使い切りカートリッジを1本使って1Lぶんの炭酸水を作る方式で、返却も交換も必要ありません。

ランニングコストは1Lあたり約103円と高めですが、これは市販の500mlペットボトル炭酸水(1Lあたり約140円)よりはまだ安い水準です。月に10本前後しか飲まないなら、本体が安いぶんトータルではこちらが得になります。幅8cmという小ささもあり、一人暮らしのキッチンやアウトドアでの使用にも向いています。飲む量が増えてきたら、そのときシリンダー式に移行すればよい、という段階的な選び方も現実的です。

目的別に選ぶ炭酸水メーカー

同じ機種でも、何を優先するかで最適解は変わります。ここでは5つのよくある目的に対して、それぞれ最も合う1台を挙げました。

グリーンハウス ツイスパソーダ SODACK|1万円以下でとりあえず試したい人に

グリーンハウス ツイスパソーダ SODACK

スターターキット価格 オープン価格(実売5,000円前後・税込)
セット内容 ノズル1個/ボトル1個/ボトルキャップ1個/炭酸カートリッジ6個/取扱説明書・保証書/レシピブック
1Lあたり 約94円(純正カートリッジ100本8,980円前後で計算)
ガス 使い切りカートリッジ(1本で水950ml/ジュース・お酒720ml)
電源 不要
水以外への注入 可能(ジュース・お酒など)
サイズ・重さ ボトル+ノズル 約幅8.4×奥行8.4×高さ38.4cm/約450g
向いている人 月10本以下のライトユーザー、まず試したい人

メリット

  • 実売5,000円前後と、この記事で最も初期費用が軽い
  • カートリッジ6本が最初から付属し、届いてすぐ試せる
  • 約450gと軽く、幅8.4cmで収納しやすい
  • ガスシリンダーの交換・返却が不要で、取扱店を探さなくてよい
  • ジュースやお酒にも直接使える

デメリット

  • 1Lあたり約94円と、シリンダー式の2倍以上のランニングコスト
  • カートリッジは純正品指定で、飲むたびにゴミが出る
  • 1カートリッジで水950mlぶんと、量が決まっている

「炭酸水メーカーが自分に合うか分からない」という段階なら、失うものが一番少ないのがツイスパソーダ SODACKです。実売5,000円前後で、カートリッジも6本付属。うまくハマらなくても損失が小さく、置き場所も取りません。

割り切って考えたいのは単価です。1Lあたり約94円なので、毎日1L飲むと年間34,000円ほどかかり、シリンダー式の年間コスト(約16,000円)を上回ります。月10本前後までのライトユースであれば、本体価格の差でトータルは有利という位置づけ。使ってみて量が増えてきたら、シリンダー式に乗り換えるのが賢い進め方です。

ソーダストリーム E-TERRA|強炭酸を毎日たっぷり飲みたい人に

ソーダストリーム E-TERRA(E-テラ)

スターターキット価格 24,200円(税込)
セット内容 本体1台/60L用ガスシリンダー1本/DWSボトル1L(キャップ付)1本
1本(500ml)あたり 約21.5円
炭酸の強さ 弱・中・強の3段階(毎回同じ濃さで再現)
ボトル DWSボトル1L(70℃以下の食洗機対応)
操作の負担 ボタン1回・自動ガス抜きで力がいらない
1日4本使用時の回収期間 約4か月
向いている人 家族で毎日たくさん飲む家庭、強さを固定したい人

メリット

  • 強さを一度決めれば、誰が作っても同じ濃さの強炭酸になる
  • ボタンを押すだけなので、1日に何本作っても手が疲れない
  • 自動ガス抜きで排気音が抑えられ、早朝や深夜でも使いやすい
  • 消費量が多いほど回収が早く、1日4本なら約4か月で元が取れる

デメリット

  • 3段階が上限のため、それ以上に強くする追い足しはできない
  • コンセントが必要で、置き場所が電源まわりに限定される
  • 24,200円と初期費用は高め

毎日たくさん飲む人ほど効いてくるのが、作る動作の軽さです。手動式で1日4本作ると、ボタンを押す回数は1日20回前後になります。E-TERRAならボタン1回で完了するので、量が増えるほど電動の価値が上がります。

