【2026年最新】防災に強いウォーターサーバー人気ランキング10選|停電・断水時に使える選び方と備蓄の目安

台風や地震のニュースで停電・断水の映像を目にすると、「うちの水の備えは十分だろうか」とふと心配になる方も多いはずです。かといって、ペットボトルの水をまとめて買い置きしても、いつの間にか賞味期限が過ぎていたり、収納スペースに頭を悩ませたりと、備蓄を続けるのは案外骨が折れるものです。

そこで注目されているのが、ウォーターサーバーを日常使いしながら、そのまま家庭の備蓄水として活用する方法です。毎月届くボトルを飲みながら補充していけば、特別な手間をかけずに一定量の水を常に家に置いておけます。

ただし、ウォーターサーバーならどれでも防災に強いわけではありません。停電すると水が出なくなる機種や、断水すると補充できなくなるタイプもあるため、防災目的なら給水方式や非常用の機能、配送体制まで確認して選ぶ必要があります。

この記事では、停電・断水時にウォーターサーバーがどう使えるのかという基本から、防災向けの選び方、停電時にも使いやすい宅配型ウォーターサーバーのおすすめランキング10選、浄水型を選ぶときの注意点、家族の人数別に必要なボトル本数の目安まで、まとめて解説します。

目次

ウォーターサーバーは防災に役立つ?停電・断水時の使い方

結論からいうと、ボトルを定期的に届けてもらう宅配型ウォーターサーバーは、使い方しだいで心強い防災アイテムになります。一方で、給水方式によっては停電中に水が出ないこともあるため、仕組みを知っておくことが大切です。

ウォーターサーバーがそのまま備蓄水になる理由

宅配型ウォーターサーバーは、12L前後の大きなボトルや7L前後の軽量パックで水が届きます。サーバーにセットしている1本と、次に使う予備のボトルが常に家にある状態になるため、それ自体が飲料水の備蓄になります。

たとえば12Lボトルが2本あれば24L。1人1日3リットルで計算すると、大人1人なら約8日分、2人家族でも4日分に相当します。2Lペットボトルに換算すると12本分なので、ケースで買い置きするのと同じ量を、日常の延長で自然に確保できるわけです。

さらに、ボトルは密閉されたまま届き、未開封なら長く保存できるものが多いのも特長です。たとえば信濃湧水は未開封でボトル製造日から1年、ピュアハワイアンは製造から1年半を賞味期限としています(いずれも公式サイトのよくある質問より)。開封前のボトルは「飲み水のストック」、サーバーにセットした分は「すぐ使える水」と役割を分けて考えると、備蓄計画が立てやすくなります。

毎月の配送で自然にローリングストックができる

ローリングストックとは、普段使うものを少し多めに買っておき、使った分だけ買い足していく備蓄の方法です。農林水産省の「災害時に備えた食品ストックガイド」でも、手軽に取り組める家庭備蓄の方法として紹介されています。

ウォーターサーバーの定期配送は、このローリングストックと非常に相性が良い仕組みです。飲んだ分だけ新しいボトルが届くので、古い水から順に使っていけば、賞味期限切れの心配がほとんどありません。

ペットボトルの備蓄でありがちな「押し入れの奥にしまい込んで期限切れ」「いざという時に古い水しかない」といった失敗が起こりにくく、買い出しに行く手間もかかりません。防災のために特別なことをするのではなく、毎日の水を飲む習慣そのものが備えになるのが、ウォーターサーバー最大の強みといえます。

ウォーターサーバーは停電時に使える?給水方式で変わる

停電時に水が出るかどうかは、ボトルの置き方と出水の仕組みで大きく変わります。

ボトルをサーバーの上にのせる「上置き型」で、手で押すレバーやコックで水を出すタイプは、重力で水が流れ落ちる仕組みのため、停電中でもタンク内の水を常温で出せる機種が多くあります。クリクラFitや信濃湧水・アルピナウォーターのスタンダードサーバー、うるのん Formaなどは、公式サイトで停電時にも常温水が使えると案内されています。

一方、ボトルを足元にセットする「下置き型」は、電動ポンプで水をくみ上げるため、停電するとそのままでは水が出ません。ボタン操作で出水する電子制御の機種も同じです。ただし、下置き型でもコスモウォーター smartプラスNextのように付属の非常用電源ユニットをつなげば常温水を出せる機種や、プレミアムウォーター AURA Water Serverのように非常用コックが付属する機種もあります。

いずれの場合も、停電中は冷却・加熱が止まるため、出てくるのは常温の水だけです。冷水やお湯が使えなくなる点はあらかじめ理解しておきましょう。

電気なしで水を出す方法|コック式・レバー式・非常用電源

電気を使わずに水を出す方法は、大きく分けて次の3つです。

停電時に水を出す主な方法
  • 上置き型のコック・レバーを押して、タンク内の常温水を出す
  • 付属またはオプションの非常用電源ユニットをサーバーにつないで出水する
  • ボトルに非常用コックを差し込み、ボトルから直接水を注ぐ

コック式・レバー式の上置き型は、特別な準備がいらず、停電に気づいたらそのまま使えるのが利点です。非常用電源ユニットは機種ごとに対応品が決まっているため、下置き型を選ぶならユニットが付属しているか、別売りなら事前に購入しておきましょう。たとえばハミングウォーター flowsは、別売りの非常用電源ユニット(税込1,760円)を背面に取り付けると、停電時も浄水した常温水を使えます。

非常用コックは、ボトルの口に差し込んで直接水を出すための部品です。プレミアムウォーター AURA Water Serverには非常用コックが1個付属しています。いざという時に慌てないよう、付属品の保管場所を家族で共有し、一度は使い方を確認しておくと安心です。

断水時は宅配型と浄水型で差が出る

断水への強さは、宅配型と浄水型ではっきり差が出ます。

宅配型は、水道とは関係なくボトルの水を使うため、断水していても手元にあるボトルの分だけ水を確保できます。停電さえしていなければ、冷水やお湯もふだんどおり使えます。

一方、浄水型は水道水を補充してろ過する仕組みなので、断水すると新しい水を補充できません。使えるのは、断水前に給水タンクへためていた分だけです。水道直結型の場合は、水道が止まれば水そのものが出なくなります。

防災を第一に考えるなら、ボトルを備蓄できる宅配型が有利です。浄水型を使っている家庭や、これから浄水型を選びたい方は、保存水やポリタンクなどの別の備えと組み合わせることを前提に考えましょう。

防災向けウォーターサーバーの選び方

防災目的でウォーターサーバーを選ぶときは、料金やデザインだけでなく、非常時に「水が出るか」「水が届くか」「安全に置けるか」という視点で比較することが大切です。チェックしたいポイントは次の5つです。

電気を使わずに水を出せる給水方式か

もっとも重要なのは、停電中でも水を出せる仕組みかどうかです。上置き型でコックやレバーを押して出水するタイプなら、多くの場合、電気が止まっても常温水を出せます。

確認するときは、メーカー公式サイトの製品ページやよくある質問で「停電時に使える」「停電時は常温水が出る」と明記されているかを見ましょう。同じブランドでも機種によって違うことがあり、たとえば信濃湧水では、スタンダードサーバーは停電中も常温で使える一方、エコサーバーは停電時に使えないと案内しています。ブランド名ではなく、機種単位で確認するのがポイントです。

ボトル下置き型は非常用電源や手動ポンプがあるか

足元でボトル交換ができる下置き型は、重いボトルを持ち上げなくて済む便利なタイプですが、電動ポンプで水をくみ上げるため、停電に弱いのが弱点です。

下置き型を選ぶなら、非常用電源ユニットが付属しているか、非常用コックなどボトルから直接水を出す手段が用意されているかを必ず確認しましょう。コスモウォーター smartプラスNextは非常用電源ユニットが付属し、背面につなぐだけで停電時に常温水が使えます。プレミアムウォーター AURA Water Serverは非常用コックが付属しています。

公式サイトに停電時の使い方が書かれていない機種は、停電中は使えない前提で考え、ペットボトルの保存水などを別に用意しておくと安心です。

未開封ボトルの賞味期限と保管しやすさ

備蓄として考えるなら、未開封ボトルをどれくらいの期間保存できるかも大切です。賞味期限はメーカーや水の種類で異なり、たとえば信濃湧水は製造日から1年、ピュアハワイアンは製造から1年半と公式サイトで案内しています。

長期保存を重視するなら、クリクラの「クリクラボトル 5.8リットル」にも注目です。2026年1月の発表で、未開封・直射日光を避けた常温保存で5年保存に対応する仕様に改良されました(ウォーターサーバーの契約が必要・2本単位の注文)。

あわせて、ボトルのサイズや重さも確認しておきましょう。12Lボトルは1本約12kgと重く、置き場所もとります。7.2Lパックや5.8Lボトルのような小さめの容器なら、収納場所を分散しやすく、いざという時に持ち運びやすいのも利点です。

地震で倒れにくい設計・転倒防止対策があるか

ウォーターサーバーは高さ1m前後、ボトルをセットすると重さが30kgを超えることもある大型の家電です。地震で倒れると、水が使えなくなるだけでなく、ケガや避難経路をふさぐ原因になりかねません。

東京消防庁のよくある質問によると、熊本地震の室内被害調査では、免震機能付きマンションでも約3割の世帯で家具類の転倒・落下・移動が起きていました。どんな住まいでも転倒対策は欠かせません。

一般的に、ボトルが足元にある下置き型は重心が低く、上置き型より安定しやすい構造です。上置き型を選ぶ場合は、転倒防止ベルトや耐震マットの用意、壁際への設置などで対策しましょう。メーカーによっては転倒防止用品を用意しているので、申し込み時に確認しておくと安心です。

自社配送網や災害時の供給体制があるか

災害時は道路の寸断や物流の混乱で、宅配便が止まったり遅れたりすることがあります。そのため、自社のスタッフや地域の販売店が配達する体制か、製造拠点が複数あるかも比較のポイントです。

たとえばアクアクララは、宅配業者ではなく自社で配達する体制をとり、北海道から沖縄まで全国各地に製造工場(プラント)を持つ分散型の製造システムを採用しています。熊本地震の際には、地元の販売店が避難生活を送りながら水を届け続けた事例も公式サイトで紹介されています。

ただし、どのメーカーでも大規模災害時は配送が止まる可能性があります。配送体制は「届きやすさ」の目安と考え、家にあるボトルだけで数日を乗り切れる量を確保しておくことが基本です。

防災に強い宅配型ウォーターサーバーおすすめランキング10選

ここからは、停電時の出水方法や非常用の付属品、ボトルの備蓄しやすさ、配送体制などをもとに、防災目的で選びたい宅配型ウォーターサーバーを10機種紹介します。まずは比較表で全体を見てから、気になる機種の詳細をチェックしてください。

サービス名 水の種類・ボトル 月額目安(税込) 停電時の出水 ボトルの位置 契約期間
コスモウォーター smartプラス NEXT
コスモウォーター smartプラスNext
天然水・12Lボトル 約4,320円(12L×2本) 付属の非常用電源ユニット接続で常温水 下置き 3年
フレシャス dewo
フレシャス dewoⅱ
天然水・7.2Lパック 約4,992円(富士7.2L×4パック) 公式サイトに記載なし 上置き(軽量パック) 3年
クリクラFit(フィット)
クリクラFit
RO水・12L/5.8L(5年保存対応) 約3,700円(12L×2本+サポート460円) 電気なしで常温水が出せる 上置き プランにより契約期間なし〜5年
ワンウェイウォーター smartプラス
ワンウェイウォーター smartプラス
RO水・天然水・12Lボトル 約4,050円(RO水12L×3本) 公式サイトに記載なし 下置き 2年
プレミアムウォーター aura
プレミアムウォーター AURA Water Server
天然水・12.5Lボトル 4,410円(12.5L×2本) 付属の非常用コックでボトルから出水 下置き 5年
アクアクララ アクアレグノ
アクアクララ アクアレグノ
RO水・12Lボトル 約4,890円(2年割・12L×2本) 公式サイトに記載なし 上置き 2年割プラン(自動更新)/通常プラン
アルピナウォーター スタンダードサーバー
アルピナウォーター スタンダードサーバー
RO水・12Lボトル 約3,642円(12L×2本+レンタル770円) 常温水が出せる 上置き エリアにより1〜3年
うるのん Forma
うるのん Forma
天然水・12Lボトル 4,140円(3年プラン・12L×2本) 常温で注水できる 上置き 2年・3年・4年プラン
信濃湧水 スタンダードサーバー
信濃湧水 スタンダードサーバー
天然水・11.4Lボトル 3,888円(11.4L×2本) 常温水が出せる 上置き 3年未満の解約で解約手数料
ピュアハワイアン 然(ZEN)サーバー
ピュアハワイアン 然(ZEN)サーバー
RO水・11.4L/7.6Lボトル 4,902円(11.4L×2本) 常温水が出せる 上置き 3年未満の解約で解約手数料

※月額目安は水代とレンタル料・サポート料の合計で、電気代は含みません。配送エリアによっては別途送料がかかる場合があります。

1位 コスモウォーター smartプラスNext|非常用電源ユニットをつなげば下置きでも停電時に常温水が出せる

コスモウォーター smartプラス NEXT

水の種類 天然水(4つの採水地)
水の価格 12Lボトル1本2,160円(税込)・1回2本から
月額目安 約4,320円(12L×2本)
サーバーレンタル料 無料
初期費用 出荷手数料2,200円(税込)
停電時 付属の非常用電源ユニットを背面に接続すると常温水が使える
ボトル交換 足元(下置き)
サイズ・重さ 幅30×奥行34×高さ110cm・約20kg
契約期間 3年(規定利用期間)

メリット

  • 下置き型なのに非常用電源ユニットが付属し、停電時も常温水が使える
  • 重いボトルを持ち上げずに足元で交換できる
  • レンタル料・送料無料で、月々の支払いは水代だけ
  • USB充電ポート2口付きで、停電前の充電や日常使いにも便利

デメリット

  • 規定利用期間が3年と長め
  • 1回2本単位の注文なので、少量だけ使いたい人には多いことがある
  • 停電中は冷水・温水は使えない(常温水のみ)

コスモウォーター smartプラスNextは、足元でボトル交換ができる下置き型でありながら、停電時の備えも両立した天然水ウォーターサーバーです。通常、下置き型は電動ポンプで水をくみ上げるため停電すると水が出ませんが、smartプラスNextはサーバー背面に付属の「非常用電源ユニット」を接続するだけで、停電中も常温水を出せます。

水は採水地から届く天然水で、12Lボトル1本2,160円(税込)。1回2本の注文で月額約4,320円が目安です。サーバーレンタル料と送料は無料、初回のみ出荷手数料2,200円(税込)がかかります。冷水・温水はそれぞれ3段階で温度調整ができ、エコモード使用時の電気代は月約384円とされています。USB充電ポートが2口付いているので、スマートフォンをこまめに充電しておく習慣づくりにも役立ちます。

防災の観点では、ボトルが常に足元に1本、予備がもう1本という形で24L前後の天然水を自然にストックできる点が魅力です。12Lボトルを毎日持ち上げる負担がないため、高齢の家族がいる家庭や、上置き型の交換がつらい方でも続けやすいでしょう。規定利用期間は3年なので、長く使う前提で選ぶのがおすすめです。

2位 フレシャス dewoⅱ|7.2Lの軽量パックで備蓄しやすく交換も女性ひとりでラク

フレシャス dewo

水の種類 天然水(FRECIOUS富士・朝霧高原・木曽から選択)
水の価格 富士7.2Lパック1,248円(税込)・1回4パック単位
月額目安 約4,992円(富士7.2L×4パック)
サーバーレンタル料 初月無料、前月2箱以上の利用で無料(それ以外は550円)
送料 無料
停電時 公式サイトに停電中の出水についての記載なし
ボトル交換 上部に7.2Lの軽量パックをセット
サイズ・重さ 幅29×奥行36.3×高さ112.5cm・18.2kg
契約期間 3年(3年未満の解約は解約金40,000円・不課税)

メリット

  • 7.2Lの軽量パックなので持ち運びや交換がラク
  • 送料無料で、配送周期を毎週〜4週ごとから選べる
  • パックが小さく、収納場所を分散して保管しやすい
  • 3つの採水地から好みの天然水を選べる