強さを固定できるのも、たっぷり飲む人に向く理由です。強に設定しておけば毎回同じ濃さの強炭酸が出てくるため、家族で使っても味がブレません。シリンダー消費が早い使い方になるので、交換用シリンダーは2本セット(4,580円)でまとめて買うと1本あたり2,290円になり、単価をさらに下げられます。

ドリンクメイト シリーズ660|ハイボールや炭酸ジュースも楽しみたい人に

ドリンクメイト シリーズ660

スターターセット価格 23,900円(税込)
水以外への注入 可能(ジュース・お茶・お酒・スポーツドリンクなど)
炭酸の強さ調整 6段階(飲みものごとに変えられる)
1本(500ml)あたり 約14円(142Lマグナムシリンダー使用時)
電源 充電式(コードレス)
ガス残量表示 あり
手入れ 水以外に使った後はノズル・ボトルの洗浄が必要
向いている人 家飲みで炭酸割りを楽しむ人、ジュースを発泡させたい人

メリット

  • ワインやジュースをそのまま微発泡にでき、家飲みの幅が広がる
  • 6段階調整で、お酒には強め・ジュースには弱めと使い分けられる
  • 142Lシリンダー対応で、たくさん作っても単価が上がりにくい
  • コードレスなので、キッチンからテーブルへ移動して使える

デメリット

  • 糖分を含む飲みものに使うと、毎回の洗浄が欠かせない
  • 本体23,900円と高めで、幅16cm・高さ44.4cmと大きい
  • 専用ボトルは耐熱40℃で食洗機が使えず、手洗いが前提

家飲みを充実させたいなら、水以外に直接炭酸を入れられる機種は候補が限られます。ソーダストリームは水専用なので、この用途ではドリンクメイト一択と言ってよいでしょう。中でもシリーズ660は6段階調整に対応し、ハイボールは強め、オレンジジュースは弱めといった細かい使い分けができます。

注意点は手入れです。糖分を含む飲みものを注入したあとは、ノズルとボトルを必ず洗浄する必要があります。ボトルは耐熱40℃なので、40℃以下の水と中性洗剤で手洗いしてください。この一手間を許容できるなら、市販のスパークリングワインや炭酸ジュースを買う頻度が確実に減ります。

aarke Carbonator 3|見た目にこだわって出しっぱなしにしたい人に

aarke Carbonator 3(アールケ カーボネーター3)

本体価格 29,700円(税込・スチールシルバー)
素材・デザイン ステンレススチール製/スウェーデン・ストックホルムでデザイン
ガスシリンダー 別売(ソーダストリーム410g/60Lスタンダードタイプ)
1本(500ml)あたり 約21.5円
電源 不要(コードレス)
サイズ・重さ 約41.4×15.3×25.8cm/約1.68kg
カラー スチールシルバー/マットブラック/マットホワイト/バーガンディ ほか
向いている人 キッチンに出したままにしたい人、長く使いたい人

メリット

  • ステンレスの質感で、キッチンに出しっぱなしでも生活感が出にくい
  • プラスチック部品が少なく、年数が経っても劣化が目立ちにくい
  • 電源コードがないため、見た目がすっきりする
  • ソーダストリームのスタンダードシリンダーが使え、ガスに困らない

デメリット

  • ガスシリンダーが別売で、初期費用は3万円台半ばになる
  • クイックコネクト(ピンク)は使えず、スタンダードタイプ指定
  • ランニングコストは他のシリンダー式と同じで、価格差は性能差ではない

炭酸水メーカーは高さが40cm以上あるため、使うたびに棚から出し入れするのは現実的ではありません。つまりほぼ確実に出しっぱなしになる家電で、だからこそ見た目が使用満足度を左右します。

Carbonator 3は、その前提に真正面から応えた製品です。ステンレスの一体感あるボディに、電源コードがないすっきりした佇まい。キッチンに置いたときの印象は、樹脂ボディの一般的なモデルとはっきり違います。ランニングコストは他のシリンダー式と変わらないので、価格差は純粋にデザインへの投資と理解して選ぶと納得できます。

ドリンクメイト シリーズ580|一人暮らしで場所を取りたくない人に

ドリンクメイト シリーズ580

スターターセット価格 9,900円(税込)
サイズ・重さ 約幅12.0×奥行22.0×高さ41.7cm/約1.1kg
1本(500ml)あたり 約21.5円
1日1本使用時の回収期間 約7か月
電源 不要(手動)
水以外への注入 不可(水専用モデル)
ガスシリンダー 60Lのみ(1本で約4か月もつ想定)
向いている人 一人暮らし、キッチンが狭い、まず1台目を試したい人