デメリット

  • 停電中に水を出せるかは公式サイトで案内されていない
  • 12Lボトルの機種と比べると水代は高め
  • 3年未満の解約で40,000円の解約金がかかる

フレシャス dewoⅱは、7.2Lの軽量パックを使う天然水ウォーターサーバーです。一般的な12Lボトルは約12kgありますが、7.2Lパックなら重さは半分強。サーバー上部にパックをのせるだけなので、力に自信のない方でも交換しやすいのが特長です。

防災の視点で見ると、小さなパックは備蓄しやすいのが大きな利点です。12Lボトルは収納場所をとりますが、7.2Lパックならクローゼットの下段や棚のすき間など、家の中の複数の場所に分けて置けます。避難所や車へ持ち出す場合も、12Lボトルより扱いやすいでしょう。1回の配送は4パック単位で、FRECIOUS富士なら1パック1,248円(税込)、4パックで約28.8Lが届きます。

ただし、停電中に水を出せるかどうかは公式サイトで明記されていません。停電時はサーバーではなく、パックの水を別の容器に移して使う前提で、コップや清潔な容器を用意しておくと安心です。2026年10月時点では新規申込者全員に水1箱とオリジナルエコバッグを贈るキャンペーンも実施しているので、始めるなら公式サイトで最新の特典を確認しましょう。

3位 クリクラFit|停電時も電気なしで常温水が出せて自社配送網を持つ

クリクラFit(フィット)

水の種類 RO水(ミネラルクリアウォーター)
水の価格 12Lボトル1本1,620円(税込・超お得プラン)
月額目安 約3,700円(12L×2本+あんしんサポートパック460円)
長期保存ボトル クリクラボトル5.8リットルは未開封で5年保存に対応(2本単位)
停電時 電気を使わずに常温水が出せる
注文ノルマ なし(3か月で6本未満の場合はレンタル料1,100円/月)
配送 送料無料・クリクラのスタッフや加盟店が配達
サイズ・重さ 幅24.5×奥行38.3×高さ98.7cm・約15kg
契約期間 超お得プラン・のりかえプラン5年/お得スタートプラン3年/ベーシックプランは契約期間なし

メリット

  • 停電時も電気を使わずに常温水を出せる
  • 5年保存に対応した5.8Lボトルを選べる
  • 月の注文ノルマがなく、1本から注文できる
  • 年1回サーバーを丸ごと交換してくれるので衛生的

デメリット

  • 12Lボトルを上部に持ち上げてセットする必要がある
  • あんしんサポートパック月460円が別途かかる
  • 3か月で6本未満だとサーバーレンタル料が発生する

クリクラFitは、停電時も電気を使わずに常温水を出せることを公式サイトで明記しているRO水サーバーです。タンク内の水は常温になるため早めに使い切る必要はありますが、停電に気づいてから特別な準備をしなくても、そのまま水を出せる手軽さは防災面で大きな安心材料になります。

もうひとつの注目点が、2026年1月に改良された「クリクラボトル 5.8リットル」の5年保存対応です。未開封で直射日光を避けて常温保存すれば5年間保存できる仕様になり、日常で飲む12Lボトルとは別に、長期保存用のストックとして持っておけます。1本約5.8kgと軽く、2本で1箱にまとまるので保管もしやすいでしょう(ウォーターサーバーの契約が必要・1本税込950円〜・2本単位)。

料金は12Lボトル1本1,620円(税込・超お得プラン)に、配達・設置、年1回のサーバー交換、故障時の対応などを含むあんしんサポートパック月460円。月の注文ノルマはなく、必要な本数をその都度1本から注文できます。配達はクリクラのスタッフや加盟店が担当しており、宅配便に頼らない配送体制も防災目的では心強いポイントです。

4位 ワンウェイウォーター smartプラス|使い切りボトルで空き容器の保管がいらない

ワンウェイウォーター smartプラス

水の種類 RO水(プラスプレミアム)・天然水(彩・京の湧水・天寿の水)
水の価格 プラスプレミアム12L 1,350円(税込)/富士の銘水「彩」12L 2,052円(税込)
月額目安 約4,050円(プラスプレミアム12L×3本)/約4,104円(天然水12L×2本)
サーバーレンタル料 無料
初期費用 出荷手数料1,100円(税込)
停電時 公式サイトに停電中の出水についての記載なし
ボトル 使い捨てのワンウェイボトル(家庭ごみとして処分)
サイズ・重さ 幅30×奥行34×高さ110cm・約20kg
契約期間 2年(規定利用期間)

メリット

  • 使い切りボトルなので空き容器を保管・返却する必要がない
  • RO水は12L 1,350円と水代が安く、備蓄本数を増やしやすい
  • 足元でボトル交換ができる下置き型
  • 月の電気代はエコモードで約474円と省エネ

デメリット

  • 停電中の出水方法が公式サイトで案内されていない
  • RO水のプラスプレミアムは月3本以上の契約
  • 2年の規定利用期間がある

ワンウェイウォーター smartプラスは、使い終わったボトルを家庭ごみとして処分できる「ワンウェイボトル」を採用した下置き型サーバーです。リターナブル(回収)式のボトルは空き容器を次の配送まで家に置いておく必要がありますが、ワンウェイボトルなら飲み終わったらつぶして捨てられます。

防災の視点では、空きボトルの置き場所がいらない分、未開封ボトルの保管スペースを確保しやすいのが利点です。水代はRO水のプラスプレミアムが12L 1,350円(税込)と安く、月3本・36Lの利用でも約4,050円に収まるため、家族の人数分の備蓄を確保したい家庭でもコストを抑えられます。天然水を選びたい場合は、富士の銘水「彩」などが12L 2,052円(税込)・月2本から利用できます。

一方で、下置き型のため停電中は電動ポンプが動かず、停電時の出水方法も公式サイトでは案内されていません。停電に備えるなら、未開封のボトルから直接注げるよう、ハサミや清潔な容器を準備しておくなど、サーバー以外の取り出し方を家族で決めておきましょう。

5位 プレミアムウォーター AURA Water Server|非常用コック付属で停電時もボトルの天然水を出せる

プレミアムウォーター aura

水の種類 非加熱処理の天然水
月額目安 もっとPREMIUMプラン4,410円(税込・12.5L×2本)/PREMIUM WATER MOM CLUB 4,086円(税込)
内訳 水代4,190円+サーバーレンタル料220円(もっとPREMIUMプラン・税込)
送料 無料(一部地域を除く)
停電時 付属の非常用コックをボトルに差し込んで出水できる
温度 温水約85℃・冷水約6℃・常温水約25℃・白湯約60℃・再加熱約90℃
ボトル交換 下置き
契約期間 最低利用期間5年

メリット

  • 非常用コックが付属し、停電時もボトルから直接水を出せる
  • ふだんは常温水や白湯など5つの温度を使い分けられる
  • 足元でボトル交換ができ、重いボトルを持ち上げなくてよい
  • 妊婦・未就学児のいる家庭向けの割安プランがある

デメリット

  • 最低利用期間が5年と長い
  • 月額は今回の10機種の中では高めの水準
  • 停電時はサーバー本体ではなくボトルからの出水になる

プレミアムウォーター AURA Water Serverは、デザインオフィスnendoが手がけた下置き型の天然水サーバーです。防災面で注目したいのが、停電などでサーバーが使えないときに、ボトルへ差し込むだけで出水できる「非常用コック」が付属している点です。

下置き型は停電に弱いのが一般的ですが、非常用コックがあれば、セット中のボトルや予備のボトルから直接水を取り出せます。12.5Lボトル2本で25Lの天然水を手元に置いておけるので、停電と断水が重なった場合でも、数日分の飲み水を確保できます。

ふだん使いでは、温水・冷水に加えて常温水や白湯、再加熱まで選べるのが魅力で、赤ちゃんのミルクづくりや薬を飲むときにも便利です。月額はもっとPREMIUMプランで4,410円(税込・12.5L×2本)と高めですが、妊婦や未就学児がいる家庭はPREMIUM WATER MOM CLUBで4,086円(税込)に抑えられます。最低利用期間は5年なので、長期で使う予定の家庭向けです。非常用コックはいざという時にすぐ取り出せる場所に保管しておきましょう。