メリット

  • 幅12cm・約1.1kgで、シンク横の細いすき間にも置ける
  • 9,900円と初期費用が軽く、約7か月で元が取れる
  • 水専用でパーツが少なく、洗い物の手間が最小限
  • 電源不要なので、コンセントの空きを気にしなくてよい

デメリット

  • ジュースやお酒には使えないため、家飲みの用途には向かない
  • 142Lシリンダー非対応で、単価を14円まで下げることはできない
  • 専用ボトルは食洗機に対応せず、40℃以下での手洗いが必要

一人暮らしのキッチンは、調理スペースそのものが限られています。そこに高さ42cm・幅16cmの機械を置くと、まな板を広げる場所がなくなってしまうこともあります。シリーズ580は幅12cm・約1.1kgと、この記事のシリンダー式で最小クラス。使わないときは棚に立てて収納することも現実的です。

コスト面でも一人暮らしと相性がよい機種です。1日1本ペースなら60Lシリンダー1本で約4か月もつので、ガスの交換は年3回程度。初期費用9,900円は約7か月で回収でき、そこから先はずっと市販品より安く飲めます。冷蔵庫や飲み物まわりの置き場所をまとめて見直したい方は、浄水型ウォーターサーバーの比較もあわせて確認しておくと、キッチンの動線を一度に整理できます。

炭酸水メーカーを使うメリット

コスパ以外にも、暮らしが軽くなる利点がいくつもあります。実際に使ってから実感しやすい4つを挙げます。

重いペットボトルを買って運ぶ手間がなくなる

500mlペットボトル24本入りのケースは、重さにして約13kgあります。1日1本飲む人なら月に1ケース以上を運んでいる計算で、これが毎月続くわけです。ネット通販で届けてもらっても、玄関から部屋へ運び、飲み終わるまでどこかに置いておく必要があります。

炭酸水メーカーなら、運ぶのは数か月に1度のガスシリンダー(60Lで約1.3kg前後)だけ。買い物のたびに重量を気にしなくてよくなるのは、車を持たない方や、階段のある住まいの方ほど大きな変化として感じられます。

飲みたいと思ったときに家で作れる、という即時性も見逃せません。ストックを切らして買いに行く、という時間そのものがなくなります。

炭酸の強さを好みに合わせて調整できる

市販の炭酸水は、強炭酸か普通かの二択しかありません。炭酸水メーカーなら、手動式は注入回数で、電動式は段階設定で、自分の好みちょうどに寄せられます

たとえば朝は微炭酸で飲みやすく、夜のハイボールにはガツンと強めに、といった使い分けが1台でできます。家族で好みが違っても、その都度作り分けられるのは市販品にはできないことです。

強めに作りたいときのコツは、水をしっかり冷やしておくこと。冷たい水ほど二酸化炭素が溶け込みやすく、同じ注入回数でも炭酸が強く入ります。これは後半のお手入れの章でも詳しく触れます。

ペットボトルのごみと保管スペースが減る

1日1本のペースなら、年間365本のペットボトルが出ます。潰して袋にまとめても、キッチンや玄関の一角は確実に占領されます。炭酸水メーカーにすると、この空き容器がまるごとゼロになります

環境面での意味も小さくありません。環境省のプラスチック資源循環に関する情報サイトでも、使い捨てプラスチックの排出そのものを減らすリデュースが最優先の取り組みとして位置づけられています。繰り返し使えるボトルで作る炭酸水は、この考え方にそのまま合致します

自治体の分別ルールに合わせてラベルを剥がし、キャップを外し、洗って出す――この一連の作業がなくなるだけでも、日々の手間はかなり減ります。

お酒やジュースの炭酸割りで飲み物の幅が広がる

作った炭酸水は、そのまま飲むだけのものではありません。ウイスキーを割ればハイボール、レモンを搾ればレモンスカッシュ、カルピスやシロップを加えれば好みの炭酸ジュースになります。市販の缶やペットボトルを買うより、はるかに安く自由に作れます。

濃さも自分で決められるので、甘さを控えめにする、アルコールを薄めにする、といった調整も自在です。家族に子どもがいる家庭なら、市販の炭酸飲料より糖分を抑えた飲み物を作れるのも実利のひとつです。