6位 アクアクララ アクアレグノ|全国の製造プラントと自社配達で災害時の供給体制に強い

アクアクララ アクアレグノ

水の種類 RO水(RO膜でろ過しミネラルを配合)
水の価格 12Lボトル1,620円(2年割プラン)/1,728円(通常プラン)※いずれも税込・宅配料込み
あんしんサポート料 2年割プラン1,650円/通常プラン1,980円(月額・税込)
月額目安 約4,890円(2年割プラン・12L×2本)
小容量ボトル スリム(7L)1,188円(2年割プラン・税込)
停電時 公式サイトの製品ページに停電中の出水についての記載なし
配送体制 自社配達・全国各地に製造工場(プラント)を持つ分散型
機能 省エネモード・再加熱・UVクリーン・温水ロック+全操作ロック
支払い方法 クレジットカード

メリット

  • 宅配業者に頼らない自社配達で、災害時も柔軟に対応しやすい
  • 全国の製造プラントで供給をカバーし合える分散型の体制
  • 7Lのスリムボトルも選べて、保管や持ち運びがしやすい
  • 木のぬくもりをイメージしたデザインでインテリアになじむ

デメリット

  • あんしんサポート料が月1,650円〜と高め
  • 停電中の出水について製品ページでの案内がない
  • 12Lボトルを上部にセットする必要がある

アクアクララ アクアレグノは、イタリア語で「木材」を意味する名前のとおり、木のぬくもりをイメージしたデザインのRO水サーバーです。防災の観点で評価したいのは、サーバーそのものよりもアクアクララの供給体制です。

アクアクララは宅配業者ではなく自社で配達しており、北海道から沖縄まで全国各地に製造工場(プラント)を持っています。公式サイトでは、2016年の熊本地震の際に地元の販売店が避難生活を送りながら水を届け続け、発災後1週目は通常の4倍以上の注文に対応した事例も紹介されています。災害時でも「次のボトルが届く」可能性を少しでも高めたい方にとって、心強い体制といえるでしょう。

料金は、あんしんサポート料(2年割プランで月1,650円)と水代の組み合わせで、12Lボトル2本なら月約4,890円です。7Lのスリムボトル(2年割プランで1,188円)も選べるので、収納場所を分けて保管したい家庭は組み合わせて使うと便利です。なお、アクアレグノの製品ページには停電中の出水方法が書かれていないため、停電に備えて保存水も別に用意しておきましょう。

7位 アルピナウォーター スタンダードサーバー|シンプルなコック式で停電時も使えて料金も手頃

アルピナウォーター スタンダードサーバー

水の種類 RO水(北アルプスの天然水を原水にしたピュアウォーター)
水の価格 12Lボトル1,436円(税込)
サーバーレンタル料 770円(税込)/月
月額目安 約3,642円(12L×2本+レンタル料)
停電時 常温水が使える(公式「シンプル操作で停電時も使える」)
注文ノルマ なし(必要なときに注文)
配送 自社配送エリアは送料無料・宅配便エリアは別途送料
メンテナンス 2年〜2年半ごとに無料
契約期間 エリアにより1〜3年(期間内の解約は解約手数料)

メリット

  • コック式のシンプルな構造で、停電時も常温水が使える
  • 12Lボトル1,436円(税込)と水代が手頃
  • 月の注文ノルマがなく、必要な分だけ注文できる
  • 定期メンテナンスが無料

デメリット

  • サーバーレンタル料が月770円かかる
  • 12Lボトルを上部に持ち上げてセットする必要がある
  • 宅配便エリアでは送料がかかる

アルピナウォーター スタンダードサーバーは、ボタンの少ないシンプルなコック式で、停電時も常温水が使えると公式サイトで案内されているRO水サーバーです。電気が止まってもコックを押すだけで水が出るので、操作に迷うことがありません。

最大の魅力は料金の手頃さです。12Lボトルは1,436円(税込)で、12L×2本とレンタル料770円を合わせても月約3,642円。水代が安いぶん、備蓄用に予備のボトルを1〜2本多めに注文しても負担が小さいのは、防災目的では大きなメリットです。月の注文ノルマもないため、使う量に合わせて柔軟に調整できます。

運営は信濃湧水やピュアハワイアンと同じトーエルで、自社配送エリアでは送料無料、それ以外のエリアは宅配便での配送になります。契約期間と解約手数料はエリアによって異なるため、申し込み前に自分の地域の条件を確認しておきましょう。

8位 うるのん Forma|停電時も注水できて非常時の給水に使える

うるのん Forma

水の種類 富士山麓の天然水「富士の天然水 さらり」
水の価格(12L) 3年プラン2,070円/2年プラン2,170円(税込)※2026年11月5日お届け分から2,200円/2,300円に改定
月額目安 4,140円(3年プラン・12L×2本)/改定後4,400円
サーバーレンタル料 0円
停電時 温水・冷水の機能は止まるが注水は可能(非常時の給水に利用できる)
温度 冷水4〜12℃・温水80℃前後
メンテナンス 3年に1回無料で定期交換
配送エリア 北海道から沖縄まで47都道府県(一部離島・山間部を除く)
契約期間 2年・3年・4年プラン

メリット

  • 停電時も注水でき、非常時の給水として使えると公式が案内している
  • サーバーレンタル料0円で、3年ごとの定期交換も無料
  • 沖縄を含む47都道府県に配送している
  • モンドセレクション金賞の富士山麓の天然水

デメリット

  • 2026年11月5日お届け分から水代が値上がりする
  • 停電中にサーバー内の水を使う場合は1〜2日で使い切る必要がある
  • 12Lボトルを上部にセットする必要がある

うるのん Formaは、TOKAIグループが運営する天然水ウォーターサーバーのスタンダードモデルです。公式サイトでは停電時も温水・冷水の機能は止まるものの注水は可能で、非常時の給水として利用できると案内されています。停電中にサーバー内の水を常温で使う場合は、停電後1〜2日をめどに使い切るよう注意書きもあり、防災時の扱い方が明確なのも安心できるポイントです。

水は富士山麓の天然水「富士の天然水 さらり」で、12Lボトルは3年プランで2,070円(税込)。ただし、2026年11月5日お届け分から3年プランは2,200円、2年プランは2,300円(いずれも税込)に改定されるため、12L×2本の月額は3年プランで約4,400円になります。

配送エリアが北海道から沖縄まで47都道府県(一部離島・山間部を除く)と広く、他社では対象外になりがちな沖縄でも利用できるのは大きな魅力です。サーバーレンタル料は0円で、3年に1回の定期交換も無料。長く使いながら、天然水のストックを切らさない家庭に向いています。

9位 信濃湧水 スタンダードサーバー|停電時も常温水が使え天然水をまとめてストックできる

信濃湧水 スタンダードサーバー

水の種類 北アルプスの天然水
水の価格 3ガロン(11.4L)ボトル1,944円(税込)・1箱2本
月額目安 3,888円(11.4L×2本)
サーバーレンタル料 0円(直近3か月の購入が2箱未満の場合は事務手数料880円/月)
停電時 常温でのみ利用できる(停電終了後は自動で電源が復帰)
賞味期限 未開封でボトル製造日から1年(サーバー挿入後は2週間程度で飲み切り推奨)
配送料 トーエル配送エリアは無料/それ以外の本州385円・北海道・四国・九州660円(1箱・税込)
メンテナンス 2年〜2年半に1度・無料
解約手数料 設置後2年以内14,300円・2年以上3年以内5,500円(税込)

メリット

  • 停電時も常温水が使えると公式のよくある質問で案内している
  • 未開封ボトルの賞味期限が製造日から1年と長め
  • 天然水が11.4L 1,944円(税込)と手頃でまとめ買いしやすい
  • サーバーレンタル料・定期メンテナンスが無料

デメリット

  • 沖縄・離島は配送エリア外
  • トーエル配送エリア外では送料がかかる
  • 直近3か月で2箱未満だと事務手数料がかかる

信濃湧水 スタンダードサーバーは、北アルプスの天然水を手頃な価格で使えるウォーターサーバーです。公式サイトのよくある質問では、停電時もスタンダードサーバーは常温でのみ利用でき、停電終了後は自動で電源が復帰すると案内されています(同じ信濃湧水でもエコサーバーは停電時に利用できない点に注意)。

防災目的で評価したいのは、未開封ボトルの賞味期限が製造日から1年と長めに設定されていることです。1箱2本単位で届くので、必要な本数より1箱多めにストックしておけば、ローリングストックの余裕を持たせやすくなります。水代も3ガロン(11.4L)ボトル1本1,944円(税込)と、天然水としては手頃な水準です。