さらにドリンクメイトのように水以外へ直接注入できる機種なら、ジュースやワインそのものを発泡させられます。市販のスパークリングワインを買わなくても、手持ちの白ワインを微発泡にできるのは、家飲みの楽しみを確実に広げてくれます。

買ってから気づきやすい炭酸水メーカーの弱点

良い面だけを見て買うと、あとから「思っていたのと違った」となりがちです。事前に知っておきたい5つの弱点を正直にまとめます。

本体代とガスシリンダー代の初期費用がかかる

いちばん現実的なハードルがここです。スターターキットは9,900円〜29,700円と幅があり、市販の炭酸水を買い続けるより最初の出費は確実に大きくなります

回収までの期間は飲む量で決まります。1日1本ペースなら7か月〜1年8か月、家族4人で1日4本なら2〜5か月というのが目安です。週に数本しか飲まない人が3万円の本体を買うと、回収に3年以上かかることもあります

対策はシンプルで、自分が本当に飲む量を見積もってから価格帯を決めることです。迷ったら1万円前後のモデルから始めて、生活に定着してから上位機に移るのが、金銭的にもっとも無駄がありません。

初期費用そのものを下げる手もあります。ソーダストリームは2026年7月1日から「2026 夏キャッシュバックキャンペーン」を実施していて、TERRA・ART・E-TERRA・DUOなどの対象モデルを正規販売店または公式オンラインショップで購入し、レシートのコピーを郵送で応募すると2,000円がキャッシュバックされます(最上位のensōは10,000円)。対象は2026年9月23日(水・祝)までの購入分で、応募が先着1万名に達した時点で受付終了です。レシート発行日の翌日から14日以内に郵送する必要があるため、買ったらすぐ手続きしてください(対象商品・金額は変更される場合があります)。

ガスシリンダーの交換に手間と送料がかかる

シリンダー式は、空になった容器を返却して新しいものと交換する仕組みです。店頭に持ち込むか、宅配で交換するかを選ぶ形で、どちらにしても数分から数日の手間がかかります。

宅配交換の場合は送料が加算されます。1本ずつ交換すると送料の負担割合が大きくなるため、2本セットでまとめて交換するのが基本です。ソーダストリームの交換用60Lは1本2,580円、2本セットなら4,580円で、1本あたり2,290円まで下がります。

近所に取扱店があるかどうかは、購入前に確認しておくと安心です。家電量販店・ホームセンター・一部のスーパーなどが対応しており、その場で交換すれば送料はかかりません。取扱店が遠い場合は、定期購入コースを使うと切らす心配が減ります。

本体の高さと重さで置き場所を選ぶ

カタログでは見落としがちですが、実物は思ったより存在感があります。本体の高さは41〜44cm、幅は12〜16cmが一般的で、さらにボトルを差し込む・引き抜く動作のために上方向の余白も必要です。

吊り戸棚の下に置く予定なら、天板から棚下までの高さが本体+10cm以上あるかを購入前に測ってください。ここで詰まると、ボトルを外すたびに本体を手前に引き出すことになり、確実に使わなくなります。

重さも機種差が大きく、約1.05kgのGAIAから約2.7kgのDUOまで幅があります。使うたびに移動させたいなら軽い機種、出しっぱなしにするなら重くて安定する機種と、置き方から逆算して選ぶのが失敗しないコツです。

冷やした水を用意しないと炭酸が弱くなる

これは知らないと確実に損をするポイントです。二酸化炭素は水温が低いほどよく溶けるため、常温の水で作ると同じ注入回数でも炭酸が弱くなります。「思ったより弱い」という不満の多くは、実は水温が原因です。

対策は、ボトルに水を入れて冷蔵庫で冷やしてから作ること。付属ボトルとは別にもう1本用意して、常に冷蔵庫に1本冷やしておくと、作りたいときにすぐ強い炭酸が作れます。この運用にすると満足度が大きく変わります。

なお氷を入れて炭酸を作るのは、多くのメーカーが取扱説明書で禁止しています。ノズルを傷めたりボトルを破損したりする恐れがあるため、必ず冷蔵庫で冷やした水を使ってください。

カートリッジ式は使い切りで1本あたりの単価が高め

カートリッジ式は手軽さが魅力ですが、コストの構造はシリンダー式と正反対です。1Lあたり約90〜103円と、シリンダー式(約43円)の2倍以上かかります。

さらに、使い切りなので毎回小さな金属ゴミが出ます。自治体によって分別区分が異なるため、購入前に捨て方を確認しておくと後で困りません。1日1本のペースだと年間365本のカートリッジが出るため、量が増えるほどこの負担は無視できなくなります。

つまりカートリッジ式は、飲む量が少ない人だけが得をする方式です。月10本を超えるようになったら、シリンダー式への移行を検討したほうが総額は確実に安くなります。

ガスシリンダーの交換方法と費用でランニングコストはこう変わる

シリンダー式を選ぶうえで、いちばん分かりにくいのがガスの交換です。ここを理解しておくと、購入後に慌てずに済みます。

店頭交換・公式サイト・宅配の3つの方法と料金の違い

交換方法は大きく3つあります。ひとつ目が店頭交換で、家電量販店やホームセンターなどの取扱店に空きシリンダーを持ち込み、その場で新しいものと交換します。送料がかからず、その日のうちに手に入るのが利点です。

ふたつ目が公式サイトでの交換。新しいシリンダーが届き、同梱の伝票で空き容器を返送する形式です。ソーダストリームの交換用60Lは1本2,580円、2本セットなら4,580円。定期コースを使うとさらに割安になり、切らす心配もなくなります。

3つ目が宅配業者による同時交換で、配達時にその場で空き容器を引き取ってもらう方式です。梱包や発送の手間がなく、家から一歩も出ずに完了します。どの方法でも空きシリンダーの返却が必須という点は共通なので、飲み終えても容器は捨てずに保管してください。

交換用と新規購入用のシリンダーの違い

購入時に間違えやすいのがここです。交換用は「空き容器を返却することが前提」の価格で、新規購入用は容器代を含んだ価格になっています。当然、新規購入用のほうが高くなります。

たとえばソーダストリームの60Lは、交換用が1本2,580円なのに対し、新規購入用(空き容器を持っていない人向け)は4,150円です。2本目以降を交換用ではなく新規購入用で買ってしまうと、毎回1,500円以上多く払うことになります

またソーダストリームには、ピンクのクイックコネクトと青いねじ込み式の2種類があります。TERRA・E-TERRA・ART・DUO・GAIAはすべてクイックコネクト専用で、青いシリンダーは使えません。逆にaarke Carbonator 3はスタンダード(青)タイプ専用です。買う前に自分の機種がどちらかを必ず確認してください。

ガスが切れるタイミングの見分け方

多くの機種にはガス残量計がないため、音と手応えで判断するのが基本です。注入時の「ブブブ」という音が弱くなったり、いつもの回数を押しても炭酸が入らなくなったりしたら、残りわずかのサインです。

目安の本数を把握しておくのも有効です。60Lシリンダー1本で500ml換算120本ぶんなので、1日1本なら約4か月、1日2本なら約2か月が交換の目安。カレンダーに交換予定を書いておくと、切らして困ることがなくなります。

ドリンクメイト シリーズ660のようにガス残量表示を備えた機種なら、この不安そのものがありません。切れるタイミングが読めることを重視するなら、残量表示付きを選ぶ価値があります。予備を1本ストックしておくのも確実な対策です。

ソーダストリームとドリンクメイトでシリンダーは共用できる?

結論から言うと、メーカーは自社の純正シリンダー以外の使用を認めていません。ネジ規格が近い組み合わせもありますが、非純正の使用は保証対象外になるうえ、ガス漏れや破損の原因にもなります。

例外的に、aarke Carbonator 3はソーダストリームの410g/60Lスタンダードタイプを使う設計としてメーカーが明示しています。これは公式に認められた組み合わせなので、安心して使えます。

炭酸ガスのシリンダーは高圧ガス保安法の規制対象で、高圧ガス保安協会も容器の適正な取り扱いを呼びかけています。自分で詰め替えたり、非純正のアダプターで無理に接続したりするのは避けてください。直射日光の当たる場所や車内など、高温になる場所での保管も禁止です。

炭酸水メーカーを長く使うためのお手入れと使い方のコツ

少しの工夫で、炭酸の強さも本体の寿命も変わります。買ったその日から実践したい3点をまとめました。

よく冷やした水を使うと炭酸が強く入る

炭酸水メーカーの満足度を左右する最大のポイントが水温です。二酸化炭素は水温が低いほど溶け込みやすく、5℃前後まで冷やした水と常温の水では、同じ注入回数でも体感の強さがはっきり違います