注意したいのは配送エリアです。トーエルの配送エリアなら送料無料ですが、それ以外の地域は1箱ごとに送料がかかり、沖縄・離島には配送していません。また、直近3か月の購入が2箱(4本)未満だと事務手数料880円/月がかかるため、ある程度の量を継続して使う家庭向けです。

10位 ピュアハワイアン 然(ZEN)サーバー|停電時は常温水が出せる新サーバーで非常時も手軽に給水

ピュアハワイアン 然(ZEN)サーバー

水の種類 RO水(ピュアハワイアン)
水の価格 3ガロン(11.4L)2,451円/2ガロン(7.6L)1,933円(いずれも税込)
月額目安 4,902円(11.4L×2本)
サーバーレンタル料 0円(直近3か月の購入が2箱未満の場合は事務手数料880円/月)
停電時 常温の水が使える
賞味期限 未開封で製造から1年半
チャイルドロック スリーステップのチャイルドロック
メンテナンス 2年〜3年に1度・無料
解約手数料 設置後2年以内14,300円・2年以上3年以内5,500円(税込)

メリット

  • 停電時も常温の水が使えると公式サイトで案内している
  • 未開封で製造から1年半と、賞味期限が長い
  • 7.6Lの2ガロンボトルも選べて交換や保管がしやすい
  • サーバーレンタル料0円で、丸みのあるデザインがおしゃれ

デメリット

  • 水代は今回の機種の中では高め
  • 沖縄・離島は配送対象外
  • 宅配便エリアでは1箱ごとに送料がかかる

ピュアハワイアン 然(ZEN)サーバーは、丸みを帯びたデザインとマットな質感が特長の新しいサーバーです。カラーはSHIRO(やわらかな白)とKURO(マットな黒)の2色。公式サイトでは停電時でも常温の水が使えると案内されており、温水蛇口には日本宅配水&サーバー協会が推奨するスリーステップのチャイルドロックを採用しています。

防災目的で見逃せないのが、未開封ボトルの賞味期限が製造から1年半と長いことです。今回紹介した中でも長めの水準で、ローリングストックの回転がゆっくりな少人数世帯でも期限切れを起こしにくいでしょう。ボトルは3ガロン(11.4L)に加え、軽量な2ガロン(7.6L)も選べるので、交換のしやすさや保管場所に合わせて選べます。

水代は3ガロンで1本2,451円(税込)と高めですが、サーバーレンタル料は0円で、2年〜3年に1度の定期メンテナンスも無料です。アルピナウォーターや信濃湧水と同じトーエルの運営で、宅配便エリアでは1箱ごとに送料がかかり、沖縄・離島は配送対象外になる点は確認しておきましょう。

浄水型ウォーターサーバーを防災目的で選ぶなら

水道水を補充して使う浄水型ウォーターサーバーは、月額が定額でボトルの保管もいらないため人気が高まっています。ただし、防災の観点では宅配型とは強み・弱みが異なります。浄水型を選ぶ場合の注意点と、防災面も考えて選びたい機種を紹介します。浄水型をもっと詳しく比較したい方は、水道水の浄水型ウォーターサーバーおすすめランキングもあわせて参考にしてください。

サービス名 月額(税込) 設置・給水方式 停電時 断水時に使える水
エブリィフレシャス tall
エブリィフレシャス tall
3,300円 床置き・給水タンク式 公式サイトに記載なし タンクにためた水(合計約8.7L)
ウォータースタンド ピュアライフL
ウォータースタンド ピュアライフ L
2,860〜3,300円 床置き・給水タンク式 公式サイトに記載なし 給水タンクにためた水(4.5L)
クリクラ feel free putio
feel free putio
3,140円〜(サポート込み) 卓上・給水タンク式 公式サイトに記載なし タンクにためた水(計約5L)
ハミングウォーター flows
ハミングウォーター flows
3,410円 床置き・給水タンク式 別売の非常用電源ユニットで常温水 給水タンクにためた水
Locca litta
Locca litta
2,380円〜 卓上・給水タンク式 公式サイトに記載なし 給水タンクにためた水
ウォータースタンド メイト2
ウォータースタンド メイト2
2,750円 水道直結・電源不要 電源不要で使える(水道が出れば) なし(水道が止まると使えない)

浄水型が防災で弱いポイント|断水すると水を補充できない

浄水型ウォーターサーバーの最大の弱点は、水道が止まると新しい水を補充できないことです。断水中に使えるのは、断水前に給水タンクへためていた数リットルの水だけで、家族の飲み水を数日分まかなうことはできません。

また、多くの浄水型は電気で冷却・加熱し、ボタン操作で出水する仕組みです。停電中に水を出せるかどうかを公式サイトで明記している機種は少なく、停電と断水が重なると、浄水型だけでは水を確保できない可能性があります。

そのため、浄水型を使う家庭は次のような備えを組み合わせることが前提になります。

浄水型を使う家庭が組み合わせたい備え
  • 1人1日3リットル×最低3日分の保存水(ペットボトルなど)
  • 給水車からの水を受け取るためのポリタンクや折りたたみ式給水袋
  • 大雨や台風の予報が出たら、給水タンクを満水にしておく習慣
  • 停電対策として、非常用電源ユニットに対応する機種ならユニットを用意

浄水型は「ふだんの水をおいしく安く」、保存水は「非常時の命の水」と役割を分けて考えると、無理なく防災を続けられます。

1位 エブリィフレシャス tall|常温水も出せて約8.7Lのタンクに水をためておける

エブリィフレシャス tall

月額料金 3,300円(税込・定額使い放題)
初期費用 無料
給水方式 水道水補充型・床置き(幅29×奥行36.3×高さ112.5cm)
タンク容量 合計約8.7L
温度 冷水・ECO冷水・常温水・ECO温水・温水・高温水の6段階
浄水性能 50種類の物質を除去(PFASにも対応)
停電時 公式サイトに停電中の出水についての記載なし
契約期間 3年(3年未満の解約は解約金40,000円・不課税)

メリット

  • タンク容量が合計約8.7Lと大きく、ためておける水が多い
  • 常温水を含む6段階の温度で使い分けられる
  • 月額3,300円の定額で水を使い放題
  • 上部タンクは取り外して洗えるので衛生的

デメリット

  • 停電中の出水について公式サイトでの案内がない
  • 断水するとタンク内の水以外は補充できない
  • 3年未満の解約で解約金40,000円がかかる

エブリィフレシャス tallは、浄水型の中でもタンク容量が合計約8.7Lと大きい床置きモデルです。満水にしておけば、断水が始まった直後でも、1人1日3リットルで計算して大人1人の約3日分に相当する水を手元に残せます。

ふだんは常温水を含む6段階の温度を使い分けられ、月額3,300円(税込)の定額で使い放題。50種類の物質を除去するカートリッジを使い、PFASにも対応しています。家族で水をたくさん使う家庭ほど、ボトル代を気にせず使える定額制の恩恵を受けやすいでしょう。

ただし、停電中の出水方法は公式サイトで案内されていないため、停電時は使えない前提で考えておくのが安全です。台風や大雨の予報が出たら早めにタンクを満水にしておく習慣をつけ、保存水と組み合わせて備えましょう。

2位 ウォータースタンド ピュアライフ L|給水タンク式で断水前の水をためておける

ウォータースタンド ピュアライフL

月額料金 縛りなしプラン3,300円/3年プラン3,080円/5年プラン2,860円(いずれも税込)
給水方式 水道水補充型・床置き(幅26×奥行37×高さ120.4cm)
タンク容量 給水タンク4.5L(冷水2.0L・常温水1.0L・温水1.5L)
浄水性能 ナノトラップフィルターでJIS17項目+PFOS・PFOAなど計20項目を除去
衛生機能 UV-LEDクリーン機能+コック除菌
停電時 公式サイトに停電中の出水についての記載なし
契約期間 縛りなし・3年・5年から選択(縛りなしプランは解約金0円)

メリット

  • 契約期間の縛りなしプランを選べて、解約金0円で始められる
  • 常温水専用のタンクがあり、ふだんから常温水を使える
  • 工事不要で、引っ越しや住み替えにも対応しやすい

デメリット

  • タンク容量が4.5Lで、断水時にためておける量は少なめ
  • 停電中の出水について公式サイトでの案内がない
  • 縛りなしプランは月額がやや高くなる

ウォータースタンド ピュアライフ Lは、水道水を給水タンクに補充して使う床置きの浄水型サーバーです。給水タンクは4.5Lで、冷水2.0L・常温水1.0L・温水1.5Lに分かれています。断水の恐れがあるときにタンクを満水にしておけば、当座の飲み水を確保できます。