おすすめの運用は、ボトルを2本用意して、常に1本を冷蔵庫で冷やしておく方法です。使ったらすぐ水を入れて冷蔵庫に戻せば、次に飲みたくなったときにはしっかり冷えています。この習慣だけで、強炭酸が作りやすくなります。

なお、水道水をそのまま使っても問題ありません。日本の水道水は水質基準に基づいて管理されており、環境省が示す水質基準項目と基準値に適合したものが供給されています。カルキ臭が気になる場合は、浄水器を通した水や一度沸かして冷ました水を使うとすっきりした味になります。ウォーターサーバーの機種比較もあわせて見ておくと、冷水を常備する方法まで含めて検討できます。

ボトルの洗い方と交換の目安

ボトルの扱いはメーカーで異なります。ソーダストリームの現行モデルに付属するDWSボトルは、70℃以下の食洗機に対応しているので、食洗機の低温コースで洗えます。手洗いの場合は柔らかいスポンジと中性洗剤を使ってください。

一方でドリンクメイトの専用PETボトルは耐熱40℃で、食洗機は使用できません。40℃以下の水と台所用中性洗剤で手洗いし、底の部分が外れる構造のものは必ず外して隅々まで洗います。研磨剤入り洗剤や硬いブラシも避けてください。

ボトルには使用期限が設定されています。ボトル底面などに記載された期限を過ぎたものは、圧力に耐えられず破損する恐れがあるため、必ず新しいものに交換してください。傷や白濁が目立ってきたら、期限内でも早めに交換するのが安全です。

作った炭酸水を抜けにくく保存する方法

せっかく作った炭酸水も、放っておけば抜けていきます。いちばん効くのは、キャップをしっかり閉めて冷蔵庫で立てて保存すること。低温では二酸化炭素が水に溶けたままの状態を保ちやすく、抜けが遅くなります。

もうひとつのコツは、できるだけボトルの空気層を減らすことです。中身が減るほど上部の空間が広がり、そこへ炭酸が逃げていきます。飲みかけを長く持たせたいときは、小さめのボトルに移し替えるのが有効です。

グラスに注ぐときは、氷に勢いよく当てず、グラスの内側を伝わせるように静かに注ぐと泡立ちが抑えられ、炭酸が長持ちします。作ったその日のうちに飲みきるのが一番おいしい飲み方なので、1回に作る量は飲む量に合わせるのがおすすめです。

炭酸水メーカーのよくある質問

購入前によく寄せられる疑問に、ひとつずつ答えていきます。

水道水で炭酸水を作っても大丈夫?

問題ありません。各メーカーとも水道水の使用を想定しており、実際に多くの人が水道水で作っています。日本の水道水は水質基準に基づいて管理されているため、そのまま使って差し支えありません。

味を良くしたいなら、浄水器を通した水を使う、または一度沸かして冷ました水を冷蔵庫でしっかり冷やすと、カルキ臭が抑えられてすっきりします。冷やすほど炭酸も強く入るので一石二鳥です。

注意点は、水以外を入れないこと。ソーダストリームやドリンクメイトの水専用モデルに、ジュースやお酒を入れるのは故障の原因になります。ミネラルウォーターも硬度が高すぎるものは泡立ちが強くなることがあるため、軟水を選ぶと扱いやすくなります。

ガスシリンダーはどこで交換できる?

主な選択肢は3つです。家電量販店やホームセンターなどの取扱店での店頭交換、公式オンラインショップでの交換購入、宅配業者による同時交換です。

もっとも安く済むのは店頭交換で、送料がかからず即日で手に入ります。近所に取扱店があるかどうかは、購入前に各メーカーの公式サイトで確認しておくと安心です。

オンラインの場合は、2本セットや定期コースを使うと1本あたりの価格が下がります。ソーダストリームなら交換用60Lは1本2,580円、2本セットで4,580円(1本あたり2,290円)です。いずれの方法でも空き容器の返却が必要なので、捨てずに保管してください。

シリンダー1本で何リットルの炭酸水を作れる?