防災目的の家庭にうれしいのは、契約期間の縛りなしプランを選べることです。縛りなしプランなら解約金0円なので、「まずは浄水型を試してみて、合わなければ宅配型に切り替える」といった柔軟な使い方ができます。長く使う前提なら、5年プランで月2,860円(税込)まで下がります。

ナノトラップフィルターでJIS17項目に加えPFOS・PFOAなどを除去し、UV-LEDクリーン機能で内部も清潔に保てます。タンク容量は多くないため、ピュアライフ Lを使う場合は保存水を別途用意し、サーバーは「ふだんの水」と割り切って使うのがおすすめです。

3位 feel free putio|幅24cmの卓上サイズで給水タンクに水をためておける

クリクラ feel free putio

月額料金 お得プラン2,680円+あんしんサポートパック460円=3,140円(税込)
料金プラン お得2,680円/スタンダード2,980円/のりかえ2,980円/ライト3,300円(いずれも+サポート460円)
給水方式 水道水補充型・卓上(幅24×奥行36.2×高さ41.5cm・8.0kg)
タンク容量 給水3L+冷水1L+温水1L(計約5L)
浄水性能 UF複合フィルター+取水口直前のUV殺菌
メンテナンス 半年に1度フィルター交換・年1回本体まるごと交換
停電時 公式サイトに停電中の出水についての記載なし
契約期間 お得プラン5年/のりかえプラン3年/スタンダードプラン2年/ライトプラン1年

メリット

  • 幅24cmのコンパクトさで、キッチンカウンターにも置きやすい
  • 卓上型で重心が低く、床置き型より倒れにくい配置にしやすい
  • 年1回本体を丸ごと交換してくれるので衛生的

デメリット

  • タンク容量が計約5Lと少なく、断水時の備えとしては限定的
  • あんしんサポートパック月460円が別途かかる
  • 停電中の出水について公式サイトでの案内がない

feel free putioは、幅24cm・高さ41.5cmの卓上サイズにまとめた浄水型サーバーです。給水タンク3Lと冷水・温水タンクを合わせて約5Lの水をためられ、キッチンカウンターやダイニングの棚にも置けます。

防災面では、床置き型より設置位置が低くできるため、耐震マットなどで固定すれば地震時の転倒リスクを抑えやすいのがポイントです。ただし、ためておける水は約5Lと少ないため、断水への備えは保存水が中心になると考えておきましょう。

料金はお得プランで月2,680円に、フィルター交換や年1回の本体交換を含むあんしんサポートパック460円を加えた3,140円(税込)。半年に1度のフィルター交換と年1回の本体交換で衛生面の手間がかからないので、一人暮らしや二人暮らしで「ふだんの水を手軽においしく」したい方に向いています。

4位 ハミングウォーター flows|常温水が出せて別売の非常用電源ユニットで停電時も使える

ハミングウォーター flows

月額料金 3,410円(税込・定額使い放題)※北海道3,630円・沖縄3,740円
初期費用 初回出荷手数料2,200円(税込・北海道/沖縄は3,300円)
給水方式 水道水補充型・床置き
停電時 別売の非常用電源ユニット(税込1,760円)を背面に取り付けると常温水が使える
浄水性能 2つのフィルターで計31物質を除去(PFOS・PFOA・PFHxSに対応)
フィルター交換 8か月に1度・無料配送
契約期間 2年(2年以内の解約はサーバー引取手数料33,000円・税込)

メリット

  • 非常用電源ユニットを付ければ、浄水型でも停電時に常温水が使える
  • ユニットは初回申し込み時に同時購入すると送料無料
  • ふだんから常温水が出せて、薬を飲むときなどにも便利
  • 月額3,410円の定額で使い放題

デメリット

  • 非常用電源ユニットは別売りで、事前の購入が必要
  • 断水するとタンク内の水以外は補充できない
  • 2年以内の解約でサーバー引取手数料33,000円がかかる

ハミングウォーター flowsは、浄水型の中では珍しく停電時に使う方法が公式に用意されている機種です。オプションの「非常用電源ユニット」(税込1,760円)をサーバー背面に取り付けると、停電時も浄水フィルターでろ過した常温水を使えます(冷水・温水は不可)。

ユニットは初回申し込み時に同時購入すると送料無料で届き、契約中でもオンラインストアから購入できます。浄水型を選びつつ停電にも備えたいなら、申し込みと同時にユニットも購入しておくのがおすすめです。

月額は3,410円(税込・北海道3,630円・沖縄3,740円)の定額で、初回のみ出荷手数料2,200円がかかります。2年の規定利用期間内に解約するとサーバー引取手数料33,000円(税込)がかかる点は確認しておきましょう。断水には弱いので、保存水との組み合わせは欠かせません。

5位 Locca litta|卓上サイズで持ち出し用の水の確保にも使える

Locca litta

月額料金 お得プラン2,380円/基本プラン2,580円(税込・カートリッジ代込み)
初期費用 初回登録事務手数料3,300円(税込)
給水方式 水道水補充型・卓上(幅23×奥行34.7×高さ50cm)
温度 冷水約5℃・温水約87℃(常温水なし)
浄水性能 JIS規格17物質+12物質の計29種類を除去(PFOS・PFOAにも対応)
停電時 公式サイトに停電中の出水についての記載なし
契約期間 お得プラン6年/基本プラン5年

メリット

  • 月額2,380円からと浄水型の中でも手頃
  • 給水タンクを取り外して丸洗いでき、清潔に保ちやすい
  • ふだんから浄水を作っておき、水筒やペットボトルに詰めて持ち出せる

デメリット

  • 常温水が出せない
  • 契約期間が5〜6年と長い
  • 停電中の出水について公式サイトでの案内がない

Locca littaは、月額2,380円(税込)から使える卓上の浄水型サーバーです。水道水を給水タンクに入れるだけで、PFOS・PFOAを含む29種類の物質を除去した水を冷水・温水で使えます。

防災の観点では、おいしい浄水をこまめに水筒やペットボトルに詰めておき、非常用持ち出し袋や車に入れておくという使い方ができます。給水タンクは取り外して丸洗いできるので、詰め替え用の水を清潔に作れるのも利点です。持ち出し用の水は数日おきに入れ替え、古い水は料理や植物の水やりに使えば無駄がありません。

一方で、常温水が出せない点と、契約期間が5〜6年と長い点には注意が必要です。断水時に使えるのはタンクにためた水だけなので、防災の中心は保存水に置き、Locca littaは「コストを抑えて日常の水をまかなう」役割で使いましょう。

6位 ウォータースタンド メイト2|電源不要の水道直結型で停電中も水道が出れば浄水を使える

ウォータースタンド メイト2

月額料金 2,750円(税込・定額)
給水方式 水道直結型(縦型・横型・アンダーシンクの3通り・幅11cm)
温度 常温水のみ(冷水・温水なし)
電源 不要(電気代0円)
停電時 電気を使わないため、水道が出ていれば浄水を使える
断水時 水道が止まると使えない

メリット

  • 電源不要なので、停電中も水道が出ていれば浄水を使える
  • 電気代が0円で、月額2,750円の定額
  • 幅11cmとスリムで、置き場所に困らない

デメリット

  • 冷水・温水が使えず常温水のみ
  • 断水すると水が出ない
  • タンクがなく、水をためておけない

ウォータースタンド メイト2は、電源を使わない常温水専用の水道直結型サーバーです。電気を使わないため停電の影響を受けず、地震で停電しても水道が出ていれば、ろ過した水をそのまま使えます。

災害時は停電だけが起きて水道は使える、というケースも少なくありません。そうした場面では、浄水した水を水筒やポリタンクに詰めておき、断水に備えて水を確保しておくといった使い方ができます。設置は縦型・横型・アンダーシンクの3通りから選べ、幅11cmとスリムなので場所もとりません。

ただし、水道直結型のため断水すると水が出ず、タンクに水をためておくこともできません。冷水・温水も使えないので、メイト2は「停電に強い浄水器」と考え、断水への備えは保存水や宅配型ウォーターサーバーで別に用意しておきましょう。水道直結型の機種をもっと比較したい方は、水道直結ウォーターサーバーおすすめ6選も参考にしてください。

防災用にウォーターサーバーを使うメリット

ここまで紹介してきたように、ウォーターサーバーは選び方しだいで頼れる防災アイテムになります。ペットボトルの備蓄と比べたときの主なメリットを3つ整理します。

買い置きのペットボトルより賞味期限の管理がラク

ペットボトルの備蓄でよくある失敗が、しまい込んだまま賞味期限が切れてしまうことです。防災用として買った水は「いざという時まで使わないもの」になりがちで、気づいたときにはまとめて期限切れ、ということも珍しくありません。

ウォーターサーバーなら、毎日飲む水そのものが備蓄なので、古いボトルから順に使っていけば自然に入れ替わります。期限を一本ずつチェックする手間がほとんどかからないのは大きなメリットです。予備のボトルは届いた順に並べ、手前から使う習慣をつけておけば、さらに管理がラクになります。

重い水を買いに行かずに備蓄量を確保できる

家族の人数分の水を備蓄しようとすると、かなりの重さになります。首相官邸の「災害に対するご家庭での備え」では、飲料水は1人1日3リットルを目安に3日分、大規模災害に備えては1週間分の備蓄が望ましいとされています。4人家族で1週間分なら84リットル、2Lペットボトルで42本分です。

これをスーパーで買って運ぶのは大変ですが、ウォーターサーバーなら玄関や設置場所まで届けてもらえるため、重い水を運ぶ負担がありません。高齢の家族がいる家庭や、車を持っていない家庭にとっては特に大きな利点です。

停電中もボトルの水を常温で飲める

上置き型のコック式サーバーや、非常用電源ユニット・非常用コックを備えた機種なら、停電中でもボトルの水を常温で飲めます。ペットボトルと違い、コップに注ぐだけで必要な分だけ使えるので、家族で分け合うときも便利です。

停電中は冷蔵庫も使えないため、冷たい飲み物を確保するのは難しくなります。常温でもすぐ飲める状態の水が大量にあることは、夏場の熱中症対策の面でも安心材料になります。

防災用にウォーターサーバーを使うデメリットと対策

一方で、ウォーターサーバーを防災に使う場合には弱点もあります。あらかじめ知っておけば、ほとんどは事前の準備でカバーできます。

停電すると冷水・温水は使えない

どの機種でも、停電中は冷却・加熱の機能が止まり、使えるのは常温の水だけになります。赤ちゃんのミルクづくりやカップ麺など、お湯が必要な場面では別の手段が必要です。

対策としては、カセットコンロとボンベを用意しておき、お湯はやかんで沸かせるようにしておくのが現実的です。ミルクについては、お湯がいらない液体ミルクを数本ストックしておくのも有効です。乳幼児のいる家庭の備えについては、赤ちゃんのミルクにおすすめのウォーターサーバーの記事もあわせて確認してみてください。

ボトル下置き型は停電で水が出ないことがある

足元でボトル交換ができる下置き型は、電動ポンプで水をくみ上げる構造のため、停電中はそのままでは水が出ません。

下置き型を選ぶなら、コスモウォーター smartプラスNextのように非常用電源ユニットが付属する機種や、プレミアムウォーター AURA Water Serverのように非常用コックが付属する機種を選びましょう。非常用の付属品がない機種の場合は、未開封ボトルから直接水を注げるよう、ハサミや清潔な容器を用意しておくと安心です。

配送が止まると新しいボトルが届かない

大規模な災害が起きると、道路の寸断や物流の混乱で、ウォーターサーバーの配送も止まったり遅れたりする可能性があります。家にある分を使い切ったら、しばらく補充できないことも想定しておく必要があります。

対策は、ふだんから予備のボトルを1〜2本多めに持っておくことです。注文周期を少し短めに設定したり、追加注文を活用したりして、「次の配送日まで使っても、まだ数日分残っている」状態をキープしましょう。

サーバー本体が地震で倒れるおそれがある

ウォーターサーバーは高さがあり、ボトルをセットすると重量もあるため、大きな揺れで倒れるおそれがあります。倒れるとボトルや本体が破損して水が使えなくなるだけでなく、ケガの原因にもなります。

対策としては、転倒防止ベルトで壁と固定する、耐震マットを敷く、寝室や出入り口の近くには置かないといった方法が有効です。重心の低い下置き型や卓上型を選ぶのもひとつの方法です。

災害時にウォーターサーバーを使うときの注意点

実際に停電や断水が起きたとき、ウォーターサーバーを安全に使うために気をつけたいポイントをまとめました。

停電中・復旧後のサーバーの扱い方

停電中は、サーバー内の水はできるだけ早めに使い切るのが基本です。冷却が止まった状態では水の温度が上がり、雑菌が増えやすくなるためです。たとえばうるのんは、停電中にサーバー内の水を常温で使う場合、停電後1〜2日をめどに使い切るよう案内しています。

停電が復旧したら、多くの機種は自動で電源が戻りますが、温水が十分に温まるまで、また冷水が冷えるまでには時間がかかります。復旧後もお湯にならない、水が冷えないといった不具合がある場合は、無理に使わずメーカーのサポート窓口に問い合わせましょう。

なお、ふだんから節電のためにコンセントを抜くのは避けましょう。うるのんや信濃湧水などのメーカーは、電源を切ってタンク内の水が常温に戻ると水質劣化の原因になるとして、電源を切らずに使うよう呼びかけています。

開封したボトルは早めに飲み切る

未開封のボトルは長期保存できますが、一度サーバーにセットしたボトルは、外気が入るため劣化が早くなります。信濃湧水は、サーバーに挿入した後は2週間程度で飲み切ることを勧めています。

災害時はつい節約して少しずつ使いたくなりますが、セット済みのボトルを長く放置するよりも、先に使い切ってから新しいボトルを開けるほうが衛生的です。開封済みの水から優先して使うことを家族で共有しておきましょう。

衛生管理を怠ると雑菌が増えやすい

断水中は手洗いや掃除が十分にできず、サーバーの出水口やボトルの差し込み口が汚れやすくなります。出水口は清潔なティッシュやアルコールを含ませた布で拭くなど、口が触れる部分を清潔に保つことを意識しましょう。

非常用コックを使ってボトルから直接水を出す場合も、コックやボトルの口に手が触れないよう注意が必要です。コップやボトルの口を直接出水口につけて水を注ぐのも避けましょう。

家族の人数別に必要な備蓄水の量とボトル本数の目安

防災用にウォーターサーバーを活用するなら、「家に何本あれば足りるのか」を把握しておくことが大切です。人数別の必要量とボトル本数の目安を紹介します。

1人1日3リットルが基本|最低3日分・できれば1週間分

飲料水の備蓄量は、1人1日3リットルが目安です。これは飲み水と、簡単な調理に使う水を合わせた量です。首相官邸の防災ページでは飲料水を3日分備え、大規模災害に備えては1週間分が望ましいとしています。

農林水産省の「災害時に備えた食品ストックガイド」でも、災害発生からライフラインの復旧まで1週間以上かかるケースが多く、支援物資が3日以上届かない、1週間はスーパーやコンビニで食品が手に入らないことも想定されるとして、最低3日分〜1週間分×人数分の備蓄が望ましいとしています。

なお、この3リットルはあくまで飲料用です。トイレを流す、体を拭くといった生活用水は別に必要になるため、お風呂の水をためておく、ポリタンクに水道水を入れておくなどの備えもあわせて行いましょう。

一人暮らし・2人家族・4人家族のボトル本数早見表

1人1日3リットルで計算した場合の、必要な水の量とボトル本数の目安は次のとおりです。

世帯人数 3日分の量 3日分のボトル本数 1週間分の量 1週間分のボトル本数
一人暮らし 9L 12Lボトル1本/7.2Lパック2個 21L 12Lボトル2本/7.2Lパック3個
2人家族 18L 12Lボトル2本/7.2Lパック3個 42L 12Lボトル4本/7.2Lパック6個
3人家族 27L 12Lボトル3本/7.2Lパック4個 63L 12Lボトル6本/7.2Lパック9個
4人家族 36L 12Lボトル3本/7.2Lパック5個 84L 12Lボトル7本/7.2Lパック12個