60Lシリンダーなら約60L、142Lマグナムシリンダーなら約142Lが目安です。500mlペットボトルに換算すると、60Lで約120本、142Lで約284本になります。

ただしこれは標準的な炭酸の強さで作った場合の数字です。強炭酸にするために注入回数を増やすと、その分だけ作れる量は減ります。毎回強めに作る人は、目安の7〜8割程度と考えておくとずれが少なくなります。

1日1本ペースなら60Lで約4か月、家族4人で1日4本なら約1か月というのが実際の交換サイクルです。消費が早い家庭は142L対応の機種を選ぶと、交換回数も単価も同時に下げられます

ジュースやお酒に直接炭酸を入れられる機種は?

ドリンクメイトのシリーズ620・630・640・650・660は、インフューザーを介して水以外の飲みものに直接炭酸を注入できます。ジュース・お茶・スポーツドリンク・ワインなどが対象です。同じドリンクメイトでもシリーズ580は水専用なので注意してください。

ソーダストリームは全モデルが水専用です。炭酸水を作ってから後でシロップやジュースを加える使い方になります。カートリッジ式のツイスパソーダやソーダスパークルは、水以外にも対応しています。

水以外に使う場合は、使用後の洗浄が必須です。糖分がノズルやボトルに残るとベタつきや雑菌の原因になるため、その都度分解して洗う手間が発生します。この手間を許容できるかどうかが、機種選びの分かれ目になります。

電源のない場所でも使える?

使えます。ソーダストリームのTERRA・ART・DUO・GAIA、ドリンクメイトのシリーズ580・640、aarke Carbonator 3、カートリッジ式のツイスパソーダやソーダスパークルは、いずれも電源不要です。

電源が必要なのは電動モデルだけで、ソーダストリーム E-TERRAはACアダプターを使います。ドリンクメイト シリーズ660は充電式なので、充電さえしておけばコードレスで使えます

キャンプやアウトドアで使いたいなら、幅8cm程度のカートリッジ式がもっとも身軽です。ただし炭酸ガスの容器は高温になる場所での保管が禁止されているため、夏場の車内に置きっぱなしにしないよう気をつけてください。製品評価技術基盤機構(NITE)も、ガスの入った容器を高温の場所に放置すると内圧が上がって破裂する危険があると注意を呼びかけています。

子どもや高齢者でも安全に操作できる?

基本的な操作は簡単ですが、手動式はボタンやレバーを押し込む力が必要なため、握力に不安がある方には負担になることがあります。その場合はボタン1回で完了する電動モデル(ソーダストリーム E-TERRAなど)が扱いやすいでしょう。

安全面では、注入時に高い圧力がかかることを理解しておく必要があります。必ず純正の専用ボトルを使い、使用期限を過ぎたボトルや傷のあるボトルは使わないでください。市販のペットボトルを流用するのは絶対に避けます。強度が足りず破裂する恐れがあります。

ガスシリンダーは高圧ガスの容器なので、子どもの手が届かない場所に保管するのが原則です。直射日光の当たる場所や、40℃を超えるような場所での保管も避けてください。取扱説明書の注意事項を家族全員で共有しておくと安心です。

まとめ|コスパ重視なら1本20円台で作れるシリンダー式が正解

炭酸水メーカーのコスパは、飲む量で結論が変わります。月30本を超えて飲むならシリンダー式、それ未満ならカートリッジ式、という基準で選ぶと大きく外しません。

シリンダー式の単価は500mlあたり約21.5円。市販の炭酸水(1本70円前後)と比べて1本あたり約48円お得で、1日1本ペースなら年間約17,800円、家族4人で1日4本なら年間約7万円の差が出ます。本体代は1日1本でも7か月〜1年ほどで回収できる計算です。

迷ったときの結論は次のとおりです。バランス重視ならソーダストリーム TERRA(14,850円)、初期費用を抑えるならドリンクメイト シリーズ580(9,900円)やソーダストリーム GAIA(13,200円)、飲む量が多くて単価を極限まで下げたいなら142L対応のドリンクメイト シリーズ660(23,900円)。お酒やジュースにも使いたいならドリンクメイト、見た目にこだわるならaarke Carbonator 3という整理になります。

購入前に必ず確認したいのは、置き場所の高さと、近所にガスシリンダーの取扱店があるかどうかの2点です。ここさえクリアできれば、あとは冷やした水で作るだけで、市販品より安くておいしい炭酸水が毎日飲めます。ペットボトルを運ぶ手間とごみが消える気持ちよさは、金額以上の価値があるはずです。

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