※サーバーにセットしている1本も含めた本数です。11.4Lボトルの場合は、4人家族の3日分で4本、1週間分で8本が目安です。

一人暮らしなら、セット中の1本と予備1本の計2本で、ほぼ1週間分をまかなえます。一方、4人家族で1週間分を確保するには12Lボトルが7本必要で、ウォーターサーバーだけでまかなうのは置き場所の面で現実的ではありません。ウォーターサーバーで3日分を確保し、残りは保存水などで補うという考え方がおすすめです。

赤ちゃんや高齢者・ペットがいる家庭の上乗せ分

家族に赤ちゃんや高齢者、ペットがいる場合は、早見表の量に上乗せして備える必要があります。

上乗せを考えたい家族構成
  • 赤ちゃん:粉ミルクの調乳や哺乳瓶の洗浄に水を使うため、多めに確保する。液体ミルクの備蓄も有効
  • 高齢者:脱水を起こしやすいため、こまめに水分をとれるよう余裕を持たせる。服薬用の水も考慮する
  • ペット:犬や猫の飲み水も人間とは別に用意する
  • 持病のある方:薬の服用や治療で水が必要な場合は、その分を上乗せする

農林水産省の食品ストックガイドでも、乳幼児や高齢者、食べる機能が弱くなった方、慢性疾患や食物アレルギーのある方などは、特別な配慮が必要として要配慮者向けのストックガイドを用意しています。こうした家族がいる家庭では、早見表の量に1〜2割ほど余裕を持たせるつもりで備えておくと安心です。

配送が止まっても困らない家庭のストック計画

ウォーターサーバーを防災に活かすには、届いたボトルをどう保管し、どう使い回すかという「ストック計画」が欠かせません。配送が止まったときにも慌てないための工夫を紹介します。

ボトルを分散して保管する置き場所の工夫

予備のボトルは1か所にまとめず、家の中の複数の場所に分けて保管するのがおすすめです。1か所に集めておくと、地震で家具が倒れたり、その部屋に入れなくなったりしたときに、すべての水が取り出せなくなるおそれがあります。

保管場所は、直射日光が当たらず、温度変化が少ない場所を選びましょう。屋外や熱源の近く、湿気の多い場所、芳香剤などにおいの強いものの近くは避けます。ボトルの向きや積み重ねについてはメーカーごとに注意事項があるので、届いたら保管方法も確認しておきましょう。

7.2Lパックや5.8Lボトルなど小さめの容器は、クローゼットの下段や棚のすき間にも収まりやすく、分散保管に向いています。

注文周期を見直して常に1〜2本の余裕を持たせる

定期配送の周期が実際の消費ペースとぴったり同じだと、配送日の直前には家にほとんど水が残っていない状態になります。次の配送日まで使っても、まだ1〜2本の予備が残るくらいに注文量や周期を調整しておきましょう。

夏場は飲む量が増えるため、季節によっても見直しが必要です。台風シーズンや、地域で大雨の予報が出たときには、追加注文で予備を増やしておくのも有効です。ただし、多くのメーカーで定期配送のスキップや休止に手数料がかかる場合があるため、自分の契約の条件も確認しておきましょう。

非常用コック・手動ポンプなど備えておきたい小物

ウォーターサーバーの水を非常時に活用するために、あわせて用意しておきたい小物があります。

備えておきたい小物
  • 非常用コック・非常用電源ユニット(対応機種の場合)
  • ボトル用の手動ポンプ(ボトルの口径に合うもの)
  • 紙コップ・使い捨ての容器
  • 水を小分けにするための水筒やペットボトル
  • ウェットティッシュ・除菌シート
  • カセットコンロとボンベ(お湯を沸かす用)

非常用の付属品は、どこにしまったか分からなくなりがちです。防災グッズと一緒に保管し、家族全員が場所を知っている状態にしておきましょう。

サーバーの水と保存水・給水タンクの組み合わせ方

ウォーターサーバーだけで、家族全員の1週間分の水をまかなうのは現実的ではありません。ウォーターサーバー・長期保存水・給水タンクの3つを組み合わせるのが、無理のない防災計画です。

たとえば4人家族なら、ウォーターサーバーのボトルで3日分(約36L)を確保し、残りの4日分は5年保存水などの長期保存水で備えます。さらに、給水車から水を受け取るためのポリタンクや折りたたみ式の給水袋を用意しておけば、長期化した断水にも対応しやすくなります。

ウォーターサーバーの水は「ふだんから回しながら備える水」、長期保存水は「最後の砦」と役割を分けておくと、期限管理もしやすく、いざという時に慌てずに済みます。

ウォーターサーバーの防災利用に関するよくある質問

最後に、ウォーターサーバーを防災に活用するときによくある疑問にお答えします。

断水時でもウォーターサーバーは使えますか?

宅配型なら、手元にあるボトルの分だけ使えます。水道とは関係なくボトルの水を使うため、停電していなければ冷水・温水もふだんどおり使えます。一方、浄水型は断水すると新しい水を補充できず、使えるのは給水タンクにためていた分だけです。水道直結型は、水道が止まると水が出なくなります。

停電時にお湯は出ますか?

停電中はお湯も冷水も出ません。加熱・冷却には電気が必要なため、停電中に使えるのは常温水だけです。停電直後はタンク内にしばらく温かいお湯が残っていることもありますが、時間とともに冷めていきます。お湯が必要な場合は、カセットコンロなどで沸かしましょう。

ウォーターサーバーの水は何年くらい保存できますか?

賞味期限はメーカーや水の種類によって異なります。たとえば信濃湧水は未開封でボトル製造日から1年、ピュアハワイアンは製造から1年半としています。クリクラの「クリクラボトル 5.8リットル」は、未開封で直射日光を避けた常温保存なら5年保存に対応しています。賞味期限はボトルのキャップやラベルに記載されているので、届いたら確認しておきましょう。なお、サーバーにセットした後は早めに飲み切る必要があります。

地震でウォーターサーバーが倒れることはありますか?

大きな揺れでは倒れる可能性があります。特にボトルを上にのせる上置き型は重心が高く、揺れの影響を受けやすい構造です。転倒防止ベルトや耐震マットで固定する、寝室や出入り口付近には置かないといった対策をしておきましょう。

災害時でも水の追加注文や配送はしてもらえますか?

メーカーや被災状況によって異なります。自社で配達する体制や全国に製造拠点を持つメーカーは、比較的対応しやすいとされますが、大規模災害時は道路の寸断などでどのメーカーも配送が止まる可能性があります。配送には頼りきらず、ふだんから予備のボトルを多めに持っておくことが大切です。

防災目的なら浄水型と宅配型のどちらを選ぶべきですか?

防災を重視するなら宅配型がおすすめです。ボトルの水をそのまま備蓄でき、断水しても手元の水を使えます。停電時の出水方法が公式に案内されている機種を選べば、停電への備えにもなります。浄水型は月額を抑えやすい反面、断水に弱いため、選ぶ場合は保存水との組み合わせが欠かせません。天然水の宅配型をじっくり比べたい方は、天然水ウォーターサーバーおすすめ人気ランキングも参考にしてみてください。

まとめ|防災も考えるならボトルを備蓄できる宅配型ウォーターサーバーを選ぼう

ウォーターサーバーは、毎日の水を飲みながら自然にローリングストックができる、続けやすい防災の手段です。特にボトルを備蓄できる宅配型は、断水時にも手元の水を使えるのが大きな強みです。

防災目的で選ぶなら、次のポイントを押さえておきましょう。

防災向けウォーターサーバー選びのポイント
  • 停電時に常温水を出せる機種か(上置きのコック式・非常用電源ユニット・非常用コック)
  • 未開封ボトルの賞味期限が長く、分散して保管しやすいか
  • 転倒防止対策がしやすい設置方法か
  • 自社配送や全国の製造拠点など、供給体制が整っているか
  • 1人1日3リットル×最低3日分を、ボトルと保存水で確保できているか

下置き型で停電時も使いたいならコスモウォーター smartプラスNext、交換や保管のしやすさを重視するならフレシャス dewoⅱ、電気なしで常温水を出せて長期保存ボトルも選びたいならクリクラFitが候補になります。浄水型を使う場合は、断水に備えた保存水との組み合わせを忘れないようにしましょう。

ほかのタイプも含めてウォーターサーバー全体を比較したい方は、ウォーターサーバーおすすめランキングもあわせてチェックしてみてください。ふだんの暮らしに合う1台を選んで、無理なく続けられる水の備えを始めましょう。

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